538.98歳で文字を学び、101歳で出版デビュー。ベストセラー作家となる。【出版論第2章】新シリーズ「著作者になる!⑯」

1.全米でもっとも有名な老人の物語

今を生きる。
もし、今日が
人生最後の日だとしたら、
あなたは何をしますか?」
わたしは、人生の最後を家族と過ごす。
わたしは、親しい友と人生を語る。
わたしは、愛する人と人生を過ごす。
わたしは、わたしの友人たちに手紙を残す。
わたしは、美味しいものをたくさん食べる。
人は、明日は、必ず来ると想っている。
しかし、その明日はだれにもわからないもの。
人生の最後の日は、だれにでも当たり前のように、自然に訪れる。
ジョージ・ドーソン101歳。株なし。銀行預金なし。カード類なし。持っているものは、何枚かのシャツとスーツ一着、帽子一個、しかし、シンプルで幸せな人生を送っている。
ジョージは全米でもっとも有名な老人。
読み書きのできなかった老人ジョージは、人によつてはゲットーと呼ばれる地域の、小さな四角い家に一人で生活している。…その老人は、どうにか暮らしていたが、1996年、ある若者がドアをノックした。
その若者は、古い高校の成人基礎教育の講座(読み書きを教える講座)
に参加する人を集めていた。
ジョージは「わしは10年間もひとりぐらしをしてきた。釣りにも飽きたよ。そろそろ読み方でも習おうか」と著者に答えた。
読み方を学んだ老人は、1998年2月1日付『シアトル・タイムズ』に読み方を学んだ老人の記事が掲載され、その記事を呼んだ人々の心を動かしました。
98歳で読み方を学んだ人、ジョージ・ドーソンに関する、1月15日付の記事を今度は、AP通信が取り上げたあと、それらを感激した何百もの読者が彼にカードや手紙を送った。
実際、以後のドーソンの人生そのものが一つの物語になっていく。
奴隷の孫息子ドーソンは、学校に行くかわりに8歳から一家を支えるために、働に出た。10歳で奴隷になっていった。
それが彼の人生だった。
彼の人生の後半は日々釣り生活。
しかし、その釣りに飽き、隠居暮らしにもうんざりすると、彼は読み書きを習おうと思った。
101歳になったドーソンは人種差別の中で、
「わたしは自分のために泣いた。わたしはこの世にあるすべての痛みに泣いた。父さんも目に涙を浮かべ、わたしを抱きしめた。わたしは、この100年間に良いことも、悪いことも全部見てきた。わたしの記憶から消すことはできない」
それを書き残そうと思った。
その5年前の1月18日に、彼は100歳の誕生日を迎えたとき、彼は小学校3年生程度の文章をようやく読み書きができるようになった。彼に何百もの送られた手紙は小さな子どもたちからのものが多かった。
拝啓 ドーンさま
今あなたが字を読めて、わたしはうれしいです。あなが学校を好きでよかった。わたしも好きです。わたしは小学四年生です。
あなたの友だち アレクサ
ドーンさま
ぼくは2ねんせいです。ぼくはウイスコンシンにすんでいます。ぼくがうれしいのは、あなたのあたまが、まだはたらいていることです。100さいのおたんじょうび、おめでとう。
ジミーより
しんあいなるドーソンさま
おたん生日に、あなたが新しいつえをもらえたらいいなあと思って、つえの絵をかきました。とっておいてね。うちのお母さんは、そういう絵を、れいぞうこに貼っておきます。あなたもそうするといいね。
あいをこめて、アマンダ
ドーソンは子どもたちに語る。
「あのさ、世の人びとは100年を長い時間だと思っている。ほとんどの人は、わかっちゃいないね。わしの人生はちっとも長くない。わしには短く思えるんだ。あっという間に過ぎ去った。ただわしは、1日、1日ごとに早くなってくるんだよ」

2001年1月18日、学校の幼いクラスメートに囲まれて、103歳の誕生日祝いがおこなわれた。
もちろん、今でも杖を使わず歩くし、老眼鏡を持っているが、かけたがらない。耳が遠くなっても補聴器をつけない。
そんなドーソン流の頑固さをつらぬきながら、彼は茶色のブックバックで通学し、HBの鉛筆をしっかりと握って文字を書いている。読み書きのレベルは少なくとも小学5年生レベルに到達している。
ドーソンの長い人生は、人種差別。苦痛、貧困、抵抗といった暗い側面の時代にかかわらず、ドーソンは常に「人生っていいもんだ」「一日を大切に、一秒を大切に生きる」という信条をかかげている。

目次
その日、人生の方向が定まった
ドーソン家の物語―南北戦争が終わって
コール農場の思い出
父さんの願い
家族から離れて
リトル家での日々
突然の出来事で家に戻る
野球場での熱狂
旅立ちのとき
列車から飛び降りろ!〔ほか〕


彼の自伝は多くのこどもたちからのファンレターでいっぱい。
「わしは100年も空を見てきた。そして回りには誰もいなくなってしまい、わたしは100歳でひとりぼっちになってしまいました。読み方を習うのはこどもの頃からの夢だった。わたしの、人生の最後の日は、わたしの人生を書き残すことでした…。わたしは人間になった」
1898年テキサス州生まれのジョージ・ドーソンは、家計を助けるため8歳で働きはじめた。祖母のころまでアメリカには奴隷制が残っていたから、黒人差別はまだ激しかった。しかし彼には知恵があり、持ち前の思慮深さ、分別、勇気、そして何よりプライドで人生を切り抜けてきた。98歳のときに高校の成人基礎教育講座で読み書きを習いはじめたが、それが新聞で紹介されて以来、全米で話題の人となったのである。
差別も苦労もあったが、彼は恵まれていた。家庭は愛情と信頼にあふれ、人々は助けあう時代だった。親元を離れてひとり白人の農場で働いたが、父は絶対の信頼感をもって彼に人生を教えた。成人した日。
「おい、独り立ちする用意はできているのか?」
「ああ、父さん、できてると思う」
「よし」
それからの数年間、運試しのアメリカ縦断ひとり旅はスリル満点だ。最初の妻を口説くシーンも彼らしい(彼は4回結婚した)。子どもたちは成績優秀だったが、高校のときに聞かされるまで、「父さんが字が読めないなんて知らなかった」という。
100歳を過ぎた今も、彼はユーモアと楽観主義を忘れない。「彼らは、わたしが読みかたを習う日をひたすら待って人生を送ったと思っている。ぜんぜんちがうんだよ。わたしは、自力でどうこうできないことについては考えなかったんだ」。
“People worry too much. Life is good, just the way it is.(わしはみんなに心配するなと言っているんだ。人生っていいもんだよ、今のこのままで)” (家永光恵)

👇作品、原稿、資料提供 coucou@note作家さんより。ご協力、応援に感謝申し上げます。

👇coucou@note作家さんとの初のコラボnote。見てくださいね。(著作権のお話しバージョン)

2.とっても簡単、知って得する著作権の基本と知識
著作権なんて耳にすると、日本人はすぐにむずかしく考える。
著作権は有名人や専門家だけの特別な権利ではありません。
自分が考えたものを表現したもの、ネット上。SNS等すべて、LINEやメール、noteはもちろん、noteのコメントで書いた文章、打った文章すべてを著作物といいます。
また、文章だけでなく、文字(動書・カリグラフィ)、イラスト、漫画、絵画(人物画・風景画・すべての絵)や写真、映像、音楽なども著作権のある著作物といいます。
著作権によって保護される対象のものを「著作物」といいます。
ですから、わたしたち、すべての人々はこの「著作物」を生活や仕事の中で扱い、利用して生きていることがわかります。
著作権で保護されないものは何かといえば、それは創作性のないもののことをいいます。創作性のあるものは著作権によって保護されますが、ないものは保護されません。ないものというのは「思想や感情」のないものと考えればよいでしょう。
創作性のないものとは、「単なる事実」のこと。
それが、もし新しい発見であったとしても、創作性がなければ「単なる事実」のものとなります。
著作権法第二条一項一号の定義
「思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸・学術・美術または音楽の範囲に属刷るもの」という定義があるように、感情を創作的に表現したものであければ権利にはなりません。
しかし、手紙や文章、メールなどはほとんどが感情を創作的に表現されていますから、著作権という権利があります。
「単なる事実」というのは、たとえば、「令和7年2月12日。わたしは新宿に行き本を買った」これは単なる事実です。
しかし、「令和7年2月12日はとても楽しみ。大好きな本を見つけてみよう!もうわくわくしちゃう!」
これはどうでしょう、人の心や気持ちが充分に表現されているはずです。
おそらく、手紙やメールなども自分の気持ちや感情があるから相手に伝わり、感情のないものは事務的な案内みたいなもので、「単なる事実」になる可能性があります。
「創作性」の意味は、オリジナルであること。「他人のモノマネではない」ということです。
また、アイデアは著作権で保護することはできません。
発明的なアイデアなどは特許庁に出願する特許権や実用新案権で権利を保護するものです。
しかし、ここで誤解が多いのですが、アイデアそのものは著作権の権利はありませんが、そのアイデアを「創作的に表現したもの」、つまり、著作権法の定義にあては まるアイデア表現は著作権で保護されます。
たとえば、アイデアを伝えるためのスケッチ、イラスト、図。そしてそのための写真や映像。パンフレットなどの印刷物や広報物、そしてホームページに掲載されているアイデア表現などのことをいいます。
続く~
文字数5,624文字

※さて、毎回、過去作品ですが。「noteと著作権・noteの著作権」として、お役に立ちますよう5作品ずつご紹介いたします。もうすぐ600作品超えてしまうとバックナンバーから消えてしまいますので、(自分の「記事」には残ります)消える前に5作品ずつ掲載することにしました。その後は過去記事のバックナンバーマガジンを作成して保存します。それまでお時間がありましたら「著作権の基本編」をお読みください。みなさまのお役に立てば幸いです。(※実際に確認したい場合は、800~1000作品投稿している方のnoteをご確認ください。)

ラインスタンプ新作登場~
「noteと言う世界」第3章書くnote「出版論」シリーズを始めました。どうか引き続きお読みください。
また、日々、拘束されている仕事のため、また出張も多く、せっかくいただいているコメントのご返事。お問い合わせメール、お手紙等のお返事がかなり遅れています。しかし、必ず読ませていただいていますのでどうかお許しください。
では、また(月)(水)(金)にお会いいたしましょう。
いつも読んでいただいて心から感謝申し上げます。

※本内容は、シリーズ「noteの世界」というテーマで著作権等を交えて解説、感想及びnoteの素晴らしさをお伝えしていく予定です。
私たちの著作権協会は市民を中心としたボランティア団体です。主な活動は出版と講演会活動を中心として全国の都道府県、市町村の「著作権・肖像権・SNS等を中心」にお伝えし続けています。皆様から頂いた問題点や質問事項そのものが全国で困っている問題でもあり、現場の声、現場の問題点をテーマに取り上げて活動しています。
それらのテーマの一部がこのnoteにしているものです。ぜひ、楽しみながらお読みください。
noteの世界は優れたアーティストの世界です。創作した人たちにはわからないかも知れませんが、それを読む人、見る人、聴く人たちがリアルに反応してくれる場所です。もし、本格的なプロの方々が参入してもこの凄さには勝てないかもしれません。プロもマネのできないnoteの世界。これからも楽しみにして皆様のnoteを読み続けています。
私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な思いをお伝えします。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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