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507.必ず、自分に合った出版社が見つかるはずだよ。僕は面白い本だと思う...」【出版論⑦】

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出版社さんとの付き合い方⑤


 
😢奈落の下には何があるのだろう?
今日は、人生最悪の日。
本当は泣きたい。
もう、立ち上がれない気がした。
先生にも合わす顔がない...。
ああ~なんと言えばいいのだろう?
 
※👆506.「出版論⑥】前号より。

 
私の頭の中は真っ白のまま、
何の言葉も発することもできず、この出版社を後にした...。
 
全くの反論の余地がない...。
まさに、編集長の言う通り。
 
きっと、私はもう立ち上がれないだろう...。
 
なぜだか、近くの公園で初めての自分で書いた原稿を、
読み直しながら涙が止まらなかった...。
 
そう、悔しいとか、怒りなどない。
あまりにもその通りだったからでした。
 
私は自分の書いた原稿に酔いしれ、勝手な妄想と、勝手な自己満足(達成感)、そして勝手な夢を描いていたからでした...。
 
もう、本など二度と書かない...。
何よりも、もう一つ。
わざわざ、私ごときに推薦状まで書いてくれて先生に、ただ、ただ、申し訳ない...。
先生の顔までつぶしてしまったのですから。
 
私は、編集長と会うまでは何の疑いもなく、有頂天でいた...。
今まで、本の売り込みをして、断られたことはあってもこんなに心が傷ついたことはない。だけど、すべては真実、本当のことばかり。
 
そうなんだ、まったくの「読者不在」。
 
 
そして、それから数週間後に私は先生のところに報告に出向いた。
そのときに、もう一人、先生のナンバー2のN本さんが同席した。
 
 
「...で、どうじゃった…」
 
先生はいつものような大きな笑顔で質問してきた。
「いえ、駄目でした...。それにせっかくの先生の推薦状まで頂いたのに先生の顔をつぶしてしまいました。大変、申し訳なく思います...」
 
「ふおっほっほ、顔なんてつぶれちゃあおらんよ...。あいつは見る目がないんじゃよ..」と高笑い。その瞳は、虫眼鏡のような分厚いレンズのメガネの奥は優しく感じた。
 
「なんじゃい‼これからがスタートだよ」と、慰めのような明るい言葉が返って来た。
 
「おい、N本くん、彼の本を見てどう思う...」
どうやら、N本さんは先生に渡した原稿を読んでいてくれたらしい。
そして、彼はこう答えた。
 
「…確かにこの内容を読んで、その編集長の意見は一理ある気がする。だけど、面白いよ。もし、僕があなただったら、この原稿内容で少なくとも3冊から5冊ぐらい書けるぐらいのボリュームがある。1冊に情報を入れ過ぎている感がある。なんか、もったいない気がする...」
 
えっ?
面白いって?
この原稿内容で3冊も5冊にもなるんだ、って?
詰め込み過ぎだって?
 
確かにそうだ..。
 
たった1冊にたくさんの考えや情報が入りすぎている、その通りだ...。
このN本さんは、先生の下でアシスタントもしながら、すでに自分の本を10冊ぐらい出している先輩でもある。
もちろん、私が断られた出版社からも分野は違えど数冊出していて、その編集長とも顔なじみ。
 
 
「…だけど、彼はなんでそんな言い方をしたんだろうな?駄目なら駄目でいいし、そんな人じゃあないんだけどな...。だけどね、僕だって毎月数社、年間に数十社売り込み続けているんですよ。現実はね、なかなか出版は、決まらないけれど、その出版社によってまるで考え方が違うし、求めているものも違う。それに、書いたら終わりじゃあないですよ。何度も何度も書き直して、修整して、断られるたびに内容を変えて行っている。だから、あなただって、同じ。きっと、自分に合った出版社が見つかるはずだよ。僕は面白い本だと思う...」
 
なんという天の声なんだろう?
 
あれから数週間、悪夢が続き。
もう、本なんて二度と書かない、と思っていたのだが、
凄い言葉をいただいた気がする。
 
月に3社の売り込みを続ければ1年間で36か所、36社に売り込んでいる。
そんなに努力をし続けているN本さん。
そう、爪の垢でも煎じて飲まねばならない。
歳は同級生だが、この世界では、大先輩。
 
こんな素晴らしい師が二人で私の本を褒めてくれた...。
 
なにか、それだけで一瞬に悪夢が消え去ってしまった...。
 
そして数か月かけて、出版社の編集長とN本さんに言われたこと。
先生に励まされた勇気で再びペンを握る。
1冊の本を3冊分に分けて、3種類にして、読者に伝わるように、読み手を意識してすべてを書き直すことにした。
そして、完成したら再び二人の先生に読んでもらって、喜んでもらいたいと願った...。
 
この二人の読者だけのために書き続けた...。
 
そして、私は、月に3か所、1年間に36か所に売り込む覚悟と何度でも書き直す決心をした。そして、いよいよ、はじめての出版?しかし、またまた考えられないことが次々と起こり始めた….。
 
せつかく出版が決まったのに、「…謝罪した方がいい。正直に伝えた方がいい...。」さすがのN本さんを驚かす事態が発生してしまった...。
 



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※さて、毎回、過去作品ですが。「noteと著作権・noteの著作権」として、お役に立ちますよう5作品ずつご紹介いたします。もうすぐ600作品超えてしまうとバックナンバーから消えてしまいますので、(自分の「記事」には残ります)消える前に5作品ずつ掲載することにしました。その後は過去記事のバックナンバーマガジンを作成して保存します。それまでお時間がありましたら「著作権の基本編」をお読みください。みなさまのお役に立てば幸いです。


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ラインスタンプ新作登場~


「noteと言う世界」第3章書くnote「出版論」シリーズを始めました。どうか引き続きお読みください。
また、日々、拘束されている仕事のため、また出張も多く、せっかくいただいているコメントのご返事。お問い合わせメール、お手紙等のお返事がかなり遅れています。しかし、必ず読ませていただいて、翌週には必ずご返事させていただいていますのでどうかお許しください。

では、また(月)(水)(金)にお会いいたしましょう。
いつも読んでいただいて心から感謝申し上げます。


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※本内容は、シリーズ「noteの世界」というテーマで著作権等を交えて解説、感想及びnoteの素晴らしさをお伝えしていく予定です。
私たちの著作権協会は市民を中心としたボランティア団体です。主な活動は出版と講演会活動を中心として全国の都道府県、市町村の「著作権・肖像権・SNS等を中心」にお伝えし続けています。皆様から頂いた問題点や質問事項そのものが全国で困っている問題でもあり、現場の声、現場の問題点をテーマに取り上げて活動しています。
それらのテーマの一部がこのnoteにしているものです。ぜひ、楽しみながらお読みください。
noteの世界は優れたアーティストの世界です。創作した人たちにはわからないかも知れませんが、それを読む人、見る人、聴く人たちがリアルに反応してくれる場所です。もし、本格的なプロの方々が参入してもこの凄さには勝てないかもしれません。プロもマネのできないnoteの世界。これからも楽しみにして皆様のnoteを読み続けています。

私たち著作権協会では専門的なことはその方々にお任せして、さらに大切な思いをお伝えします。
本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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