86.写真にはマナーがあるんだよ!
1.スマホ・デジカメ写真にはマナーがある。
昔の写真家が、誰もがカメラを持っている現在の世の中を見たら驚くことでしょうね。
古の時代にカメラといえば、高価なもので一般の人には高嶺の花でした。
それに、写真を撮影する人はカメラマンと呼ばれる専門家でした。
カメラが普及し、やがてデジカメが生まれ、ケータイカメラが登場すると、専門家顔負けの写真を誰もが上手く、美しく撮影できるようになり、パソコンで簡単に画像処理、加工できるようになりました。

まさに一億総カメラマン時代、一億総著作者時代です。
街のいたるところで人々がスマホを持ち歩いています。
好きな場面の写真を撮り、レストランに入れば注文した料理を撮り、風景を撮り、あらゆるものを簡単に撮影できるようになりました。
そして、撮影した写真や映像を自分のホームページやブログ、ツィッター、インスタグラム、フェイスブックのSNS投稿等に掲載しています。
しかし、残念ながら、そのほとんどが著作権侵害、肖像権侵害、プライバシー侵害、個人情報保護法違反となっています。
いったい、なぜでしょう?
それは、撮影した本人が、その写真や映像の権利者であると勘違いしてしまっているからです。
勘違いしてもかまわないのですが、
忘れてはならないのが撮影する場合のマナーです。
他人を撮影する場合は、
「撮ってもよろしいですか?」
「こんな感じに撮れました」
「この写真を私のフェイスブックに掲載しても良いですか?」
と、必ず相手に確認をとることです。
このマナーが守れないから、無断使用、無許可の掲載になってしまい、トラブルへと発展してしまうのです。
写真や映像は、撮影した人に著作権が発生し、撮影された人には肖像権が発生し、権利(著作権法第二条一項)で守られているものなのです。

2.メールとSNSの違いは何でしょう?
昔は写真を他人に渡す場合、プリントが主流でしたが、現在は撮影した写真をメールやラインで送ることができます(フェイスブック・LINEも含まれます)。
SNSでも簡単に送れるため、それぞれの用途に合わせて送ります。
メールは添付して特定の人に送るのに対して、SNSへのアップロードは、不特定多数の人が相手となります。
気をつけないと、見ず知らずの人までが勝手に使用できてしまいます。
個人間のメールは「私的利用の範囲」といえますが、フェイスブックやLINEなどのSNS投稿など不特定多数が相手となる場合は、「私的利用の範囲」を越えたものになります。
同じSNSでも見せたい人だけの「公開設定」で少数範囲を限定すれば拡散を防ぐ手立てとなるはずです。
それをしないならば、SNS等にはアップしないことです。
写真の拡散は、人から人へ自分の意図しない人のところに届き、勝手に利用される恐れがあるので、メールとSNSを同じと考えて使用すると、トラブルの引き金になる危険性があるからです。

特非)著作権協会です、みなさん、ごきげんよう!
SNS投稿は怖い…。
でも、楽しい!
つい、数年前、SNS投稿の女性の写真があり、拡大し、目の中の瞳にうつる画面で場所が特定されてしまったトラブルがありました。
確かに瞳の黒い部分に建物がしっかりと映り位置が特定できます。
誰もが子ども自慢、孫自慢。
可愛らしい、愛らしい子どもたちは誰が見ても可愛い。
でもね、その写真が転売されて商売になっているのを知っていますか?
盗撮モノや女性を狙った写真も同じですが、まさか子どもたちの写真まで売られているとは夢にまで思いませんでした。
日本は約1億3000万人いる人口の中で、わずか、数十万人、数百万人の変質者がその商売相手なのです。
困ったものです。
自分の可愛い、子どもたちやお孫さんたちの画像が知らないところで売買されているなんて、とても薄気味悪いものです。
このように他人を映した写真や画像を安易にSNS等に投稿するのはとても嫌な危険なことですので、要注意!赤ちゃんだって「肖像権」がありますし、撮影した人には「著作権」のあるものですから。
さらに、記念写真などもSNS投稿は花盛り。
注意している人は、「Vサイン」を止めるようにしているのを知っていますか?または「逆Vサイン(指紋を見せない)」をしている人たちは気づいているようですが、「指紋認証」まで簡単にできてしまうのです。スマホの画面でも拡大して内容がわかってしまいます。
政治家が国会審議中にスマホをいじっていたらその内容がわかってしまった、というようにどこで誰が見ているのかわからない時代となりました。
まずは、写真や映像はマナーから守りましょうね。
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