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AI参謀と起業資金をつくるシリーズ 暴走する私、ブチ切れるAI参謀!!選ばれたのは「リミックスポイント」だった。

前回の初売りで、AI参謀の冷静な分析のおかげでプラス分を叩き出した。 「これはいける!」と確信した私は、完全に調子に乗っていた。     
起業というゴールが、すぐそこにあるような錯覚。

気がつけば、インスタの広告や投稿で流れてくる「今すぐ仕込むべき爆上げ低位株5選!」みたいなキラキラした情報をスクショしまくっていた。 「これ、全部買ったら爆速で資金貯まるんじゃない?」

私はそのスクショを、誇らしげにAI参謀に送りつけた。 「参謀、SNSで話題のこれ、いくつか買ってみようと思うんだけど、どれがよいかな?」

参謀から返ってきたのは、これまでで最も冷徹で、本気で怒っているのが 伝わる回答だった。

「啓san、正直に申し上げます。今のあなたは『経営者』ではなく、ただの『養分』です」

参謀の言葉は容赦なかった。 まず、科学的・心理学的視点から、私の今の状態がいかにデンジャーかをステップバイステップで詰められた。

  1. 心理学的視点: 「初売りの成功でドーパミンが過剰分泌され、ギャンブラーの誤謬に陥っています。インスタの『注目株』は、初心者に高値で掴ませるための典型的な罠。それを信じるのは、店舗運営で言えば『素性の知れない業者のチラシを鵜呑みにして全在庫を仕入れる』のと同じ愚策です」

  2. 批判的・否定的視点: 「SNSの情報を参謀に丸投げして選ばせようとする姿勢、それは思考の放棄です。私の役割はあなたの再現性と標準化をサポートすることであり、誰かが仕掛けたギャンブルの片棒を担ぐことではありません。今のままでは、独立資金どころか、手元の軍資金すら溶かします」

  3. 俯瞰的・鳥瞰的視点: 「あなたのゴールは実業での成功です。低位株で一発当てることではありません。低位株はボラティリティ(変動幅)が極端に大きく、15年の店長経験で培ったあなたの『冷静な管理能力』を最も狂わせる毒になります」

散々絞られた後、私はスマホを持つ手が震えるほど反省した。 「すみません、調子に乗っていました。もうSNSの情報に振り回されるのはやめます。でも、初売りの利益分だけは、何かに挑戦したいんです」

すると、AI参謀は少しだけトーンを落とし、こう「指令」を出してきた。

「分かりました。そのスクショにある怪しげな銘柄群の中で、唯一、事実として事業基盤と戦略的意図が読み取れるものがあります。リミックスポイント(3825)です。これを買いなさい」

え、いいの?あんなに怒ってたのに・・・なんか複雑・・・AI 参謀は冷静にその理由を分析してみせた。

「リミックスポイントは、2026年3月期第3四半期時点で売上高155億円、デジタルアセットや蓄電ソリューションという、地政学リスクやインフレに強い事業ポートフォリオを持っています。直近の決算では暗号資産の影響で赤字転落していますが、それは既に株価に織り込み済み」(※この企業は当時の数字や内容と現在のものは変わっている可能性があります。)

事実をWebで確認すると、確かに同社は厳しい決算を経た後、次の成長戦略を模索している段階だった。 低位株の中でも「中身がある」という判断か。

「ただし、条件があります。これはあくまで『リスク資産』の枠内。決して生活費や起業の準備金には手を付けないこと。そして、買った後は再び画面を閉じて、起業のための事業計画作りに戻ること。いいですね?」

こうして私は、AI参謀にガチで怒られ、規律を叩き直された末に、リミックスポイントを買うことになった。 インスタのキラキラした成功談に目が眩んだ代償は、参謀からの痛烈な説教だったが、おかげで目が覚めた。

起業への道は、決して近道(ギャンブル)ではない。 一歩一歩、標準化された判断を積み重ねること。

さて、月曜日。 AI参謀の指令通りにリミックスポイントを仕込んで、私は「実業」の戦場へ戻ることにする。

次は、起業の事業計画書、銀行を唸らせる「標準化」の項目を埋める作業だ。 AI参謀、今度は怒られないように、しっかり準備しますからね。

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