【朔とつくる】AIと絵本を作ったら、思ったよりずっと会議だった話
はしょって書いたのに長いです…
3500文字は読まなくていいです…🫠
子どもの頃、『カラスのパンやさん』が好きでした。
あのいろんな形のパンがページいっぱいに
並んでいるのを見るのが大好き🥰でした。
何度もそのページを開いて眺めていた記憶があります。
勝手にリンクを張ってはダメそうなので、
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「ページを開いたときにワクワクして、
見ているだけで楽しいページを作りたい」
そんな絵本を書きたいと思ったのです。
視能訓練士として思っていたこと
絵本を作りたいと思った理由は、もう一つあります。
弱視のお子さんには細かいものを見てほしいんです。
細かい絵の中から何かを探したり、
気になるものを見つけたり。
そこで思いついたのがあのパンのページ🍞です。
あのページが細かいもの見るのにいいなと。
もちろん、今回作った絵本は
訓練のための本とはいえないです。
でも、
ページの中をじっくり見たり、
「あ、こんなのがある」と見つけたりと、
楽しめる本にならないかなと🙂
今回の絵本には、
少しだけそんな気持ちも入っていたりします。
まず問題。3歳ってどのくらい?
以前に3歳児健診をテーマにした
視力検査の絵本を作ったことと、考えていた内容も
3歳くらいから読めるものをイメージしました。
ただ、ここで問題😟
僕には子どもがいません。
視能訓練士の勉強では子どもの発達について
学びましたし、保育実習も経験しています。
でも、それはあくまで授業や実習の中でです。
実際に家で子どもがどんな絵本を読んでいるのか。
どのくらいの絵、文字なら見やすいのか。
ぜんぜんわかりません😵💫
本屋にいっても、種類が多くてわかりません。
そこで朔の出番。
「3歳くらいの子向けの絵本って、どんな感じ?」
朔は、
「余白多め・主役は大きめ・背景は必要な分だけです」
と教えてくれます。
なるほど。
それなら、途中にはあまり描かず、
最後だけ細かく描けばいいか🥱
簡単に朔に描いてもらって、文も少なくていいかも。
「ふふ、簡単だね」この時はそう思っていました。
絵本より先に会議が始まる
まずは物語の流れを朔に説明します。
ところが、実際に始まったのは
絵を描いてくれるのでなく会議🙋です。
まずは何ページ、ページ構成の切り方とか。
「ここでページをめくった方が気になるかも」
「この場面は見開きにした方がよさそう」。
絵の雰囲気、デザインの種類はどうするのとか。
そういうのを、まず決めていこうと朔に言われます。
気が付けば、朔と結構な時間の編集会議を経て😦
絵を描く前に📖絵本の設計図ができました。

ここで1ページずつ、誰が何をして、背景は何で、
どんなおもちゃが置いてあってと決めていきました。
この後、この設定が問題⚡になります。
絵本を作る前にキャラクターを作る
さて、いよいよ絵を描いてもらおう。
……とはなりません。また設定会議です
次に始まったのは、ノクトとルクスの設定です。
色鉛筆で描いたようなやわらかいタッチの
ノクトとルクスにアレンジです。
エプロンつけて、デザインして、
ここは慣れたものです。
必要なのはキャラクターシートだよね〜

ここで終わればよかったのですが、
当然終わりません…
もっと細かい設定です。
お店の外観🏠。細かい色や飾りまで。
棚の形は?何段で何が置いてあって。
おもちゃ🧸🐰🚂は何を出すのか?
そんなに思いつかないし。
話し始めると次々に決めることが出てきます。
これっていくつ決めるんですかね⋯🤮
永遠に終わらない?
必要なことは、「絵本を作る」ではなく、
「絵本に出てくる世界を作る」ことなんですね。
(いいこと言った!✨ここだけ覚えていって!)

ここから絵本のページつくりです
キャラクターが決まりました。
それなら、いよいよページを作っていきます。
……と思ったのですが、
今度は描いてもらうための準備が必要でした。
朔に描いてもらうにも、
思ったとおりには描いてくれません⋯
そこでちゃんとつくるのに絵のパーツを作って、
パズル🧩みたいに組み合わせていこうと考えます。
ノクトとルクスはポーズがページごとに違うし、
背景も必要です。
そして、棚も箱も必要。小物も必要。
気付けば、必要なものだらけです。
これを、一つずつ描いてもらうことにしました🫤
ここで朔は小物工場で
パーツづくりに励んでくれています。


そして出来上がった部品を
Canvaで1ページごとに合わせていきます。
背景の上に、おもちゃを置く。
ノクトたちを配置、影をつけたり。

やってみると、違和感があります🤔
完璧にはならないのはわかるけど、
つい直したくなる。
そこで今度は、
出来上がったページを朔に渡して、
「このページを一枚の絵として描き直して」
という作業を始めました…
描いてもらうことで、
同じ構図でも一気に絵本らしくなりました。
「余白が大事」って言ったよね?
絵本のページを作り始めて、
しばらくすると、さっきの設定会議での問題が発生。
原因は朔です👎。きっと朔です💦
朔はこう言ってた。
「3歳向けなら余白を大事にしましょう」
設定どおりに組んだページを見ると、
なんだか細かくて何がメインなのか
わからない気がしてきます…
チャット内の僕と朔の会話抜粋⤵️


言ってることが毎回ちがうじゃん⋯
そんなやり取りが、ほぼ毎ページ続きました😵💫
今思うと、
あれは朔との議論というより、
正解のない問題を二人で悩んでいた時間だったのかも。
それでも、議論をを繰り返して、
少しずつ中間地点を探していきました。
結局最後は、
僕と朔の意見を半分ずつ混ぜたような
ページになったと思います。
これでいいんでしょうか。
正解がいまだにわからないままです⋯😟
最後の見せ場が決まらない
そして最後の見せ場だけがしっくりきません。
絵本の中で自分にとって一番大事なページです。
たくさんのおもちゃが並んでいて、
「わぁ!」となる場面です。
でも、自分が子どもの頃に感じた
あの「いっぱい並んでいて楽しい感じ」が
出てこないのです。(大人になったからか?)

何がなんだか、正解なのかわからなくなってきます。
そしてある日、
決まらないので放置…👋
創作あるあるです。
(自分はよくあること…)
半月ほど経って、さすがにもう時間ないかもと。
また朔と相談を始めます。
「ここはこうしたら?」
「やっぱり前の方がいいかも」
そんな話を繰り返して、
ようやく一枚にまとまりました。
今見返しても、
あのページが正解だったのかはわかりません。
でも少なくとも、
子どもの頃の自分が見たら、
たぶん😅じっくり眺めてくれるでしょう。
完成……ではなかった
どうにか最後の見せ場も決まりました。
これでようやく絵本の完成です。
ところが、全ページがそろって初めて気づきます🤨
ノクトの毛並みが気になります。
直してもらいます。
しっぽが気になります。
直してもらいます。
完成…
たぶん。
また気づいてしまいます。
今度は、文字の大きさが違います。
書体、白枠も違います。
一冊の本として見ると、意外と気になります。
もちろん朔にも直してもらいます。
でも、なかなか思うようにそろいません。
そこで登場したのがCanvaです!
新しく追加された「マジックレイヤー」
これがすごい!🙌
※PR案件ではありません。
イラストの中から文字だけを選択できて変えられます。
いやー便利としか言いようがない…😀
おかげで文字を整えることができました。
これで本当に完成です。
たぶん。
そんなことを繰り返しているうちに、
だんだん「完成」という言葉が
わからなくなってきました。
創作をする人ならわかるかもしれません。
完成したつもりなのに、
次の日に見ると気になるところが見つかるのです。
だから最後は、
「今の自分ができるのはここまでだな、これでよし。」
完璧だから完成したのではなく、
これ以上は直せないと思えたから完成にしました。

AIなら一瞬でできると思っていた
いつもの流れでまとめをいきましょう…👇
絵本を作ろうと思った時、
正直に言うと、もっと簡単にできると思ってました。
(自分が成長してないのか?)
振り返ると、
絵を描いていた時間より、
編集会議&相談していた時間の方が
だいぶ長かった😟
それでも、
何もないところから一緒に考えて、
悩んで、
直して、
少しずつ形にしていく。
このできていく感じが楽しいん✨です。
だから今回も朔が描いた絵本ではなく、
朔と一緒に作った絵本になったと思います。
たぶんこれからも、
朔とは同じように揉めながら作るのでしょう。
だって、いい感じにそれっぽく違うこと言うから⋯😑
そんなわけで、
『ノクトとルクスのおもちゃやさん』は完成。
子どもの頃の自分が
『カラスのパンやさん』を何度も眺めていたように、
誰かにとって、
何度も開きたくなる一冊になったらうれしいです🤭
今回作った絵本はこちらです⤵️
※長めの制作記録はこちら⤵️
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