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tibihime
報酬改定が招いた「解雇」急増の波
先日、驚くべきニュースが飛び込んできました。
A型事業所で働いている身として他人事ではありません。
2024年度に解雇された障害者の数が9,312人と、前年度の3.8倍に急増し、過去最多を記録したというのです。
経営に問題がある事業者の排除・改善を狙った国の報酬見直しによって事業の閉鎖や縮小を迫られたケースが増えたとみられる。
再就職も進んでいない。
厚生労働省によると、ハローワークに届け出のあった障害者の解雇者数はこれまで01年度の4017人が最多だった。
この数字の背後には、国の就労継続支援A型事業所の報酬改定が大きく影響しています。
以前の報酬体系は、生産性が低い事業所でも報酬が得られる仕組み。
これを改善するため、厚生労働省は事業所の生産性を重視した「スコア表」の評価を厳格化
成果を上げていない事業所は淘汰される方向へと舵を切った。
一見すると、この政策は「生産性の向上」を促す、合理的なもの。
しかし、現実は厳格化によって、多くの事業所が閉鎖や規模縮小を余儀なくされ、
結果として多くの障害者が働く場所を失ってしまいました。
事業所の減少は、単に職を失うこと以上の深刻な問題を引き起こします。
過去に一般企業で働いてきたスキルのあるメンバーが実はA型事業所には多いのです。
もし、そんな障害のある方が職を失い、再就職先が見つからなければ、生活は立ち行かなくなります。
最悪の場合、生活保護の受給を検討せざるを得ない状況に陥るかもしれません。うつ病になることは、地に落ちることになります。
今回の報酬改定は、短期的には不適切な事業所を排除できたかもしれません。
長期的には多くの障害者から働く機会と就労意欲を奪いかねない、大きなリスクとなります。
もちろん、事業所の質を向上させること自体は重要です。
