02 バレなければいい嘘なのか
まだ過去の呪いから抜け出せていない私。
だから、このことを書く。
そもそも、大学受験の大事な時期。高校3年の12月の出来事。
第3話でも書いているが、親に嘘をついて「勉強会」と言って泊まりに行ったこの事実。
これを2年間黙っていた。
というか、この事実を本人が言ってきたのではなく、たまたま我々が知ってしまったのだ。
これって、バレなかったら、今でも私たちは知らない可能性がある。
しかし、何に対してこんなに腹が立つというか、憤りを感じるというか……
12月って、共通テストの1ヶ月前(正確には1ヶ月を切っていた)だよ。
私たちだって、外出する際はインフルやコロナにならないように気を遣って、できるだけ外出も控えて、万全の体制で受験を迎えられるようにしていたのに。
当の本人は、東京まで、しかも一人で行き、向こうで推し仲間と合流して、大きなイベント会場(何万人クラス)に行って、しっかり遊んでいた。
しかも、飛行機に乗り遅れて夜行バスで帰ってきている(これも後から知った話)。
一泊どころか二泊いないことになっているのに、「勉強が!勉強が!」と、勉強を理由に嘘に嘘を重ねて、当時の私は信じてしまっていた。
普通、そんな大事な時期に、嘘をついて遊びに行くなんて思いもしないから。
この件も、しっかりした謝罪は一度もない。
娘からしたら、当時(2年後に発覚した時)は「何が悪いの?気分転換しただけ。今しかできないことをしただけ」という認識。
そして、このことが発覚して数年経った今でも、「あれのどこが悪いのか?」と言う。
嘘をつく行為が悪いことだと、理解できていない。
人間だから、まったく嘘をつかない人なんていないと思う。正直。
どうしてもつかないといけない嘘も、世の中にはあるんだと思う。
でも、ついていい嘘と、ついてはいけない嘘がある。
嘘をつくことの怖さを、娘はわかっていない。
そんな話。
