その66 ポポロン
拝啓
あなたがまだ販売されているならば、中のチョコレートが溶けてしまうのではないかと思うほど、季節は暑い初夏を迎えようとしております。
確かあれは2015年…
突然あなたは全国のお菓子コーナーからいなくなりましたね…
はっきりとした理由も聞かされず、当時の私は本当にショックでした…
あれから約10年間…
あなたの代わりを探そうと、スーパーやコンビニ、お菓子専門店などをいくつもまわりました。
これまで、出会いは何度かありました。
しかし、どれも口に入れた瞬間、シューが柔らかすぎ食感が違かったり、中のチョコレートの風味が全く違うものばかりでした。
何度も何度も裏切られ続けて…
年月が過ぎ
つい先日の出来事でした。
あるお店のお菓子コーナーで、彼と出会いました。
(写真、同封しますね)

お分かりの通り、デザイン等あなたとは全く違いますよね。
どうせ、また他の方と同じなんだろうと正直思ってました。
ただ、初めてお会いした方でしたので、私は彼を連れて帰る事にしました。
何日か経ったある日…
テレビを観ていて、急に甘い物が食べたくなった私は、先日連れて帰り忘れていた彼を開封し、無意識に口の中に放り込んだのです。
えっ!?
嘘っ!?
この食感!
この味って!
こ、これって!!
その瞬間、私の脳内に電気が走り、あのメロディーが鳴り響いたの!!
🎵ポポロンロンロン、ポポロンロン🎵
あ、あなたポポロンなの!?
彼は何も答えてくれない…
この出来事で、忘れかけていたあなたとの思い出が溢れ出てきました。
今何処で何をしているのかもわかりませんが、この手紙があなたに届く事を祈ってます。
ポポロン…
元気でいてくださいね。
追伸
あなたと仲の良かった「アポロ」や「コーヒービート」も何とか元気にやってます。
あ、「チョコベビー」も会いたがってましたよ。
こちらも読んでいただけたら嬉しいです。
