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【映画感想】《名無し》セリフ数は少なくても感情がなだれ込んでくる佐藤二朗さんの演技【ラストシーン考察あり】

佐藤二朗さん主演の《名無し》。

佐藤二朗さんが好きなので、公開前から気になっていました!

公開日の今日に観てきました。

人生について考えるきっかけになる、観てよかったと思える作品でした。

面白かったポイントを記載します。


■セリフ数は少なくても感情がなだれ込んでくる佐藤二朗さんの演技

なんと言っても佐藤二朗さんの演技が素敵です。

セリフ数が少ないのに、驚くほど感情がなだれ込んできます。

・絶望のむせび泣き

・嬉しいときの、ふふっという感じ

観ているだけで、感情がどんどん自分に流れ込んできます。

■見えない凶器の発想が面白い

凶器が見えないというのは影像として分かりにくいのでは、と想像していましたが、逆に新しい映像体験でした。

凶器が見えないからこそ、余計に恐怖を感じました。

■人との繋がりの物語だと感じた

主人公は特殊な能力があって、右手で人に触れられません。

ですが、人とは繋がっていたい気持ちは当然ある。

もしこの人にこの能力が無ければ、普通に幸せになっていたんではないか…と思うと余計に辛いです。

(以降、ネタバレを含みます。

鑑賞後にご覧ください。)









■子を持つ親の気持ち

主人公が親になるとわかって、ワクワクしてカレンダーにバツをつけていくシーンが個人的にとても好きでした。

私も親なので、

「そうそう、この生まれる前の名前考えているときってたのしいよね〜」

と共感できました。

これを、セリフほとんどなく演技のみで感じさせられるのはさすがだな、と思いました。

■ラストシーンは特に感慨深い

ラストシーンで刑事と対面し、山田太郎が笑うシーンでは、恐ろしいほど太郎の気持ちが分かってしまった気がしました。

「僕にも繋がりがあったんだ。嬉しい。」

と思って、とても嬉しかったのではないか、と思いました。

こんな形でしか、人とのつながりを感じられない主人公がかわいそうに思い、いたたまれなくなりました。

観てよかったです。

家に帰ったら子供抱きしめてあげようと思いました。

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