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GR IVは高い?『後悔したくない』を正当化するために考えたこと

正直に言います。GR IV、高いです。
約20万円。コンパクトデジタルカメラに、この金額。冷静に考えると、なかなかの出費です。

「後悔したくない」「失敗したくない」。高い買い物ほど、この気持ちは強くなる。今日は、そんな僕がこの出費とどう向き合い、どうやって自分を納得させたのか。
その、あまりにもかっこよくない全記録を書きます。

そもそもGR IVは「高い」のか

まず、この問いから逃げられない。


いや、普通に高いでしょ?
カメラやレンズのうん十万円、この性能なら安いね。とか、カメラ界隈バグってる。

コンデジという枠で見れば、間違いなく高額の部類でしょう。スマホのカメラが年々進化する時代に、単焦点のコンパクト機に20万円。人によっては「正気か」と思う金額と思います。


でも、APS-Cセンサー、圧倒的な起動の速さ、ポケットに入るサイズ、そしてあの写り。「毎日持ち歩けて、本気の一枚が撮れるカメラ」と考えると、話は少し変わってくる。高いのは事実。でも、価値がないわけじゃない。

GR3を手放した過去、あの写りとコンパクトさで写真生活を楽しみたい。発売発表があってから僕の心は揺れていました。


当たってしまったら気持ちは前のめり

そんな折、GR IVは抽選販売でした。人気で簡単には買えない。だから正直、こう思ってたんです。「どうせ当たらないよ。参加だけしよう。」

その日は、仕事帰りの電車の中でした。なんとなくスマホを開いて、メールを確認する。いつもの習慣。揺れる車内、疲れでぼんやりした頭。
件名が目に入った瞬間、一気に目が覚めました。


★当選★


思わず「ゔぇっ」と声が出た。
周りの乗客が一瞬こっちを見た気がする。心臓がドクンと跳ねて、そこから鼓動が速くなっていくのが自分でもわかった。スマホを持つ手に、じわっと力が入る。何度も件名を読み返す。見間違いじゃない。本当に、当たってる。


当たらないと思っていたからこそ、その瞬間に気持ちが完全に前のめりになってしまった。「これは運命だ」「呼ばれている」。

あとはもう、どう資金を用意するか。その一点のみ。


下取り機材をかき集める

とはいえ、20万円がぽんと出てくるわけじゃない。


まずやったのは、使わなくなった機材の棚卸し。防湿庫を開けて、奥のほうから機材を掘り起こしていく。「最近こいつ、持ち出してないな」「これはもう役目を終えたかな」。ひとつずつ手に取っては、下取り価格を調べる。


「どの組み合わせなら、納得できるか」。これを、何度シミュレーションしたことか。この機材を残してあれを出すか、いや逆か。合計額を出して、また崩して組み直す。「これとこれを手放せば、実質〇万円」。その数字を少しでも下げるために、防湿庫の前で唸ってました。


手放すのは、正直寂しい。
でも、使っていない機材を抱えているより、今ときめいているものに変えたほうがいい。そう何度も自分に言い聞かせて、資金をかき集めました。


家族への説明という最難関

そして、本当のラスボスがここ。
妻への説明です。

価格でも、抽選でも、資金繰りでもない。一番のハードルは、いつだってここ。カメラ好き既婚者なら、深く頷いてもらえるはず。

だって妻はカメラオタクじゃないからね。


切り出すタイミングを、何日もうかがいました。機嫌のいい日はいつか。外食のあとか、それとも週末か。頭の中で何度もシミュレーションする。あの当選メールを見たときとは、また違う種類の心臓のドキドキ。あれが「歓喜」の鼓動なら、こっちは完全に「緊張」の鼓動。

同じ心拍数でも、意味がまるで違う。


「あのさ……実は……」。切り出す第一声の、喉の渇き(笑)。

「下取りに出すから、実質そんなにかからないよ。」
「抽選に当たるって、奇跡でさ。」
「これでしばらく新しいカメラは買わないから(?)」



購入プロセスで一番ヒリヒリする場面かもしれません。

後悔しないために、心に決めたこと

こうして、いろんなものを乗り越えて手に入れたGR IV。抽選に当たって、機材を手放して、ここまでして買ったからには、と、ひとつ心に決めたことがあります。


とにかく、使い倒す。

高いカメラを後悔する一番の原因は、「思ったより使わなかった」だと思う。
防湿庫の肥やしにした瞬間、その金額は「無駄」に変わる。逆に、毎日持ち歩いて、シャッターを切りまくれば、一枚あたりのコストはどんどん下がっていく。使えば使うほど、元が取れていく。


だから僕は通勤時間が30分以内だろうが、ちょっとのお出かけだろうがGR IVを毎日カバンに入れている。コンパクトだからそれができる。この機動力こそ、20万円を正当化する最大のメリットだ。


結局、正当化できたのか?

長々と書いてきましたが、結論です。

20万円が高いか安いかは、金額だけでは決まらない。どれだけ使うか、どれだけ愛せるか、どれだけ自分の生活に溶け込むか。そこまで含めて、初めて「価値」が決まる。

あの日、電車で当選メールを見て高鳴った心臓。防湿庫の前で唸った夜。妻に切り出したときの緊張。全部ひっくるめて、このカメラの物語。何言ってんだ。

ここまでして手に入れたカメラを、使わないわけがない。


カメラを買うとき、どうやって自分を納得させてますか?


ぜひコメントで教えてください。


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