シリーズ 122
ある朝、家族を見送ろうとベランダに出た時のことです。
ふと下を見ると、庭先のプランターに「何かいるような…?」そんな気配を感じました。
よく目を凝らしてみると、そこには野良猫さんが。
周りの草や土の色に自然に溶け込んでいて、まるでカメレオンのようにすっぽり収まっていました。あまりにも馴染んでいたので、近くで見ても置物のように見えるほどでした。
猫さんは気持ちよさそうに日向ぼっこをしていて、私はそっと上から見守るだけにしました。最近たまに見かける子なのですが、安心してくつろげる場所を見つけられたのなら、なんだか嬉しくなります。
家族も猫さんの存在には気づいていたようでしたが、誰も声はかけず、静かに手を振って出かけていきました。
朝の小さな、微笑ましいひとときでした。
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