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Vol.89:初めてのケアマネ業務で、忘れられない失敗をした

〜初めての個別支援で学んだ事〜🌿

Vol.88では、
「相談できる人になるには何が必要なのか」について書きました。

話しやすさ。
否定しないこと。
相手の背景を理解すること。

そんなことを書きました。

そして今回は、
自分が実際に経験した失敗について書きます。
正直、かなり忘れられない経験です。

【1】初めてのケアプラン作成案件

今年度から地域包括支援センターで働き始め、初めてケアプラン作成になるかもしれない方に、初回面談から関わらせていただきました。
これまで生活困窮分野で相談援助の経験はありましたが、介護保険分野は、まだまだ勉強中です。

そんな中で、

「早く本人を助けたい」

という気持ちが先に動いたケースがありました。

【2】制度理解が浅いまま、先に動いてしまった

介護保険では、
申請後、認定調査や審査を経て、
要支援・要介護認定が決まります。
ただ、私は

「申請したら、すぐサービスが使える」

という理解だけが先行していました。
その結果、まだ一次判定も出ていない段階で、
支援・介護認定が出ないと利用できない福祉用具について、業者さんとの調整を進めてしまいました。

【3】結果的に‥

結果的には、その方は非該当の可能性が高いとのことでした。
その事からご本人には丁寧に説明を行い、裏では主任ケアマネの先輩、福祉用具事業者の先輩にも支えていただいたことで、再度調整をかけていく方向で進めていくという事で落ち着きそうです。
ですが、この経験を通して強く感じたことがあります。

「何とか助けたい」
「早く動かなければ」

そう思って動いた支援が、結果として本人を困らせてしまう可能性もあるということです。

認定が出る前提でサービス調整を進めれば、
もし非該当となった場合、ご本人やご家族に混乱や負担を与えてしまうこともあります。
支援者側の、善意だけでは進められない場面があることを痛感しました。
そのことに気づいた時、正直とても怖くなりました。

だからこそ今後は制度だけを見るのではなく、

本人が何に困っているのか
どこまで見通しを共有できているか
万が一認定が出なかった場合、次にどうつなぐか
そこまで考えながら動く必要があると感じています。

実際には、他事業所への相談や、状態変化を見ながらの再申請、地域資源とのつながりなど、介護保険だけではない支援を含めて考えていくことも大切になると今回のことで勉強になりました。

「早く動くこと」と「急ぎすぎること」は、似ているようで違う。

最近、その難しさを現場で強く感じています。

【4】善意だけでは支援にならない

そしてこの経験で強く感じたのは、
善意だけでは、
支援にはならないということです。

「助けたい」

という気持ちは大切。

でも、制度を知らないまま動くと、
かえって本人を不安にさせたり、
負担を増やしてしまうこともある。

だからこそ、制度を理解すること。
見通しを持つこと。

そして、
今、本当に必要な支援は何かを考えること。

それが大事なんだと学びました。

【5】それでも、動くことはやめたくない

ただ一方で、
今回の経験を通して思ったこともあります。

失敗を恐れて何もしなくなるのも違う。
大切なのは、失敗から学び、次に活かすこと。

そして、
「本人にとって何が一番良いのか」
を考え続けること。
そこを忘れずにいたいと思っています。

【6】制度と本人その両方を見る

介護保険の仕事をしていると、

制度だけ見てもダメ。

でも、想いだけでもダメ。

その両方を見ながら、

本人の暮らしを支えていく必要がある。

そこに、この仕事の難しさと面白さがあると感じています。

【最後に】

今回の失敗は、

自分にとってかなり大きな学びでした。

制度を知ること。
見通しを持つこと。
そして、本人を中心に考えること。

まだまだ未熟ですが、

こうした経験を積み重ねながら、

「本人を支えられる社会福祉士」

に近づいていきたいと思います。

💬 次回予告|Vol.90

「社協って、何のためにあるんだろう?」
元事務局長の大先輩から教わった、社協の原点。
制度だけでは支えきれない地域の困りごとと向き合う意味について書きます。

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