ジュニアNISAとこどもNISA、結局どこが変わったのか整理してみた話(育休とお金9)
積立の履歴を眺めていたら、「そういえばジュニアNISAって、こどもNISAとどう違うんだっけ」と、ふと言葉に詰まりました。なんとなく「前より良くなった」というイメージだけで止まっていたことに気づき、今回はそこを整理してみることにしました。
背景
育休とお金6では、こどもNISAについて金融庁の一次資料までたどり着き、年60万円・上限600万円という数字や、12歳以降の条件つき引き出し・18歳での自動移行といった制度の骨格を確認しました。今回はその内容を蒸し返すのではなく、一歩手前の話として、以前あった「ジュニアNISA」という制度と何が変わったのかを比較してみます。
実際にやったこと
2026年7月時点で確認できた情報によると、ジュニアNISAは2023年末で新規の受け付けを終えた制度で、当初の設計では原則として子どもが18歳になるまで払い出しができず、非課税で保有できる期間にも区切りが設けられていたと説明されています(制度終了後のいまは、口座ごと廃止すれば18歳前でも非課税で払い出せる扱いになっているそうです)。これに対してこどもNISAは、非課税で保有できる期間そのものに定めがなく、12歳以降は子どもの同意など一定の条件を満たせば払い出しが可能になる見込みだと伝えられています。当初の設計どうしを並べると、「18歳まで基本的に動かせないお金」だったものが、「12歳から条件つきで動かせるお金」に変わった点が、いちばん大きな違いになりそうです。
気づき
私の場合、育休とお金6で「つみたて限定の設計はうちの方針と相性が良い」と気づいたところまでは書きましたが、それは「今の制度の中身」を見た気づきでした。今回、前の制度と並べてみて初めて、「12歳から条件つきで引き出せる」という柔軟さが、単なる新機能ではなく、ジュニアNISAの使いにくさへの明確な答えとして設計されているらしいことが言葉にできました。
制度が変わったというニュースを見たとき、新しい中身だけを追いかけると「なんとなく良さそう」で終わってしまいがちですが、前の制度と比べてみることで、どこがどう変わったのかがはっきりします。なお、投資はあくまでうちの記録であり、誰かにおすすめするものではありません。制度の細部は今後の審議で変わる可能性もあるため、うちの積立額や配分を変えるかどうかは、育休とお金6で書いた通り、制度が正式に始まってから判断するつもりです。
同じ状況の人へ
制度のニュースを見て「前と何が違うんだっけ」と迷ったら、新旧を並べて整理してみることをおすすめします。特徴だけを見るより、変化の理由が見えてくる気がします。
次に試すこと
制度が正式に始まったら、うちがどう判断したかを、あらためて記録しようと思います。
参考
楽天証券「こどもNISAとは?制度内容やジュニアNISAとの違いを解説」
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/nisa/under_age/金融庁「令和8(2026)年度税制改正について」(2025年12月公表)
https://www.fsa.go.jp/news/r7/sonota/20251226-2/01.pdf
前回、こどもNISAについて書いた記事はこちらです。
みなさんは、ジュニアNISAとこどもNISA、どちらの設計のほうがしっくりきますか。よかったら教えてください。
育児中のITエンジニア会社員。育休を、家族と学びを積み上げる期間にできるか実験中です。
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