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元創価3世信者が思う「創価学会の衰退の最大要因」を聞いてほしい

要約:創価学会は選挙が最重要の組織だと思われる。学会員が選挙活動をやってきた結果としての「政治」すなわち「自民・公明の連立政権」が失われた30年のほとんどにおいて成立していたが、全く結果を出して来なかった。すると政治に対する不信感は若い世代に根強く浸透し、選挙活動を熱心に行う学会員の姿に共感できない若い2世、3世達が多数発生し、学会離れが進行したと思われる。



公明党の感動的な衰退ぶり

 2024年の衆議院選挙では代表も副代表も落選、議席数は前回の32から24に減少した。2025年の参議院選挙では14から8に減少。
 公明党の選挙結果が急激に悪化している。裏金問題で自民党の信頼が下がった影響を公明党も食らったんだろうし、昨今の物価高で苦しむ中、自公連立政権に嫌気がさしてようやく見切りをつけた人がたくさん出てきたんだろう。

 正直に言おう、とても嬉しい。創価の信仰を捨てた人間として、とても嬉しい!!

 近年の選挙結果で創価学会員の活動のモチベーションが下がって、学会から一人でも多くの人間が脱会することにつながってくれれば、本当に良いことだと思う。だが創価学会員ではない人達にとって「公明党が選挙で負ける」ということが、学会員をどれだけ失望、落胆させることなのかをよく知らないと思う。

 単刀直入に言うと、創価学会は「選挙のための組織」だと思うのだ。

 創価学会の3世として生まれて組織の内部で育った経験から、選挙結果が学会員にどれだけ重要な意味を持つのかを主観的に解説していこう。それから公明党が掲げる政教分離についての主張を批判したい。

創価学会の正体

 まずそもそも、創価学会は信仰を通じて何を実現しようとしているのかを簡単に説明すると

「南無妙法蓮華経を唱えてると
 宇宙のリズムと生命のリズムが一体化して
 幸せになれる」

みたいな感じだ。何言ってるか分からないと思うが、自分もさっぱり分からない。とりあえず、ナンミョーナンミョー言ってれば幸せになれるってことらしい。学会員は外部の人間に対して優越感を抱いていると感じることがよくあったのだが、「自分たちは幸せになる方法を知っている」ということだ。

 次に組織的な雰囲気の話に移ろう。実際に入ってみると分かるが、学会にはエネルギーに満ち溢れる元気で明るい人が多い。ナンミョーのおかげで幸せになれるって思い込んでるのもあるが、その要因として思うのが、創価学会では「折伏(しゃくぶく)」「広宣流布」が大事だということだ。「折伏」は相手に仏法を説いて理解させること、みたいな言葉で、「広宣流布」は勿論広めることだ。これを学会が奨励してるから、熱心な人ほど「折伏だ、広宣流布だ」と言って勧誘してしまう。そして折伏しました、入信させましたって周りの学会員に報告したら拍手喝采が起きる。「よくやったねー!」と冗談抜きで大盛り上がりになる。学会員は折伏に成功したら周りから褒められるし、入信した人は幸せになれると思い込んでいる。純粋に幸せになってほしいと願う利他的な気持ちも、周りから褒められたいと思う利己的な承認欲求も、どちらも満たされてしまう。だから勧誘のチャンスを熱心に探し続けている。このようにして、創価学会は学会員に活動への熱心さ、積極性を奨励する。

政治的思想を植え付ける「座談会」

 そして諸君は「座談会」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは創価学会の各地域の各地区ごとの世帯の人間が月1回集まって、仏教の教義を勉強したり聖教新聞を読んだりするようなイベントである。聖教新聞というのは創価学会のニュースや信仰体験などの宗教的な紙面もあれば、文化や教育、社会に関する普通の記事もあったりする新聞で、創価学会の出版部門である聖教新聞社が発行している。座談会では普段信仰に関わることしか扱われないのだが、選挙前の時期になると雰囲気が激変する。公明新聞という公明党が発行している新聞を皆で読む時間が設けられ、座談会の半分が政治の勉強に変わった。時々テレビに出てる政治評論家っぽい人が公明党の素晴らしさを語るビデオみたいなものを見せられる時もあった。公明党に投票する人間を生み出し、維持していくための勉強だ。これは公明党と連立を組む自民党にも投票する人間を生み出すことにも繋がるから、自民党は公明党だけでなく創価学会にも配慮し続けて来たのだ。自分の母親は熱狂的な信者だから選挙のたびにめちゃくちゃ色んな家を回って、選挙で自民・公明に投票するようにお願いしに行くのを長年続けて来た。

 自分が経験してきた座談会においては、このようにして政治的思想の統一を図り、学会員の票を自民・公明に誘導していたのである。そして選挙期間中の座談会の熱気は本当にヤバい。「選挙で絶対勝つぞー!」「頑張ろー!」と全員で声を上げて士気を高めるのが毎回恒例の儀式であった。座談会でよく出てくるフレーズである「勝利を毎日積み重ねていきたいと思います」と言うとみんなが嬉しそうに拍手する。とりあえず、誰かを入信させたり、選挙で票を集めたり、公明党と自民党が過半数の議席を取って与党になったら「勝利した」ってことらしい。この「勝利」という言葉は創価学会に入ると非常に頻繁に聞こえてくる。

 しかし注意しておきたいのが、創価学会が公式に「自民党と公明党に投票せよ」という指令を出すことは絶対に無い、ということだ。組織全体としての政治的な公式見解を学会員一人ひとりに押し付けることは無くて、「創価学会関係の施設」で政治的な話を聞いたことは一度も無い。その一方で、「学会員の民家で行われる座談会」という「創価学会とは直接的な関係のない場所」において、非公式に政治的な思想統制が行われているのを自分は目撃してきた。創価学会の公式の施設では宗教の話しかしませんよ、組織自体はただの宗教団体ですよ、という体裁を整えておいて、外部からは見えにくい非公式空間の座談会においては「創価学会の職員の人間が政治的思想の統一を主導している」のを長年見て来た。
 

自公連立政権の成果は「失われた30年」

 失われた30年の間、政治家に期待しても景気は良くならなかった。実質賃金は30年低迷し続けている。大学で経済政策を深く学ぶまでは、政治のおかげで景気が良くなることなんて無いだろうと、政治への失望は骨の髄の奥底まで浸透していた。

 自民党と公明党の人間を当選させても景気は全く良くなってこなかったけど、「選挙で当選させた」という結果だけを創価学会員は喜んでいる。公明党が議席を取れば、連立政権を担っていれば、日本の景気が良くならなくても「勝利」してるのか?それが創価学会なのか?意味が分からない。役に立たない政治家に税金をじゃんじゃん与えて、何に勝ったというのか?実際に景気が良くなったら「勝利した」って思ってもいいと思うが、選挙結果だけを気にして一喜一憂していたようにしか感じられない。どこの政党が政権を取ったかではなく、景気が良くなったかどうかをまず気にするべきじゃないのか?口だけの役立たず達を当選させて大喜びしても、失われた30年において景気は全く良くならなかった。それが現実だよ、創価学会員の皆さん?南妙法蓮華経を唱えて何に勝利したっていうの?「民主党に政権を取られた時以外は勝利した」って言うのか?自民・公明のおかげで景気が良くなったって感じてる国民はほとんど存在しないと思うぞ?

 失われた30年の間に創価学会員として生まれ育って、自分の両親の給料は全く上がらなかった。母親は長年聖教新聞と公明新聞の配達をやってきて、公明党の人が当選すると喜ぶ一方で、父親は会社が潰れて無職になった。すばらしい「勝利」だなって感じ!国会議員の1人当たりの平均所得が2000万を超えているけど、自分の父親は無職だ。年を取ってるから正社員として再就職なんて無理だった。だから自分は予備校に通えなくて、アルツハイマー型認知症のババアの介護をしながら、家でずっと勉強していた。ババアが外で徘徊するたびに家に連れ戻していた。金が無いから私立は無理って言われたから、必死に国立大学を目指して勉強した。

創価学会の衰退の要因

  それから公明党の得票数の長期的な減少傾向が示しているように、創価学会はだいぶ前から会員数が減少していると言われる。自分自身が子供の時も強く感じたが、おっさんおばさん、ジジイババアが圧倒的に多くて子供が少なかったので、特に若者の学会離れが深刻だ。時代の変化でそもそも宗教離れが進んでいるのもあるが、創価学会の衰退というのは

学会員としての活動の中で最重要レベルである選挙活動をどんなに頑張っても、自民・公明の政治が全く結果を出さず、日本の経済を改善してないから起きている

と個人的に思う。自民・公明が政権を取った結果、景気が良くなっていたら「創価学会員として選挙活動を頑張った結果が出てる」と思う人が増えて、自然と学会員は増えると思う。人間とはそういう生き物ではないか?だから自分が学会員として活動してた時に景気が良くなってたら、今も信仰していたかもしれない。

公明党の「政教分離」を糾弾する

 ついでに聞いてほしいことが、公明党が掲げる「政教分離」の見解についてだ。公明党の公式サイトによる政教分離の解説を見てみよう。

憲法が規制対象としているのは、「国家権力」の側です。 つまり、創価学会という支持団体(宗教法人)が公明党という政党を支援することは、なんら憲法違反になりません。 国家権力が、ある特定の宗教を擁護したり、国民に強制するようなことを禁じているのが「政教分離」原則です。信教の自由、言論の自由、結社の自由--などが定められ、「政教分離の原則」が条文に記載されたのです。

https://www.komei.or.jp/faq/

だから公明党は政教分離に反するような存在ではない、ということらしい。それならば、公明党が自民党と連立を組んで政権与党を形成している時に

「創価学会や統一教会といった宗教組織について、家族から無理やり信仰させられている2世3世信者が宗教的虐待を受けても放置していた」

つまり

「自民・公明に投票する人間を強制的に生み出し続ける宗教組織を放置し続けた」

というのは、「組織票という政治的利益の供与」に対する「特定の宗教の擁護」には当たらないのか?

 創価学会は表面的には宗教団体としての中立性を維持し、公明党との「公的距離」を演出しておきながら、座談会という非公式空間によって実質的な政治動員ネットワークを形成していたのだ。組織運営上の戦略的二重構造であり、「特定宗教への政治的優遇をしている政党の法的責任の回避」と「政治動員の維持」を両立させようとする巧妙な仕組みである。

 親から信仰を強制されてる?本人の意思とは無関係に、生まれてすぐ勝手に信者にされた?自分達に票を入れる人間として、生み育ててくれるなんてありがたい!だから国家権力は家庭の宗教的虐待に介入する必要無し!虐待してくれてありがとう!そのまま親の言いなりになって、俺たちに票を入れ続けてくれ!最近連立が解消されたようだが、自民・公明としては長年ありがたいことだった。

 創価学会自体が信仰を強制してくることは無い。絶対に無い。
「熱心な親」が子供に強制してくるんだよ。

 自分は赤ん坊の時に創価学会に入会させられた。現世の幸せを祈ることがどれほど無駄なのかを実感するにつれて、学会活動への反抗心が強まっていき、中学1年生の時には座談会に連れていかれるのが嫌すぎて、一瞬だけ家出をして家族から逃げたこともあった。親の信仰のせいで子供が虐待を受けていることについてこども家庭庁が調査を行ったみたいだが、全ての新宗教信者の子供についてしっかり調べたほうがいい。

 ただ、ここで1つ説明しなければいけないことがある。創価学会は、統一教会みたいな明らかにヤバい他の組織とは全く違うということだ。子供をすごく大切にする組織で、信仰を強制することはまず無い。子供の信者なんて減り続けてるから、すごく可愛がる雰囲気がある。鳥居をくぐるな、という暗黙のルールはあるものの、ルールで日常生活を縛ることは基本的には無い。お布施を毎年いくら払えと言われることも無い。自分の母親は熱狂的な信者だけど毎年1000円しか払ってなかった。高収入の人たちのことはよく知らないが、普通の庶民が学会に多額の金を払わされて困窮するなどということはあり得ない。怪しい壺を高額で買わせるみたいな霊感商法もやってない。「ガン細胞消滅祈願」「悪質宇宙人撃退祈願」を受けられるみたいなことも無い。創価学会は「勧誘が多くて、選挙で熱狂的に頑張る」というだけだ。

高市さん、家庭の宗教的虐待にメスを入れて下さい

 統一教会と自民党の癒着がメディアで頻繁に取り上げられていた時、自民党が創価学会や統一教会のような宗教団体から組織票を集める時代に終わりが来るのかな、2世3世信者が親から信仰を強制されることをちゃんと問題視してくれるようになるのかな、と期待感を抱いた。そして自民党がついに公明党との連立を解消したので、期待がさらに高まっている!!親と何回も衝突してきた自分と同じように信仰の強制に苦しんでいる人を減らすために、法整備を早くやって欲しい。信仰の強制によって公明党に投票する人間を生産するシステムを根絶して欲しい。高市さん、創価学会と公明党にとどめを刺してください。

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