印象に残ったゲーム音楽18
今回はちょっと違った趣向のピックアップ。2作品から4曲を、頭ん中でMIXしたらめっちゃ楽しかったみたいな趣向の取り合わせだったりします。
どれも物語後半戦や強敵との戦闘曲で、ノリと勢いに加えて、継戦の中で戦場にいながらも、戦いを見つめ直すような、どこか落ち着いた雰囲気すら覚えるパートのある曲だと思います。
戦場 明日を掴むは死闘の先
・戦乱 荒れ狂う波浪の果て(アレンジVer.)
/ 世界樹の迷宮Ⅴ
先制を取ったとき限定で流れるイントロが、好機到来という勢いのいい流れを持ちつつ、震えるようなストリングスの入りで一気にボリューミーになっており、ここだけで魅力的な曲であることを体現できるくらい、出だしからグッと引っ張ってくれる曲。ゲームでは物語の後半的立ち位置で流れるようになる通常戦闘曲。
こういった後半戦闘曲で個人的によく感じるのは、前半戦闘曲の駆け出し冒険者のようなフレッシュさと対照的な、ベテランの「戦闘の熾烈さ・激しさ」を体現する勢いのあるメロディと、「戦闘への慣れ」を表現したようなブリッジ部分なのだが、この曲はシリーズの後半戦闘曲の中では、だいぶ元気で明るい曲調も残っている気がする。
そして世界樹3、4、セカダンとアレンジされてきた人気曲。5ではコーラスも加わり、より豪華に響いてくる。強敵の威圧感を感じるイントロと、厳しい戦いを思わせるメロディ、サビの前には少し落ち着かせたパートが入り、サビでは彼我の力をぶつけ合うような勢いで一気に駆け抜ける。
5ではシリーズのシステムがかなり一新されたこともあり、シリーズもののタイトルながら、より深みを与えられた曲になっていると思う。
お祭り作品の世界樹の迷宮Xでは意外なところで登場する2曲。
このSQVのPVでの今回の2曲、使われ方狂おしいほど好きで当時めっちゃワクワクしてたなあ。
「明日を掴むは死闘の先」のイントロつよつよ掴みによる強力なFOEの脅威からのそれに立ち向かっていく冒険者たちというようなメロディへの流れ、
そして「荒れ狂う波朗の果て」サビに入るとともに新システムの「二つ名」の紹介パートに移行し、戦いのステージがさらに一段階上がったような追い込みをかけてPVを駆け抜けていく。
(あとこのPVの最後で使われてる前半戦闘曲「戦場 始動」の流麗なピアノパートも好き。前半戦闘曲で流すにはあまりにもエモすぎると思う。
・・・え?もう10周年ですって!?それは流石に嘘だよ
名を冠する者たち
・さらに名を冠する者たち
/ ゼノブレイド・ゼノブレイド2
言わずと知れた名曲(曲紹介記事で使う言葉ではない)。イントロの、絶望的にすら思える強敵の威圧感と、サビのノリの良さ。強敵に遭遇してからメロディに入るまで生き残っているという状況そのものが、プレイヤーの勢いに共鳴する流れを持っていて、それゆえか各パートの切れ目がかなりはっきりしている曲だと思う。
英語版タイトルの「You Will Know Our Name / You Will Recall Our Name」ってのもめっちゃカッコよくて好き。
序盤のモンスターの脅威を表すようなメロディのあと、こちらの攻勢にでるようなサビとの間に入るブリッジ部、戦闘の中にありながらも地平線などどこか遠くを見て黄昏てるような、あるいはそれまでの道のりを振り返っているような、少し落ち着いたパートに入る。
ハイな状態に近いかも知れない。こういう、戦いの最中だけに存在する、ボルテージを高く保ったまま静かに色々なことが見えるようになってくる感覚を戦闘曲によって味わえるのがとても面白かった。
2で同じ立ち位置にあたる、オマージュかつ正当進化曲「さらに名を冠する者たち」では、1に比べて恒例化したからか威圧感は多少減じており、その分この「戦闘と曲でプレイヤーを楽しませにきている」感覚が強くなっている。
そういう、強敵との死闘でありながらも戦いそれ自体を楽しませるような曲になってきている点は、プレイヤーのゲーム体験とも非常に相性が良く、改めてRPGにおける戦闘曲・戦闘をどれほど面白くできるかの重要性を感じさせられる。
で
こいつらが頭の中でMIXされるって話ですが、時期的にも近いせいか、これらの曲を頭の中で再生してると勢いに任せて勝手に他の曲のパートが入ってきて自然といい感じにMIXされちゃうんですよね。
SQV後半戦闘曲のメロディの後からコレのサビに繋げたりするのめっちゃ良さそう。
どれも、イントロ〜メロディ〜ブリッジ〜サビで違う面を見せならがも戦闘の楽しさを出してきてるので、今回の4曲、お互いの曲の各パートが自然と繋がっても違和感ないどころか盛り上がるメドレーっぽい仕上がりになっちゃってます。まあ全部自分の頭の中の話なんですけど。
↓前回
