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Bluetooth問題に追い詰められた男が、シャレオツなOSに出会った話 #106

昨日ぶりです。働きたくないエンジニアです。
先ほど、2時間かけてパソコンのOSを入れ直した。疲れた。いや、疲れたというより、むしろ興奮している。新しいOSというのは、新居に引っ越したときのあのワクワク感に似ているのだ。まだ段ボールも開けていないのに、もう住みたくなる。そういう気持ち。
今日はその新居、ZorinOSについて語りたい。技術的な細かい話は1月1日に立ち上げる自ドメインのブログで書くつもりだが、今日はざっくりとした感想だけ述べる。エンジニアらしくない、ふわふわした感想である。


■ 事の発端は、Bluetoothという悪魔

12月27日、私はいつものようにパソコンを立ち上げた。朝のコーヒーを淹れて、椅子に座って、さあ仕事だと思った瞬間、異変に気づいた。
Bluetoothが繋がらない。
何度やってもダメ。マウスもキーボードも、まるで私のことを忘れてしまったかのように、シカトである。ドライバの問題か、それともLinux Mint自体の問題か、原因はわからない。わからないまま、私はあらゆる手段を試した。再起動、設定の変更、ググって出てきた怪しいコマンドのコピペ。
どれもこれも、うまくいかなかった。
私は短気である。本当に些細なことでイライラしてしまうのだ。「私を怒らせるなよ」と何度も再起動やらコマンドを試した。パソコンに向かって独り言を言っている自分が情けない。
「……有線にするか」と一瞬思ったが、すぐに思い直した。有線なんて、後退だ。人類は無線を手に入れたのに、なぜ今さら有線に戻らなければならないのか。それはまるで、スマホを捨ててポケベルに戻るようなものである。絶対に嫌だ。
そこで私は決めた。Linux Mintに別れを告げよう、と。


■ 軽さ至上主義者の私が、見た目に心を奪われた日

これまで私は、軽いOSを選んできた。理由は単純だ。軽いからである。
バカみたいな答えだが、本当にそうなのだ。パソコンというのは道具である。道具が重くて動かないなんて、ただならぬ損失だと思う。パソコンの起動を待ってやるほど、私は暇じゃない。
私のパソコンは、フィールドエンジニア時代にお客さんから譲ってもらったものだ。「これいらないな。処分どうしよう」と相談されたとき、私は即座に「いらないなら個人的に初期化して使ってもいいですか!」と提案した。会社のルールなど、まだ緩かった時代の話である。
そんな古いパソコンでも快適に動くOS、それがLinux Mintだった。
ところが今回、私は思考を変えてみた。
作業なんて大したことはしない。記事を書くだけである。100日連続でnoteを書くまでつけていた「iPadで書く」という制約が解かれた今、私は井の中の蛙状態でパソコンを使っている。非常に快適だった。……Bluetooth問題が起きるまでは。
「Linuxなんてものは、半年に一回OSを入れ直していくものだろう」
そう割り切ったのだ。ということは、だ。今まで毛嫌いしていた、Macが高くて買えない人が憧れて使うZorinOSという、シャレオツなOSを使ってみようじゃないか。
まあ、Linuxを選択している時点でシャレオツなのか、という疑問は残るが。


■ 2時間で終わった引っ越し作業と、かっこいいという正義

作業は8時から10時までの2時間で終わった。
USB 2.0というクソみたいなUSBしかなかったので、時間が多めにかかってしまった。それでもブラウザを2個インストールし、同期を取るところまで完了した。これまで通りに使用できる。普段から殆どのものをGoogleドライブに格納し、ほとんどの作業をブラウザ上で行っているからできる所業である。Googleドライブに全てを放り込むのは、効率を追い求める人間の知恵である。いつでもどこでも、最小限の手間で作業できる。これぞ怠惰の極みである。環境構築、完了である。そしてZorinOSの画面がすっと立ち上がった瞬間、私は思った。
「……かっこいい」
UIがおしゃれなのだ。黒い背景に青いアイコンが並ぶ様子は、まるでMacのようではないか。食べ物のたとえを食べ物で出すのは禁句らしいが、それはそれ、これはこれである。デフォルトでキーボードショートカットまで使える。Windowsキーと矢印キーでウィンドウを移動できたときは、感動した。たしかMacでは課金しないとできない機能だ。それがこのZorinOSでは、最初から使えるのである。
本当に課金しないとできないかは、Macという高級端末を購入できない私にはわからない。有識者の情報や最新情報を追ってほしい。そこを期待している人が私の記事を読まないとは思うがね。
かっこいい、そしてショートカットキーをなんの不自由なく使える。これは本当に素晴らしい。
もちろん、本当に困っていたBluetooth問題も解消した。普通に認識する。快適である。有線にしなければいけないストレスで禿げ上がりそうだったので、ありがたい。マウスがスイスイ動く。まだまだ掘れていない機能もあると思うので、もっと触っていきたい。


■ 現状維持バイアスという名の、心地よい罠

人間には現状維持バイアスという心理があるらしい。今の状態を維持しようとする働きのことだ。
たしかに、半年ほど使用したLinux Mintから乗り換えるのに、抵抗感があった。慣れたものを手放すのは、怖い。でも、それは衰退と同じなのかもしれない。
進化を忘れないようにするためにも、OSはころころ入れ替えていこうと思った次第である。まあ、やること自体は変わらないので、そこまで進化するかどうかはさておき。
14歳のチワワは、私がパソコンをカタカタ打つ音を聞きながら、いつものように寝息を立てている。OSが変わろうと変わるまいと、このチワワには関係ない。ただ、私の膝の上で丸くなって、幸せそうに眠っている。
それでいいのだ、と思う。


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それではまた明日。働きたくないエンジニアでした。


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