無料コラム〜私が実践している自主トレーニングの勧め方〜
みなさん、おはようございます🌞
本日も臨床BATONにお越しいただきありがとうございます!
第670日目を担当する理学療法士のシミーです!
本日は無料コラムです。テーマは『私が実践する自主トレーニングの勧め方』についてとなります。
皆さん、患者様に自主トレーニングをどのように勧めているでしょうか?
問題なく導入ができているのであればそのままどんどん進めていけばいいのですが、
「伝えるけどなかなかやってくれない」
「やってくれてるけど間違っている」など、悩みも出てきているのではないでしょうか。
そもそも、自主トレーニングってどのような位置付けになっていますか?
『自主』とは、
他人の保護、干渉を受けないで、独立して行うこと。
とされています。
つまり、セラピストからやらされているトレーニングではなく、患者様が自らの意思で行なってもらうことです。
やらないよりもやる方がいいですが、自主的に行なってもらえる方が効果も出ます。
自主トレーニングの位置付けをしっかりとした上で進めることを前提としておきましょう。
私が自主トレーニングを勧める際には、まず患者様自身が体のことを把握しておくことを前提としておきます。「自主」ですのである程度患者様が体のことを考えながら進めてもらわなければ成果を得られないからです。
やっている自主トレーニングがどの様なことに効果が出ることかどうかをある程度理解してもらってから導入していきます。自分のやっていることが何につながっているのかわからない状態では効果が出にくいのです。
日々のリハビリテーションの中で、自主トレーニングにつながるようなプログラムを立てて声かけをしていきます。
また、急に難しいことはできない方などには自主トレーニングの目的とすることを簡略化して伝えていきます。
「歩行練習を通して下肢で支える感覚を養いたい」という目的があるけれど、理解することが難しければ目的の難易度を下げて提示します。
とにかくまずは歩く段階にあるから、「一日に目標まで3往復する」というような目標設定からスタートしていきます。日々のリハビリテーションの進行度合いに合わせて目標が量的なものではなく、質的なことに変化していけるように進めます。
リハビリテーションの目標設定と同じで、段階付けをどの様にするのかはポイントになります。
さらに、セラピストと行うリハビリの内容とリンクしていることも重要です。ここはセラピストだけが内容とリンクしていることを把握するのではなく、患者様とそれが共有できていることです。
ある程度納得した上で進めなければ成果を得ることはできません。
特に、脳卒中後のリハビリテーションにおける自主トレーニングでは動きの外見上だけでは効果的かどうかの判断は難しいです。見えない神経のトレーニングですから本人の感覚や、やっていることが何につながるのかなどの詳細な設定は必要になってきます。
詳細な設定とは、回数、負荷、運動の順番、運動時の姿勢、運動部位以外の状態(力んでないか)、運動中の意識の向け方などさまざまです。これらを全て患者様に丸投げできないので、目的とする状態になるような環境設定も重要になってきます。どこまでをセラピスト側が設定してどこからを患者様に任せるのかということもはっきりさせた上で取り組んでもらいましょう。
また、できないことを設定しても患者様のモチベーションは上がりません。それは私たちも同じことです。成功するという体験を得られるようなタスクの設定も重要になります。
自主トレーニングで全てが解決するわけではありませんが、患者様がセラピストの手を離れて自立したリハビリテーションを進めていく上では欠かせないことです。また、単位制限がある現状の医療において運動する時間を確保するためにも必要となってきます。
フルリカバリーには欠かすことのできない項目ですので、悩んでいる方にぜひ参考にしていただければ幸いです。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!
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