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私の失敗談

いつも脳外ブログ 臨床BATONをご購読頂きありがとうございます。
本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。
臨床BATON581日目を担当します応用歩行・動作特化型セラピストの橋本一平がお送り致します。
本日は、『私の失敗談 』についてブログを書かせてもらいます。

私が新人の時には、私自身 理学療法士の知識や技術を高めることを日々行っていました。
そうすることが理学療法士としてのレベルアップにつながると思い、
患者さんに向き合ったり、わからないことは先輩や勉強会に行ったりなどよくしていました。

その中で、ある患者さんを担当することになったのですが、いつも通り自分の 知識や技術を使い、患者さんの問題点を抽出し、統合と解釈を行い、 そして理学療法士の治療プランを立てていました。

しかし、僕が休みの時に先輩が 代行で入った時に、休みの時に来てくれた方の方が良かったから担当を変えてくれという風に言われ、 私自身とてもショックを受けたのを覚えています。

しかし、原因がなんなのかがわからずにいました。
次の日、その次の日と、いろんな知識を入れたり、いろんな技術を教えてもらったり、 もしくは勉強会に行ったりなど色々した中で患者さんに向き合っていました。

しかし、それでも患者さんの反応というものはほとんど変わることはなくて、 やはり担当を変えてほしいという風に言われていました。

そして、その中で 私自身は悩み、どうしたら良いのかわからない状態でした。

ある時、代行に行っている先輩にそのことについて相談をしました。

そして、どのようにリハビリを行っているのかを見学したり 聞いたりしていた時に気づいたことがありました。

それは、 私自身、自分のことだけしか考えておらず、自分の知識や技術を高めることばかりを優先しているだけでした。
しかし、 代行で入った先輩を見ていると、まず患者様に向き合い、 患者様が何を悩んでいて、何に困っているのかっていうことを聞きながら行っており、そして、自分の今していることがどういったことであるのか、もしくはどのような目的を持って今評価をして治療をして いるのかということを事細かく説明をしていました。

そうです。私には、患者さんと向き合っていませんでした。

今、何をしているのかの説明を全く行っていなかったことを思い知らされました。
当然、僕らもそうですが、ただただ 説明もなくです。評価や治療をされたら、とても不安になりますし、何のためにしているのかわからなくなります。
そういったことを私自身、 患者さんに行っていたということを自覚しました。
何気なく会話をしてコミュニケーションを取っていることはあったのですが、
では、1つ1つの自分がした評価、アプローチに対して、今なぜ必要なのか、今 なぜしているのか、どのような目的で行っているのか、ということをきちんと説明をしていたのかというと正直行えていませんでした。

これが私が臨床の中で経験した失敗談になります。

その失敗を糧に、自分がなぜ このことをしているのか、なぜ評価をしているのか、なぜこのアプローチをしているのか、ということを 必ず説明し、患者様に納得をしてもらいながら行うようになりました。

そして、その患者様とも少しずつ信頼関係を取り戻すことができました。

確かに技術、知識は大事なことではありますけども、まずは向き合うこと、そして自分がしていることが 何を目的に行っているのかっていうことをしっかりと明確にし、説明をする ことの大事さを知りました。

とりあえずマッサージ、とりあえず可動域訓練、とりあえず筋トレというとりあえずっていうことを その日からやめました。

皆さんは、とりあえずこれをしといたらいい、とりあえず何かをすればいい、とりあえず歩けばいいなどの とりあえずのリハビリをしていませんか?

そして、そのようなリハビリを自分やもしくは家族の方が受けていたらどう思うでしょうか?
私は正直そのような人にリハビリをしてほしくないという風に思いますし、その人を信頼して自分の人生を預けることができないと思います。

私自身、この失敗談、失敗を縦に、 自分自身をもう一度、自分自身をもう一度見つめ直し、 本当に必要なことはなんなのか、自分自身ではなく患者様にとって必要なことはなんなのか、ということを考え直して、評価やアプロー
チを行っています。

当たり前と言えば、当たり前なのですが、忘れがちな人も多くいてると思います。

患者様は病気になり、障害を持ち何も自分の体のことがわからない状態です。
私自身は、自分の体のことなので、やはり当事者である患者様や利用者様自身が1番自分の体のことを 知っておいてほしいと考えています。

そうすることで、自分に何が今足りなくて、どのようなことをしないといけないのかということを考えることができます。
すると、良くなるために何をしていくべきなのか、何をしないといけないのかという受動的なリハビリではなく、能動的なリハビリに変わっていくことになります。

私たち自身が、リハビリの専門職として評価や治療をするというのは もちろんあると思いますが、そこに患者様が一緒になって行っていかなければ、効果は出ないと考えています。

リハビリは1人でするものではなく、患者様あっての私たちであるというふうに考えていますので、これまでなんとなくやっていたなと思う方がいるのであれば、ぜひ明日からの臨床で、 自分が今やっている評価や、治療をどのような目的でなぜするのかということを 説明することから始めてみてもいいのではないでしょうか。

本日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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