脳卒中後の歩行に「体幹機能」がどう関わるか〜抗重力活動・回旋・側屈の評価と、歩行改善への介入戦略〜
本日も臨床BATONにお越し頂きありがとうございます。
臨床BATON739日目を担当します触診講師、大阪府堺市北区でデイサービスRe:BEST(リベスト)を経営している理学療法士の橋本一平がお送り致します。
① はじめに
歩行練習を重ねているのに、なぜかうまくいかない、、、そう感じたことはありませんか?
脳卒中後のリハビリで、歩行は最も重要なゴールのひとつです。平行棒内での歩行から始まり、歩行器やT字杖、そして独歩へ。そのステップアップを支えるために、私たちは毎日患者さんと向き合っています。
でも、こんな場面に出会ったことはないでしょうか。歩行速度はそこそこ出ているのに、なんだか「ぎこちない」。患側の振り出しが遅い。体が左右に揺れる。麻痺側への重心移動がどうしてもうまくいかない。下肢の筋力訓練も、歩行練習も積み重ねているのに、なかなか改善しない、、、
そういうときに見逃されがちなのが、体幹機能です。
体幹は、歩行における「土台」です。上肢も下肢も、その土台の上で動いています。土台が不安定なまま手足だけを動かしても、効率のよい歩行は生まれません。それどころか、代償動作が積み重なって、かえって歩行パターンが崩れることもあります。
この記事では、脳卒中後の歩行に体幹機能がどう関わるのかを、抗重力活動・回旋・側屈という3つの視点から整理します。評価で何を見るべきか、介入でどこから手をつけるべきか、新人さんにも、行き詰まりを感じている中堅の方にも、臨床で使えるヒントをお届けします。
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