「緊急じゃないけど大事なこと」は、朝しかできない
7つの習慣に出てくる、あの有名な4象限の図。
「緊急ではないが重要なこと」=第2領域。
健康、自分磨き、人間関係、心身のリラックス。
大事なのはわかってる。でも、やらない。
なぜかというと、やらなくても今日は困らないから。
期限のある仕事、飛び込みの電話、メールの返信——こういう「緊急なもの」は、放っておくと怒られるし、迷惑がかかる。だから自然とやる。第2領域には、そういう外からの強制力がない。
じゃあどうするか。
僕の結論は、朝やるか、習慣にするか。この2つしかないと思っています。
朝しか「自分の時間」はない
僕は今、本の執筆をしています。構造設計の本で、仕事とは別のプロジェクトです。
これ、夜にやろうとすると絶対に続かない。仕事が終わって、疲れて、ご飯食べて……となると、もう気力が残っていません。「明日やろう」が永遠に続く。
だから朝にやることにしました。
朝起きて、執筆する。本の構成をまとめる。筋トレする。少し振り返りの時間を取る。
全部、第2領域です。
ポイントは、誰にも邪魔されない時間帯に、自分で決めたことをやるということ。朝は電話も来ないし、メールも来ない。唯一、第1領域や第3領域が割り込んでこない時間なんです。
習慣にしないと「意志力」が持たない
もう一つ大事なのが、習慣化です。
「よし、今日は第2領域をやるぞ!」と毎朝気合いを入れていたら、3日で終わります。意志力って、思った以上に当てにならない。
だから、考えなくてもやる状態にする。歯磨きと同じです。
僕の場合、朝のルーティンを決めてからは、「今日やるかどうか」を考えなくなりました。考えないから、続く。
第2領域は「未来の自分」への投資
第1領域(緊急×重要)は「今の自分」を守るための仕事。
第2領域(緊急じゃない×重要)は「未来の自分」をつくるための時間。
今の仕事に追われて、未来の自分に何も投資しない——それがずっと続くと、数年後に「あれ、何も変わってないな」となる。
第2領域は、複利と同じです。毎日0.1%成長すれば、1年で約1.44倍。大したことないように見える。でも10年続けると約38倍になる。逆に毎日0.1%サボれば、10年後にはほぼゼロ。たった0.1%の差が、10年で1,500倍の差になる。だから「今日はいいか」が一番もったいない。
本の執筆も、筋トレも、振り返りも、今日やらなくても誰にも怒られません。でも、やった人とやらなかった人の差は、1年後、3年後にはっきり出る。
だから僕は、朝やる。習慣にする。
それだけのことなんですが、それだけのことが、たぶん一番難しくて、一番大事なんだと思います。
