なんで深川で農道音楽祭をやるの?
農道音楽祭の「農道」という言葉は、
あまり聞き馴染みのない言葉だと思う。
農道という言葉の意味を調べると、こう書かれている。
農道とは、農作業用に農地の中につけた道。
農業のまち深川には、農道がたくさんある。
農道が日常風景に溶け込んでいるから、逆に意識することは少ないかもしれない。
農道音楽祭という名前に込めた想いをたくさんの方に知って欲しくて、この記事を書いている。
なんでこの深川で農道音楽祭をやることになったのか、名前に込めた想いとは。
音楽フェスがやりたかったの?

実はわたしたち、音楽フェスがやりたかったというわけでは決してなくて。
まちおこしの手段として音楽フェスを選択しただけなんです。
「他のまちを真似て音楽フェスをやりたかっただけ?」
「ただ新しいことをやりたかっただけ?」
こんな誤解をされることも多いけど、違うんです。
深川に限らず、少子高齢化・人口減少という問題を抱えている地方自治体は多い。
道内のうち深川を含む117の自治体が、消滅可能性自治体と言われていて、何もしなければこの未来をただ迎えるだけになってしまう、そう危機感を持っていて。
地方自治体では、まだ、行政主導のまちづくりが主で、民間が入る余地は少ない。
個人の考えだけど、わたしは、
行政主導のまちづくりから脱線できるかが、まちの未来を左右するんだと思っている。
そんななかで、深川を変えたい、
未来を明るいものにしたいという思いがある人たちが集まって、行動してみようということになった。
ここで言いたいのは、
行政を批判しているんじゃなくて、
行政に頼りっぱなしのまちづくりじゃなくて、
一市民であるわたしたちも行動したいってこと。
まちが一つになることを実感できるような、
深川のことを考えるきっかけをつくりたかった。
そこでいきついたのが音楽フェスだった。
音楽だからこそできるあの一体感を、
深川でも経験してみたかった。

わたしたちは、
深川の農業、深川の食に誇りを持っている。
深川のこと、深川の農業、深川の食を、
知って、触れて、味わえる機会にしたい。
その思いが、農業×音楽×食の農道音楽祭という形で実現できることになった。
私たちは1日に3回食事をしているわけで、
ごはんを食べることは生きていくために当たり前の行為。
わかっているつもりではあるけれど、
当たり前だから、毎日していることだから、
ありがたみは薄まってしまう。
食を支えてくれている方々に思いを馳せる、感謝する、そんな時間にもしたい。
お米、お蕎麦、きゅうり、りんご、さくらんぼ・・・
深川が誇る美味しいものをぜひ味わってほしい。
そんな思いでこの農道音楽祭に挑む。
挑むという表現は適切ではないかもしれないけれど、別の本業がある市民有志が集まって運営していることもあり、終業後やお休みを利用して進めている。
自分たちの時間を削ってでも成し遂げる覚悟を持って、この農道音楽祭をやり遂げる、その思いだけ。
全員にこの思いをわかってもらうのは難しいかもしれないけれど、私たちの思いに共感したり、一緒に作り上げたいって思ってくれている人がいるならば、こんな嬉しいことはない。
わたしたちのこの思いを、
農道音楽祭という形で表現する。
執筆者:juri

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