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50歳、転職活動のリアル。派遣という選択肢を再び選んだ

3月、私は転職活動を始めました。
派遣での就業経験は何度もありますが、50歳になってからの転職活動は、それまでとはまったく違う“重さ”がありました。

40代後半までは、多少条件を緩めればすぐに次が見つかるという感覚がありました。
でも、「49歳」と「50歳」では、明らかに求人との距離感が変わる。
その違いを、肌で感じる転職活動でした。

アットホームだった職場の終わり

前職も派遣でした。
49歳のときに入社したのは、社員50人ほどの小さな会社。
アットホームで人間関係も良好、働きやすい職場でした。業務内容も私がやりたいと思っていたことで楽しく過ごしていました。

しかし、年が明けると雲行きが怪しくなります。
1月にはベテラン社員が6人も退職。
「もしかして、経営が厳しいのでは?」と不安がよぎる中、社長からは「正社員の採用はしない」との発言。
今いる人手だけで仕事を回していかなければならない状況になっていきました。

「これは、契約更新は厳しいかもしれないな……」

そんな予感がしていた2月末。
マネージャーから「会社の売上が悪く、派遣を雇う余裕がない。契約は5月末で終了してほしい」と告げられました。

でも私は、「4月スタートの求人が多い」ことを知っていたため、3月末での契約終了を希望。
少しでもチャンスが広がるタイミングで、次に向けて動き出すことにしたのです。


50歳の壁は、やっぱり高かった

これまでの経験から、「派遣なら希望条件を緩めればすぐ決まる」と思っていました。
でも今回は、想像以上に決まりづらい現実が待っていました。
以前から知ってはいましたが、やはり50の壁は高い!

急いで次を探す必要があった私は、これまでお世話になっていた派遣会社に加え、
中堅2社・大手2社にも新たに登録。

「大手は厳しいだろうな…」と半ば諦めていたものの、意外にも紹介の連絡は何件もありました。
でも——その後の社内選考で落とされることが多いのです。


裏側を知っているからこそ見える“年齢の壁”

実は、若い頃に大手派遣会社でコーディネーターとして勤務していた経験があります。
だから、派遣会社の内情や企業側の本音がなんとなく分かるのです。

やはり企業は、「同じスキルなら若い人を」と考える傾向が強い。
だから、50歳の私に紹介が回ってくる案件には、
“若い人が敬遠した理由があるかもしれない”と、つい慎重になります(もちろん、すべてではありません)。

ただ、社団法人や病院の医局など落ち着いた職場では「50代くらいの人が合っている」と歓迎されるケースもあります。

幸運と、少しの工夫でつかんだ次の仕事

実は、選考に少しでも通りやすくするために、自分なりに工夫をしていました。
ただ、ここでは控えておきます。個人的なやり方なので、必ずしも正しいとは限らないからです。

幸いにも、勤務時間や時給の条件を下げることで、4月1日から新しい職場に就業スタートすることができました。
しかも、今回は大手の派遣会社からの紹介です。

前回は中小の派遣会社からだったので‥

今回はさすが大手!
研修が手厚く、フォロー体制もばっちり。

さらに「規模が小さい職場はもう懲りた」と思っていた私にとって、大企業での就業が叶ったのは嬉しい出来事でした。

……ただし、時給はダウン⤵️。


「大企業 × 高時給」の両立は、やっぱり難しいのかもしれません。
実際、同じフロアの派遣社員の方々は、他社も含めて私よりずっと若い方ばかり。

実は今回、他にも内定を2社いただいていました。
1社は時給がよく仕事内容もよいのですが社員200人、経営が安定しているのか微妙な感じの会社。
もう1社は時給は少しダウン、大企業の子会社で経営は安定しているが社員数は50人のこじんまりした職場。

今回は時給より就業先の規模を優先して決めました。
素敵なオフィス、社員食堂あり、自宅から近いのも決め手に。


自分のキャリアを“武器”に変える

今回、運良く採用されたのは、以前、中途採用業務のアシスタントをしていた経験があったからのようです。

最初は「アシスタント業務だし、登録シートにわざわざ書かなくてもいいかな」と思っていたのですが、
派遣会社の方との面談時に「それは武器になりますよ」とアドバイスを受け、追加。
結果的に、それが採用につながった可能性があります。

最近はオンライン登録だけで完結する派遣会社も多いですが、
私はあえて面談を希望しました。
50代は“人柄”が伝わるかどうかが大事だと思っていたからです。

また、これまでのキャリアを、派遣会社のシステム検索に引っかかるようにきちんと記入することも重要。
少し面倒でも、やっぱりできるだけ書いた方がいいと実感しています。


50代の転職は、戦い方が違う

50代になると、同じ経験やスキルでも「若さ」という点で選ばれにくくなる現実があります。
でも、だからといって諦める必要はないと思っています。

少し視点を変える。
少し条件を緩める。
自分の経験や人柄を、しっかり伝える。

そうした「小さな工夫の積み重ね」で、道は見えてくるのかもしれません。

派遣での転職は初めてではない私でも、50歳からの転職活動はまるで別物でした。
でも、だからこそ気づけたこと、見えたものがあります。

この経験が、同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。

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