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2024年世界遺産訪問まとめ

2024年もいよいよ最後の月に入ったので、昨年に続き今年もこの一年間に訪問した世界遺産について振り返ってみた。


1月 アユタヤと周辺の歴史地区

タイの首都バンコクから近いため、日帰りで行けることから、以前より訪問したいと思っていた。
1月は乾季のため、雨が少なく、気温も比較的低い(と言っても30℃はあった)とのことから、年間を通して最も良い季節ということで、この時期に行くことにした。
最初は、自力で国鉄の列車に乗ってバンコクからアユタヤまで行こうと考えたが、予約したホテルからバンコクの中央駅までが少し遠かったことと、アユタヤ駅は歴史地区の外れにあり、駅からアユタヤ市内を炎天下の中移動するのは体力的にきついこと、それに帰りの列車の時刻を気にしないといけないという煩わしさから考え直し、車を使った現地ツアーを利用することにした。
以下、現地ツアーで行った5ヶ所を紹介する。

アユタヤの街は3つの河川に囲まれた場所にある。①から⑤の遺跡を番号順に訪問した。

①ワット・チャイワッタナーラーム

チャオプライヤー川の外側、アユタヤの中心地から西南方向にある遺跡。
カンボジアに勝利した記念に建てた仏塔が中央にそびえる寺院遺跡で、その昔ビルマ軍により破壊された経緯がある。

②ワット・ロカヤスター

もとは仏教施設があったが、ビルマ軍による破壊により、現在は1956年に復元された全長28mほどの涅槃仏だけが残っている。

涅槃仏

③ワット・プラシ―サンペット

3人の王の遺骨が納められた3基の仏塔が並ぶ寺院遺跡で、アユタヤの歴史地区で最も有名な遺跡。
ちょうど訪問した日に多数の信者が集まって仏教儀式が行われていた。

④ワット・マハタート

この寺院もビルマ軍に破壊されて、頭の無い仏像が並んでいる。
この寺院遺跡で最も有名なのが、木の根に取り込まれてしまった仏頭で、多くの人が並ぶ撮影スポットになっている。

通路の右側に並ぶ仏像に頭はない

⑤ワット・ヤイチャイモンコン

最後に訪れたこの寺院は中心地からはずれた郊外にあり、今も多くの人が参拝のため集まっている。
境内の中央には高さ72mの記念塔がたっており、とても眺めがよかった。

ビルマの王子との一騎打ちに勝った記念に建てられたという

4月 富岡製糸場と絹産業遺産群

世界遺産アカデミー認定講師の研修参加のために上京し、研修が終わるとすぐに群馬県高崎市へ移動。その日は高崎市内で泊まり、翌日は以前から行きたかった富岡製糸場を訪問した。
 今回あらためて4つの構成資産の場所を調べたところ、「富岡製糸場」「田島弥平旧宅」「高島社跡」「荒船風穴」は各所に点在しており、夕方には羽田空港から飛行機で帰るため、とても一日では回りきれないとあきらめ、今回は「富岡製糸場」だけにした。

・富岡製糸場

高崎から上信電鉄に乗って最寄りの上州富岡駅に行こうとしたところ、富岡製糸場の入場券付き往復乗車券が販売されているのを知り、早速購入して富岡市に向かった。

富岡製糸場を訪問する前に、上州富岡駅前にあるガイダンス施設(群馬県立世界遺産センター)に行った。
施設内には世界遺産の認定書が展示されていた。

認定書


正門で記念撮影

世界遺産登録直後は年間130万人が訪れていたが、年々来場者が減少し、最近は36万人程度と聞いていた。この日はとても天気の良い日曜日であったが来場者はまばらで、私にとっては静かにゆっくり見ることができて有難かった。

有名な繰糸場

製糸場の中で最も有名なのが、天井が三角形のトラス構造をしている繰糸場である。この構造により、工場内部は柱のない、広い空間を確保することが出来ている。教科書に必ず出ていた写真である。この繰糸場と東西の置繭場
が国宝に指定されている。

認定者特典としていただいたブランドブック

ひととおり見学した後、売店に寄り、世界遺産検定認定証を提示し、立派な富岡製糸場ブランドブック(写真集のようなもの)を無料でいただいた。
ちなみに売店で2,420円で販売されていた。

8月 古都奈良の文化財

次期世界遺産推薦案件となった「飛鳥・藤原の宮都」の構成資産候補を見に行くために久々に奈良県を訪れた。たまたまおりた高速道路のICの近くに世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産である唐招提寺があることを知り、これまで行きたかったけれど行く機会がなかったことから、この際と思い、急遽飛鳥・藤原に行く前に唐招提寺を訪問することにした。

・唐招提寺

思っていた以上に境内は広く、金堂を始めとする建物群はとても立派で、大きかった。境内にある開山堂では鑑真和上の御身代わり像を見ることが出来る。

奥に金堂が見える
金堂とその奥にある講堂

10月 石見銀山遺跡とその文化的景観

世界には多数の文化的景観が認められている世界遺産がある。一方日本では現在のところ文化的景観が認められている世界遺産は「紀伊山地の霊場と参詣道」と、ここ「石見銀山遺跡とその文化的景観」の二つだけである。
 そして「石見銀山遺跡とその文化的景観」は「銀鉱山跡と鉱山町」、「街道」、「港と港町」の三つの種類に分かれている。
 今回は「銀鉱山跡と鉱山町」の内、江戸時代初め柵で厳重に囲まれていたことからその名がついた「銀山柵内(ぎんざんさくのうち)」を巡った。

銀山柵内の地図

・下河原吹屋跡

江戸時代初期に操業していたとされる大規模製錬所の跡。

・清水谷製錬所跡

明治27年に完成した製錬所の跡。不採算のため僅か1年半で操業停止となった。

・龍源寺間歩

石見銀山遺跡で最も人気のある観光スポット。

・佐毘賣山神社

龍源寺間歩の出口近くにある鉱山の守り神・金山彦命を祀る神社。

こんな案内板がありました

11月 佐渡島の金山

今年世界遺産に登録されたばかりの「佐渡島の金山」を見学するため、初めて佐渡ヶ島を訪問した。「佐渡島の金山」の構成資産は二つに大別でき、一つは「西三川砂金山」、もう一つは「相川鶴子金銀山」である。

ガイダンス施設「きらりゅうむ」の展示パネル

①西三川砂金山

砂金を採取していた笹川集落周辺が世界遺産となっている。

金子勘三郎家は保存修理中で見学できず

②相川鶴子金銀山

相川の金山と鶴子の銀山から成る。
史跡佐渡金山の宗太夫坑は動く人形の展示が良かった。

史跡佐渡金山の入口近くにあった看板


本物の金塊
売店の展示
小雨の中、鶴子銀山の入口、鶴子公園にやってきました
誰もいません

まとめ

2024年は5つの世界遺産を巡った。これで、これまでに行った世界遺産の数は49件になった。
来年も世界遺産巡りに精を出したい。(現在の世界遺産数1,223件)




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