「アフターで“質問地獄”にハマって面接みたいになり、無事メンタル死んだ夜」
——ホストのアフターって、もっとこう…ロマンあると思ってた。
キラキラしてて、ちょっとドキドキして、非日常で。
少なくとも、“就活の最終面接”みたいになるとは思わないじゃん?
これは、アフターでなぜか“ずっと質問され続けた夜”の話。
■ 1. すべては軽いノリから始まる
歌舞伎町のホストクラブに行った理由は、まあよくあるやつ。
・仕事疲れた
・ちょっと非日常味わいたい
・キラキラ見たい
結果、3回くらいで「向いてないな」と悟って終了。
——ただ、その中の1回だけ、異常な夜があった。
■ 2. 担当、普通にいい人
その日の担当は、いわゆる“ちょうどいい人”。
顔もいいし、話も上手いし、距離感もいい。
「はい、売れるタイプ〜」って感じ。
ここでは“質問マン”と呼ぶことにする。
この時点では、まさか後で尋問されるとは思っていない。
■ 3. アフター、開始
営業後、流れでアフターへ。
居酒屋で軽く飲んで、普通に楽しい。
「やっぱホストって会話上手いな〜」とか思ってた。
ここまでは、完全に正解ルート。
問題は、家に着いてから。
■ 4. 突然の“質問ラッシュ”
ソファに座った瞬間、彼が聞いてきた。
「休みの日って何してるの?」
まあ普通。会話の入りとしては100点。
答える。
「え、じゃあさ、それってどのくらいの頻度?」
あ、深掘るタイプね。
答える。
「なんでそれ好きになったの?」
——ん?
■ 5. 面接、始まってた
気づいたらこうなってた。
質問 → 回答 → 追加質問 → さらに深掘り
終わらない。
しかも全部ちゃんと聞いてくる。
・「それっていつから?」
・「きっかけ何?」
・「逆に嫌いなものは?」
・「それってどういう感情?」
いや、心理カウンセリング?
■ 6. 逃げ場のないヒアリング
30分後。
まだ聞かれてる。
1時間後。
まだ聞かれてる。
話題はもう、
趣味 → 仕事 → 家族 → 恋愛 → 人生観
ほぼフルコース。
しかも全部“ちゃんと答えさせられる空気”。
■ 7. なぜか評価される
途中でこう言われる。
「ちゃんと自分のことわかってるね」
——誰目線?
「そういう考え方できるのいいと思う」
いや、ありがとうだけど今それじゃない。
こっちはもう、
「正解これでいいですか?」の気持ち。
■ 8. 脳が“面接モード”に切り替わる
途中から完全に就活。
・言葉選ぶ
・ちゃんとしたこと言おうとする
・変なこと言わないようにする
結果、めちゃくちゃ疲れる。
これ、酒飲んでやることじゃない。
■ 9. 極限状態の思考
この頃の頭の中。
「これいつ終わる?」
「私、今何答えてる?」
「なんでこんな深掘られてる?」
最終的にはこれ。
「もう何も考えたくない」
■ 10. 寝る前ラストスパート
やっとベッド。
「これで解放される」
——甘い。
「ちなみにさ、今までで一番しんどかったことって何?」
いや、今。
今これ。
■ 11. 朝、そして現実
朝。
静か。
誰も質問してこない。
それだけで、めちゃくちゃ安心する。
■ 12. 無音と“無質問”の尊さ
外に出た瞬間、思った。
「誰にも何も聞かれないって最高…」
普段なら当たり前のことが、めちゃくちゃありがたい。
■ 13. 結論:人は“聞かれすぎ”でも壊れる
この夜で学んだこと。
人は、
・話さなすぎてもダメ
・話しすぎてもダメ
・聞かれすぎてもダメ
つまり、“ちょうどいい会話”って奇跡。
■ 14. それでもちょっとだけ思う
質問マンは、悪い人じゃなかった。
むしろめちゃくちゃ真面目で、ちゃんと向き合ってくれてた。
ただ——
“面接スキルが高すぎた”。
たぶん今もどこかで、
誰かにこう聞いてる。
「それってなんで?」
そして誰かが心の中でこう思ってる。
「合否だけ教えてくれ」
