1型糖尿病8年目|血糖コントロールに大切な「おおらかさ」と「不安感」
1型糖尿病の治療を始めて8年目。
今回は、その中で「たくましくなったな」と自分自身のささやかな成長を感じたエピソードをお届けします。
先日、娘が健康診断を受けてきました。
結果を見て「赤血球が基準値より少し低かった」と不安げに相談してきたのです。最近少し貧血気味だったこともあり、「もしかしたら何か病気なのかな」と心配になった様子。
私は「貧血の影響だと思うよ」と伝えつつ、わからない時って本当に不安になるよね、と共感しました。
「わからない」ことは不安になるもの
すると娘は少し安心した後に、「病気のママに病気になったらどうしようなんて相談するの、デリカシーなかったな」と反省のように言いました。
いやいや、そんなこと気にしなくていいんだよ。
私はもう病気8年生。
今でこそ少しの不調はおおらかに受け止められるけれど、発症したばかりの頃は同じように小さな不調にも不安でいっぱいでした。
だから娘の心配を軽く受け流す気持ちには全くなりませんでした。
それに、娘は命の恩人。私が意識不明で倒れていたところを発見し救急車を呼んでくれたのです。
体温が冷たくなっていた私の状態を伝えるために、救急隊の人に「真冬のスマホくらいの冷たさです」といって、適格と褒められたそうです(笑)

「おおらかさ」という力を身に着けた
思い返すと、当初は少しコントロールが乱れると、お医者さんから「コントロールがうまくいかない状態が続くと合併症のリスクが高まる」と繰り返し言われ、自分がどれくらいのリスクがあるかということよりも、一般論に振り回されて、不安がどんどん大きくなっていました。
退院直後は食事もきっちり計測し、数字に一喜一憂していたのを覚えています。
それが今では、「少しの乱れくらい、生きていればあるよね」と思えるようになり、以前のように数値に振り回されすぎなくなりました。
落ち着いて受け止められる逞しさがついたのかなと自分の成長をほめてあげたいです!
日本の1型糖尿病患者の平均HbA1cは7%を超えているという報告があります。そうした状況の中で、私はHbA1c5.8〜6.1%くらいで安定しているので、このおおらか受け止めで上手くコントロールできているのかなと感じます。
「おおらかさ」と「油断」のバランス
ただ同時に、おおらかさが油断につながる面もあります。
最近は食事管理が目分量になり、少し太っても気づかなかったり、また、インスリン注射を忘れたまま外出してしまったり。
息子から「気が緩んでない?」と指摘されたこともありました。
過敏に反応して不安を増大させるのも良くないけれど、健康を維持するにはリスクへの意識も欠かせません。
逞しくなった自分を喜びつつも、「初心を少し思い出すこと」も必要だと改めて感じています。
病気と共に歩む日々は、安心と緊張感、その両方のバランスを取りながら続いていきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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