突然の病気とキャリアの転機——止まって気づいたこと
こんにちは!今日は「接客応援団」ではなく、「キャリア応援団」「治療と仕事の両立応援団」のアールとしてお話しします。
キャリアで悩む方、持病を抱えている方と一緒に頑張る活力を共有できればと思います。
発症の衝撃
2018年、私は40代で突然、劇症1型糖尿病を発症しました。膵臓のβ細胞が一気に破壊され、体内のインスリンが枯渇する病気です。
発症から1週間以内に進行するため、まさに「ある日突然」襲ってきました。
私の場合は、眠っている間に意識を失い、救急搬送されました。
血糖値は通常70〜100mg/dLのところ、800mg/dLを超えていたそうです。2日後、意識を取り戻したと同時に、この病気だと診断がついたくらい判断がつきづらかったそうです。
驚くことに、倒れる前日、私は強いだるさを感じて近所の内科で血液検査を受けたのですが異常なしと告げられたのです。何の前触れもなく、誰にでも起こりうるのだと、後になって身に沁みました。
意外な感情
意識が戻って最初に頭に浮かんだのは——
「やってしまった、仕事どうしよう」。
私は長くフリーランスとして働き、「仕事に穴をあける=仕事を失う」という価値観で生きてきました。
多少の体調不良も、子育てとの両立も、無理をしてでもやり遂げるのが当たり前。自分の体よりも、まず仕事。今思えば、ずいぶん危ういバランスです。
でもその時、不思議な感情もありました。
「ああ、やっと止まれた」
「もう少し頑張ったら休もう」と言い聞かせ続け、いつの間にか限界を超えていたのだと、その時初めて気づきました。
眠れない夜に救われた「未来を考えること」
入院中、自分の病気の状態がわからない間は、「社会復帰できるのだろうか」という不安で眠れない夜が続きました。
眠れないと血糖値など様々な数値が安定せず、退院も遠のく…そんな悪循環の毎日です。
ある夜、ふと思いました。
「もし同じ仕事に戻れなくても、こんなことならできるかもしれない」
病室のベッドで、いろんな未来を想像してみたら、少しだけ希望が見えてきて、その夜はぐっすり眠れました。
価値観が変わった瞬間
仕事は一部キャンセルになりましたが、「R先生が戻るまで待ちます」と言ってくださるクライアントもいました。
その言葉は、私の中の「絶対に無理してでもYESと言わなければ」という固定観念を、ガラリと変えてくれる言葉で、「無理しない自分も受け入れてもらえるんだ」と価値観が塗り替えられました。
今は1日5回のインスリン注射は必要ですが、前と変わらない講師業プラス仕事の幅を広げて、仕事復帰ができています。この経験をきっかけに病気や人生の転機に立つ人を支えたいと考え、国家資格キャリアコンサルタントを取得することにつながりました。
病気は、ない方がいい
大病のあと、「人生観が変わったね」「プラスになったこともあるでしょ」と声をかけられることもありました。
でも正直に言うと、今でも病気はない方がいいと思っています。
それでも、あの出来事が私の価値観を揺さぶり、キャリアの選択にも影響を与えたことは間違いありません。
そして入院中も社会復帰の時も、苦しいときにいつでも支えてくれる人の大切さも実感しました。
あの日「やっと止まれた」と感じたように、自分の素直な感情を大切にしていこうと思います。
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