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質問を受けたらまず「ありがとうございます」?──面接や日常で感じる違和感

こんにちは、キャリア応援団のアールです。
先日、東洋経済オンラインに「質問を受けたらまず『ありがとうございます』」と答える学生が増えている、という記事が掲載されていました

この記事を読みながら、私自身が大学での学生指導やキャリア相談の中で、日頃から感じている違和感と重なる部分が多いと感じました。そしてこれは就活だけでなく、転職活動や日常のコミュニケーションにも共通する観点が隠されているなと思います。


「ありがとうございます」が相手との距離を生むとき

面接官から質問されたときに「ありがとうございます」と返す学生。丁寧さの表れと考える人もいると思いますが、質問のたびに何度も言われると、気持ちがこもっていないマニュアル対応にみえてしまうことがあります。

面接はそもそも質問に答える場。質問された際は「はい!私は~」と返事で充分です。
わざわざ「ありがとうございます」と毎回返すと、そのほかの言葉も練習通りのセリフを並べているだけで、本音が見えないなと受け取られたりする危険があります。
記事の中でも「鬱陶しい」と感じる面接官がいると指摘されていましたが、そこまで苛立つ人ばかりでないとしても、信用できないなと心の距離感は遠くなると思います。

接客の現場でも同じ言葉の繰り返しは感情が伝わりづらくなることが多いものです。だからこそこうした感情を表す言葉は丁寧に使わないと、本来の言葉が持つ力を発揮できないと思います。


違和感を与えやすいフレーズ

ほかにも、記事を読んで改めて思い出したのが「先ほどもお伝えしました通り」というフレーズです。論理的に話そうとして使う方が多いのですが、場合によっては「さっきも言いましたよね」「ちゃんと聞いていましたか?」と相手を指摘しているように伝わることもあります。
現にダメ出しの際に、「この前も言ったと思うけど~」と話が始まることも多いものです。

もちろん意図はそうではなく面接においては、「さっきと同じエピソードで恐縮ですが…」という観点が多いのではないかなと思います。
どうしても、「さっき言ったのに」という気持ちを伝えたいならば、その気遣いが伝わるよう、「自己紹介でも少し触れた話ですが〜」など少し柔らかく言い換えると誤解なく相手に伝えられると思います。


言葉を選ぶ難しさ

ここまで「ありがとうございます」を繰り返さない方が良い、と書いてきましたが、実は私自身も迷うことがあります。たとえば研修でディスカッションをしていると、まだ話が収まらないグループがあります。そんなとき、進行を止める合図として「では、ありがとうございます」と私もよく言ってしまうのです。

この場合、「感謝」よりも「ここで一区切りです」というサインに近い意味合いです。言葉は便利であると同時に曖昧でもある。だからこそ、どう伝えるかを状況ごとに考える必要があると感じています。

言葉の使い方は「正解・不正解」ではなく、自分の伝えたいことをどう届けるか。そのため、時折立ち止まって考える時間も大切だなと感じます。


まとめ

「ありがとうございます」はとても大切な言葉ですが、繰り返しすぎると相手に届かない言葉になることもあります。大事なのは形式的な言葉遣いではなく、相手に伝わる誠実さ。これは就活の面接だけでなく、転職活動や日常のコミュニケーションにも共通することです。

言葉の選び方を少し丁寧に意識するだけで、相手に与える印象は大きく変わります。自分の「誠実さ」が自然に伝わる言葉を大切。だからこそ自分の考えを言語化して「伝える言葉」に引き出しは増やしておきたいものです。

最後まで読んでくださってありがとうございます。
就活や転職活動に挑む皆さんが、自分らしく力を発揮できる面接になりますように。少しでも参考になったら嬉しいです。
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