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彼女をパニック障害から回復させた話

Kouです。
こんにちは。


最初に断っておきますが、
僕はこの手の分野の専門家ではないので、
誰にでも当てはまる治療方法の話をするつもりはありません。

それでも、
もしあなたがパニック障害その他で悩んでいるのだとしたら、
一つのヒントになるかもしれないと思ってこの記事を書くことにしました。


僕は以前付き合っていた彼女を、
パニック障害から回復させたことがあります。

この経験は僕にとっても大きな財産になりました。


彼女とは知り合って程なくして、
パニック障害があって電車には乗れないと告白されました。

それまでまったく無知でしたが、
本当に電車とかバスには乗れないんですね。


それなら仕方がないと思って、
僕は足繁く会いに行くことにしました。

会って話している分には普通なんです。

パニック障害があるといくら聞いても、実感が湧かないほどでした。


しかし、時々電話を求められて、
電話越しに話すと、
その場で発作を引き起こしたりしていました。

その場にいないときに発作が起きても、
こちらではどうしようもないんですよね。
とにかく何か声をかけるしかありません。


当時、決して余裕があるわけではありませんでしたが、
とにかく頻繁に会って話をすることにしました。

なぜそうしようと思ったのかまでははっきり覚えていません。

一人でいたら何をしでかすか分からないという、
ちょっとした怖さはあったのかもしれません。


病院に着いてきてほしいと言われて、
精神科に付き添ったこともあります。

先生は話を聞いて、薬を出すだけです。

もちろん、本当は患者ごとに専門的なカウンセリングや処方はあるのでしょうが、
隣で一緒に聞いていた僕には、
意味があるのだろうかと思う診察内容でした。


僕は彼女を、
パニック障害の患者としては見ないようにしました。

そもそも会っている最中は、
その様子がほとんどないんです。
目の前で発作を見たのは1回しかありません。

それもごく軽度です。

だったら、
普通の人だと思って接する方がいいと何となく思いました。


とにかく、ほとんど毎日と言ってもいいような頻度で会いに行きました。

会いに行くと言っても、彼女の家に行くわけではありません。

会いに行って、必ず外で会っていました。

外に連れ出したようなものです。


ひたすら連れ出して、
外で話をし続けました。

電話やメールではそうじゃなくても、
直接会って話しているときは本当に普通の子でした。

普通の子の状態の彼女とより多く接する必要があると思ったのかもしれません。


正直なところ、
何か一つの大きな決定打があったとは感じられません。

いつの間にか、
彼女の発作の兆候は完全になくなり、
メールでも電話でも「苦しい」と突然言ってくるようなことはなくなっていました。

しかし僕にとっては、
それ自体が普通の状態だと思っていたので、
本当に気がついたらなくなっていたという感覚でしかありません。

電車も普通に乗れるようになっていました。


後から考えて思うのは、
会って話相手になることに徹したのがよかったんじゃないかということです。

この後に僕は人の相談を聞く機会が増えたのですが、
現代人は人に相手をしてもらう機会が極端に減っていて、
それで自分の存在価値が分からなくなっている人がものすごく多いことを知りました。

彼女のパニック障害がなぜ始まったのかは全く知りません。
そんなものは聞いても仕方がないと思って、
余計なことは聞きませんでした。

しかし、育った環境や生活の様子を聞いていると、
慢性的な欲求不満があったのは間違いないだろうと思っています。


もし、人が話を聞くだけで改善するのだとしたら、
ものすごい治療法だと思いませんか。

人の病気は人じゃないと治せないということですからね。

これだけでも希望が持てると思うんです。
ちゃんと話を聞いて相手をするというだけで、
変わることがあります。

人は相手をしてほしくて、
注意を引きたくて行動してしまうことがよくあります。

パニック障害の発作がそれに当たるとは思いませんが、
多少は関係があるかもしれません。


話を聞いて相手をするというのは、
簡単そうに見えて、
実際にやるのはかなり難しいです。

できる人はかなり少ないんじゃないかと思っています。

でも、だからこそできるようになったら、
特別な存在になることだってできてしまいそうですよね。


相手の話を聞くということに、
ぜひ意識を向けてみてください。

別にパニック障害を治すためじゃなくてもいいと思います。
むしろパニック障害ですらそれで回復するケースがあるのだから、
他の問題はもっとその可能性が出てくると思うんです。

この記事を読んで、話の聞き方について興味を持ってくれたら嬉しいですね。


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