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【中級者向け】コード進行が普通すぎに聴こえる人へ。7add13・M7add13・m7add13で作る今っぽい響き

セブンスコードまでは使えるようになった。
ダイアトニックコードも、王道進行も、なんとなく組めるようになった。

でも、自分で作ったコード進行を聴くと、どこか普通すぎに聴こえる。

悪くはない。
間違ってもいない。
でも、J-POPやアニソン、ボカロ、シティポップのような「少し浮いた感じ」や「都会的な余韻」がなかなか出ない。


そんな人におすすめしたいのが、7add13・M7add13・m7add13です。

名前だけ見ると少し難しそうですが、考え方はシンプルです。
普通のセブンスコードに、13thという色を足すことで、コード進行に明るさ、浮遊感、切なさ、余韻を加える方法です。

この記事では、7add13・M7add13・m7add13を、辞書的なコード解説ではなく、実際の作曲でどう使うかに絞って解説します。


add13系コードは「難しくするため」ではなく「垢抜けさせるため」に使う

まず大事なのは、7add13やM7add13を使う目的です。

これらのコードは、理論を難しく見せるためのものではありません。
普通のコード進行に、少しだけ今っぽい響きを足すためのものです。


たとえば、Cメジャーキーでよくある進行に

C → G → Am → Em → F → C → F → G7 → C

という進行があります。

これはとても使いやすい進行です。
ただ、そのまま使うと少し素直すぎることもあります。


まずは全部を複雑にする必要はありません。
たとえば最後のG7だけをG7add13にして

C → G → Am → Em → F → C → F → G7add13 → C

としてみます。
これだけでも、終止前の響きに少し余裕や色気が加わります。


慣れてきたら

C → G → Am7add13 → Em → F → C → F → G7add13 → C

のように、マイナーコードにも少しずつ13thを足してみるのがおすすめです。

まずは1〜2か所だけ置き換えて、響きの違いを耳で確認する。
そのくらいの感覚で十分です。


進行の骨格はほとんど変わっていません。
でも、響きは少し柔らかく、広く、今っぽくなります。

つまりadd13系コードは、コード進行そのものを別物にするというより、すでにある進行に「色」を足すための道具です。


13thは「6度の音」と考えると使いやすい

13thという言葉が出てくると、急に難しく感じるかもしれません。

でも、最初はシンプルに考えて大丈夫です。

13thは、1オクターブ上で考えた6度の音です。
たとえばCを基準にすると、13thはAです。

C7add13なら、C7にAを足した響き。
CM7add13なら、CM7にAを足した響き。
Cm7add13なら、Cm7にAを足した響きです。

構成音で見ると

C7add13:C E G Bb A
CM7add13:C E G B A
Cm7add13:C Eb G Bb A

となります。


ただし、実際の作曲やDTMでは、すべての音を必ず鳴らす必要はありません。

むしろ、音を入れすぎると濁ることがあります。

中級者の方がまず意識したいのは、ルート、3度、7度、13thです。
この4つが見えていれば、add13系のキャラクターはかなり出せます。


7add13は、ドミナントを大人っぽくする

7add13は、普通の7thコードに13thを足したコードです。

特に使いやすいのは、V7の場面です。

たとえば

Dm7 → G7 → CM7

という進行があるとします。

これはツーファイブワンと呼ばれる、とても基本的な進行です。
ここでG7をG7add13にすると

Dm7 → G7add13 → CM7

になります。

G7の持っている「Cに解決したい力」は残しつつ、少し明るく、柔らかく
大人っぽい響きになります。


普通のG7は、しっかり着地したい感じ。
G7add13は、少し余裕を持って着地する感じ。

この違いが、J-POPやシティポップ、R&B寄りの曲でかなり使いやすいです。

サビ前で期待感を作りたいとき。
Aメロの終わりで少しおしゃれに次へ進みたいとき。
普通のドミナントでは強すぎると感じるとき。

そんな場面で7add13は便利です。


例としては

FM7 → Em7 → Dm7 → G7add13 → CM7

のように使えます。

最後のG7add13が、ただのG7より少し都会的な余韻を作ってくれます。


M7add13は、透明感と浮遊感を作る

M7add13は、メジャーセブンスコードに13thを足したコードです。

これはかなり透明感が出やすいコードです。

たとえばCM7だけでも綺麗ですが、CM7add13にすると、もう少し広がりが出ます。

CM7:落ち着いた綺麗さ
CM7add13:空間が広がる綺麗さ

というイメージです。

イントロ、Aメロ、落ち着いたサビ、夜っぽい曲、少し浮遊感のあるアニソンやJ-POPに向いています。


たとえば

CM7add13 → Am7 → FM7add13 → G7add13

という進行。

明るいキーの中に、少し影と余韻が入ります。
派手ではありませんが、普通のコード進行よりも空気感が出やすくなります。


M7add13を使うときのポイントは、全部のメジャーコードに付けすぎないことです。

CM7add13も、FM7add13も、全部綺麗です。
でも、毎回使うと響きがぼやけます。

目立たせたい場所だけに置くと、透明感がより伝わります。


m7add13は、暗すぎない切なさを作る

m7add13は、マイナーセブンスコードに13thを足したコードです。

これがかなり面白い響きです。

普通のAm7は、柔らかいマイナー感があります。
そこに13thを足してAm7add13にすると、切ないけれど少し前向きな響きになります。

暗いだけではない。
でも明るいわけでもない。

この中間の響きが、現代的なJ-POPやボカロ、アニソンのAメロにかなり合います。


たとえば

Am7add13 → Em7 → FM7add13 → G7add13

という進行。

Am7だけで始めるより、少し浮いた切なさが出ます。


また

Am7add13 → D7add13 → GM7add13 → CM7add13

のように使うと、マイナー感を残しながら、暗くなりすぎない進行が作れます。

m7add13は、失恋ソングや夜の曲だけでなく、「前に進みたいけど少し迷っている」ような歌詞にも合いやすいです。


普通のコード進行をadd13化する手順

実際に作曲で使うなら、最初から難しいコード進行を作ろうとしなくて大丈夫です。

おすすめは、普通の進行を先に作って、あとから一部だけadd13化する方法です。

たとえば、元の進行が

C → G → Am → Em → F → C → F → G7 → C

だったとします。

ここで、全部を複雑にする必要はありません。

まずは、G7をG7add13にする。
次に、AmをAm7add13にする。
余裕があれば、FをFM7add13にする。

これだけでも十分に印象は変わります。


たとえば

C → G7add13 → Am7add13 → Em → FM7add13 → C → F → G7add13 → C

のような形です。

元の進行と比べても、コードの役割そのものはほとんど変わっていません。
それでも、響きには少し余裕や広がりが生まれます。

ポイントは、骨格を壊さないことです。


読者やリスナーが聴いているのは、コード名の難しさではありません。
曲として気持ちいいかどうかです。

だから、add13は主役にしすぎず、普通の進行を少し垢抜けさせるために使うのがおすすめです。


使いすぎると濁るので注意

add13系コードは便利ですが、入れれば必ずおしゃれになるわけではありません。

特にDTMでは、音を重ねすぎるとすぐに濁ります。

よくある失敗は、低い位置で13thを鳴らしてしまうことです。

13thは高めに置いた方が綺麗に聴こえやすいです。
低い位置で鳴らすと、ベースや他のコードトーンとぶつかって、響きが重くなります。


また、メロディとの衝突にも注意が必要です。

伴奏で13thを鳴らしているときに、メロディが近い音で動くと、意図しない濁りが出ることがあります。

濁っていると感じたら、まずは音を減らしてください。

全部の構成音を鳴らすより、3度、7度、13thを意識して、5度を省略する方が綺麗にまとまることも多いです。


まとめ

もちろんsus4やadd9も非常によく使われますし、実際には7add13系より先に覚える人も多いです。

ただ、セブンスコードまで使えるようになった中級者の方が「コード進行が普通すぎに聴こえる」という悩みを解決したいなら、add9やsus4などだけでなく、7add13・M7add13・m7add13もかなり有力な選択肢です。

特に、都会的な余韻や浮遊感、大人っぽさを足したい場合は、add13系の方が効果を感じやすいことがあります。


7add13は、ドミナントを大人っぽくする。
M7add13は、透明感と浮遊感を作る。
m7add13は、暗すぎない切なさを作る。

この3つを使えるようになると、普通のコード進行に少し今っぽい響きを足せます。


大事なのは、コード名を難しく覚えることではありません。

自分の曲のどこに、どんな色を足したいのか。
そのためにadd13を使うことです。

コード進行が普通すぎに聴こえるときは、進行そのものを変える前に、一部のコードに13thの色を足してみてください。

それだけで、曲の空気が少し変わります。


セブンスコードまでは使えるようになった。
でも、もう一歩だけ垢抜けた響きが欲しい。

そんな中級者の方にとって、7add13・M7add13・m7add13は、かなり実用的な次の一手になります。

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長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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