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【中級者向け】不穏なコードが“事故”に聞こえる人の失敗10選|add-9コードで短9度の痛みを表現に変える使い方

作曲をしていると、ふと普通の三和音では足りなくなる瞬間があります。
明るいだけでは物足りない。綺麗なだけでも違う。
もう少し張りつめた感じ、少し危うい感じ
あるいは「このままでは着地しきらない」感触がほしい。
そんなときに惹かれるのが
不穏なコードや強いテンションを持つコードです。

ただ、実際に使ってみると難しい。
狙っていたのは緊張感のはずなのに、ただキツいだけになる。
刺さってほしいのに、ミスっぽく聞こえる。
空気を張らせたいのに、曲から浮く。
これは珍しい失敗ではありません。

その中でも、今回扱う add-9コード はかなり典型的です。

ここでは
add-9コード=長3度・5度・短9度 を持つコードとして話を進めます。

つまり、「綺麗な拡張」として扱われやすい add9 とは別物で
短9度の痛みや張り、不穏さをどう扱うか が本題です。

この記事は「add-9コードとは何か」を説明する入門記事ではありません。

なぜ add-9コードが“表現”ではなく“事故”に聞こえてしまうのか

そして
どうすれば短9度の痛みを
作曲やコード進行の中で意味あるものに変えられるのか

を整理する記事です。

「不穏なコードを使いたいのに、ただ変なだけになる」
と感じている人ほど、役に立つはずです。


1. 解決先を決めずに add-9コードを置いている

最初に多いのがこれです。
add-9コードは、単体の珍しさだけで成立するコードではありません。
短9度のきつさは強いぶん、どこへ向かうか が見えないと
意味のある緊張ではなく、止まりどころのない違和感になります。

不穏なコードを使うときに大事なのは
「何を壊したいのか」だけでなく、「どこに落ちたいのか」です。

メジャーへ解放したいのか、マイナーへ沈めたいのか
それともドミナント的な押し込みをしたいのか。

ここが曖昧なままだと、短9度の痛みは表現になりません。


2. add-9コードを長く鳴らしすぎている

短9度は刺激が強いです。
なので、add-9コードを長く保持すると
緊張感よりも聴き疲れが先に来やすくなります。
特に「不穏さを出したいから長く鳴らす」という発想は、かなり危険です。

むしろ add-9コードは、一瞬で刺す ほうが機能しやすいことが多いです。

サビ前の最後の一拍、ブレイク直前
Bメロ終止前、落ちサビに入る前の引っかかり。

そういう短い場面だからこそ
短9度の痛みが「表現」として聞こえやすくなります。


3. 歌メロまで近い位置でぶつけている

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