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【中級者向け】m-5・dimコード進行30選|普通のコード進行に“通り道”を作る実戦アイデア集

コード進行を作っていると、ある程度までは王道パターンで形になります。

C → G → Am → F
Am → F → G → C
Dm7 → G7 → C
Am → Dm → E7 → Am

こういう進行は使いやすく、歌も乗せやすいです。


ただ、作曲に慣れてくると、少し物足りなくなることがあります。

「普通に聴こえる」
「もう少しドラマが欲しい」
「コードとコードの間をなめらかにつなぎたい」
「サビ前に一瞬だけ緊張感を入れたい」
「J-POPやアニソンっぽい、少し大人っぽい通過感が欲しい」

そんなときに役立つのが、m-5とdimコードです。

この記事では
m-5とdimを「怖いコード」「難しいコード」としてではなく
普通のコード進行に“通り道”を作るための実戦的なコードとして扱います。


この記事での表記ルール

まず、この記事内での表記を固定します。

この記事では、3和音のディミニッシュを「m-5」と表記します。

たとえば、Cm-5なら

C・E♭・G♭

です。

一般的な楽譜や教材では、これをCdimと書く場合もあります。
ただし、この記事では混乱を避けるため、3和音はm-5で統一します。


一方、4和音のディミニッシュ・セブンスは「dim」と表記します。

たとえば、Cdimなら

C・E♭・G♭・A

です。

一般的にはCdim7と書かれることもありますが
この記事では4和音をdimとします。


つまり、この記事では

m-5=3和音
dim=4和音

というルールで進めます。


m-5とdimは“通り道”として使う

m-5やdimは、単体で鳴らすと不安定です。

なので、いきなり長く鳴らそうとすると
不気味になりすぎたり、古臭く聴こえたり
メロディが乗せにくくなったりします。

でも、一瞬だけ使うとかなり便利です。


特に分かりやすいのは、行きたいコードの半音下に置く使い方です。

たとえば、Dmへ行きたいなら、Dmの半音下はC#です。

なので

C → C#m-5 → Dm

または

C → C#dim → Dm

のようにできます。

CからいきなりDmへ行くよりも
C#を挟むことで、ベースがC → C# → Dと半音で動きます。

この半音の動きが、普通のコード進行に“通り道”を作ってくれます。


基本的には

m-5は軽めの通過感。
dimは強めの緊張感。

このくらいの感覚で使い分けると分かりやすいです。

それではここから
実際に使いやすいm-5・dimコード進行を30個紹介します。


第1章:半音上へ向かう基本の通り道 5選

1. C → C#m-5 → Dm → G → C

CからDmへ行く前に、C#m-5を挟む進行です。

Dmへ向かいたいので、その半音下にあるC#m-5を使っています。
m-5なので、dimよりも軽めの通過感になります。

普通のC → Dmより少しだけ流れが生まれるので
Aメロや落ち着いたJ-POPに使いやすいです。


2. C → C#dim → Dm → G7 → C

1つ目の4和音版です。

C#dimを使うことで、Dmへ向かう直前の緊張感が強くなります。
C#m-5よりも「次に進みたい感じ」がはっきり出ます。

サビ前やBメロ終盤など、少しだけドラマを作りたい場面に向いています。


3. F → F#m-5 → G → C

FからGへ進む前に、F#m-5を挟む進行です。

Gへ行きたいので、その半音下にあるF#m-5を置いています。

F → Gだけだと素直ですが
F#m-5を挟むと、ベースがF → F# → Gと動き、少し上昇感が出ます。

明るい曲の中で、さりげなく展開を作りたいときに便利です。


4. F → F#dim → G7 → C

F#m-5よりも緊張感を強くしたい場合は、F#dimを使います。

F#dim → G7の流れは、サビ前の「来るぞ」という感じを作りやすいです。

J-POP、アニソン、ボカロのBメロ終盤にかなり使いやすい進行です。


5. G → G#dim → Am

Amへ向かう前に、G#dimを置く形です。

Amへ行きたいので、その半音下にあるG#dimを使っています。

G → Amだけでも自然ですが
G#dimを挟むと、Amへ入る直前に少し切なさが出ます。

明るい曲の中で、一瞬だけ影を差したいときに使いやすいです。


第2章:サビ前で使えるm-5・dim 5選

6. FM7 → F#dim → G7 → C

サビ前でかなり使いやすい進行です。

G7へ行きたいので、その半音下にF#dimを置いています。

FM7 → G7 → Cだけだと自然ですが
F#dimを挟むことで、サビへ入る前の緊張感が増します。

歌ものでは、F#dimを長く鳴らしすぎず
一瞬だけ通過させると使いやすいです。


7. Dm7 → D#dim → E7 → Am

Aマイナーの曲で、E7へ向かう前にD#dimを置く形です。

E7へ行きたいので、その半音下にあるD#dimを使っています。

Dm7 → E7 → Amでも十分自然ですが
D#dimを挟むとE7へ向かう力が強くなります。

マイナーキーのサビ前や、少し切迫感のあるBメロに向いています。


8. C → C#dim → Dm7 → G7 → C

CからDm7へ向かう前にC#dimを置き
そのあとツーファイブでCへ戻る進行です。

C → Dm7 → G7 → Cはかなり基本的な進行ですが
C#dimを入れるだけで少し大人っぽくなります。

シティポップ、J-POP、落ち着いたアニソンにも使いやすいです。


9. Am → C#dim → Dm → G7 → C

Aマイナーから始まり、Cメジャーへ明るく着地する進行です。

ここではDmへ行きたいので、その半音下にC#dimを置いています。

Am → Dmだけだと自然ですが
C#dimを挟むことで、Dmに入る直前に少し色がつきます。

暗さから明るさへ抜けるようなサビ前に合います。


10. Em → F#dim → G → A7 → Dm

Gへ向かう前にF#dimを置く進行です。

Em → Gでも進めますが
F#dimを挟むことで、ベースがE → F# → Gと動き、上昇感が出ます。

そのあとA7 → Dmへ進めることで
少しジャズ寄り、大人っぽい流れになります。


第3章:Aメロを少し不穏にする 5選

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