【初心者向け】3コードだけでAメロ〜サビを作る方法──I・IV・Vだけで「1曲完成」まで行く作曲入門
「DAWは開くけど、最後まで1曲完成したことがない……」
「コード進行が多すぎて、どれを選べばいいか分からない」
この記事は、そんな作曲初心者の方のためのガイドです。
まだオリジナル曲を1曲も完成させたことがない
「作曲 始め方」「コード進行 初心者」でよく検索しているタイプ
結論:I・IV・Vの「3コード」だけでAメロ〜サビまで作れます。
ここでは
3コードだけのコード進行テンプレ
よくある失敗例と改善ポイント
今日からできる「3コード曲チャレンジ」
に絞って解説します。
1|なぜ3コードだけで曲が成り立つのか?

キーCメジャーを例にすると
I = C(ド・ミ・ソ)
IV = F(ファ・ラ・ド)
V = G(ソ・シ・レ)
この3つが、いわゆる3コードです。
ざっくり役割をたとえると
I(トニック)=ただいまの場所。落ち着く・終わる音
IV(サブドミナント)=少し外へ散歩。景色が広がる音
V(ドミナント)=次に進みたくなる音。サビへ引っぱる役
J-POPでも洋楽でも、この3つの役割だけでかなりの部分が説明できます。
だからこそ、作曲初心者の方は「I・IV・Vだけ」で曲を作る練習をするのが近道なんです。
2|キーはCでOK:「C・F・G」だけ覚えよう

今回は、いちばんシンプルなCメジャーキーで進めます。
I = C
IV = F
V = G
この3つだけを使って、Aメロ・Bメロ・サビを合計24小節分作っていきます。
他のキーでも考え方は同じですが、最初は
「C・F・Gの3つだけで“1曲完成”まで行く」
というゴールに絞ってしまいましょう。
3|まずは「箱」を決める:8小節×3ブロックで考える

いきなり「自由に作ってください」と言われると、ほぼ確実に手が止まります。
そこで、先に**“箱の大きさ”を決めてしまう**のがおすすめです。
Aメロ:8小節(状況説明・日常の風景)
Bメロ:8小節(気持ちが高まっていく部分)
サビ:8小節(いちばん言いたいこと)
合計24小節。
この3つの箱を、全部C・F・Gだけで塗り分けるイメージで考えます。
4|Aメロ:CとFで「日常」を描くコード進行テンプレ

Aメロは、物語でいえば説明パートです。
ここでは、落ち着きのある I(C)と、少しだけ景色を広げる IV(F)を中心に使います。
Aメロ・テンプレ
Aメロ(8小節)
| C | F | C | G |
| C | F | C | G |ポイント
基本は C と F の往復
4小節目と8小節目だけ G を入れて、「少し先が気になる感じ」を作る
「いつもの朝」「この街の風景」といった、静かな導入に向いた並びです。
5|Bメロ:FとGで「階段」を作るコード進行テンプレ

Bメロは、サビに向けて気持ちを高めていく階段です。
ここでは、FとGを増やして、「外へ出て行く」感じを作ります。
Bメロ・テンプレ
Bメロ(8小節)
| F | C | F | C |
| F | F | G | G |ポイント
前半で F→C を繰り返し、「少しずつ世界が広がっていく」感じを演出
後半で F を続けてから G に乗せて、サビへの“溜め”をつくる
6|サビ:CとGで「言い切る」コード進行テンプレ

サビは、一番伝えたい言葉を置く場所です。
ここでは、CとGを主役にして“言い切り感”を出すのがコツです。
サビ・テンプレ(王道ポップ風)
サビ(8小節)
| C | G | F | G |
| C | G | F | G |1小節目Cで「言い始める」
2小節目Gでグッと前に出る
3小節目Fで少しだけ視界を広げる
4小節目Gで「次も聴かせて」と引っぱる
明るいポップス、前向きな歌詞にとても相性がいい進行です。
7|よくある失敗例と改善ポイント

失敗例①:コードを増やしすぎて迷子になる
初心者あるあるなのが
「せっかくだから、AmもEmもDmも入れよう!」
と、最初から6〜7種類のコードを詰め込んでしまうパターンです。
結果どうなるかというと
「どのコードが“家”なのか分からなくなる」
サビでどこに戻ればいいか迷う
途中で破綻してプロジェクトが放置される
という「未完成地獄」になりがちです。
改善ポイント
まずはC・F・Gの3コード縛りで、Aメロ〜サビまで作り切る
できあがってから、「1か所だけ別のコードを試してみる」くらいで十分
失敗例②:Aメロもサビも、全部同じ並び
もうひとつ多いのが
AメロもBメロもサビも、ずっと
| C | G | F | G |
のように、どこに行っても同じ進行になってしまうパターンです。
1周だけ聴くと「悪くはない」のですが
聴き手が「今どこを聴いているのか」分からない
サビで盛り上がっているのかどうかが、耳で判断しづらい
結果、曲全体が平坦に聞こえる
という問題が起きやすくなります。
改善ポイント
Aメロは「CとF中心」、サビは「CとG中心」と役割をはっきり分ける
どこか1ブロックだけ、「最初のコード」を変える
例:BメロはF始まり、サビはG始まりにしてみる
同じ3コードでも、並べ方とスタート位置を変えるだけで「場面の切り替わり」が分かりやすくなります。
8|3コードでも退屈させないための小さな工夫

「3コードだけだと単調になりそう…」という不安もよく聞きます。
そこで、音を増やさずに変化をつけるコツを2つだけ紹介します。
コツ①:1小節だけ“止める”
8小節のどこかで、1小節だけコードを鳴らさずにメロディだけにすると、一気に耳が前のめりになります。
例:サビの7小節目を止める
| C | G | F | G |
| C | G | - | G |7小節目で伴奏を止めて、8小節目のGで一気に着地するイメージです。
コツ②:サビだけ並び順を変える
Aメロと同じコードでも、順番を変えるだけで印象はかなり変わります。
Aメロ:| C | F | C | G |
サビ:| C | G | F | G |
コードの種類は一緒なのに、「サビっぽさ」がグッと上がります。
9|今日からできる「3コード曲チャレンジ」

最後に、この記事を読み終わったあとすぐにできる宿題を用意しました。
キーCで、3コードを書き出す
→ ノートに大きく C / F / G と書く。Aメロ・Bメロ・サビの進行を選ぶ
→ 本文のテンプレから1つずつ選んで写す。迷ったら
Aメロ:| C | F | C | G | / | C | F | C | G |
Bメロ:| F | C | F | C | / | F | F | G | G |
サビ:| C | G | F | G | / | C | G | F | G | でOK。サビの1行だけ歌詞を書く
→ いちばん言いたいことを1行だけ。「君と笑っていたい」「この街で夢を見ている」など。その1行に、サビのコードを当てはめる
→ どの言葉でCを鳴らすか、どこでGで押し出すかを、声に出しながら決める。AメロとBメロは“埋めるだけ”でOK
→ サビへのストーリーになるように、24小節ぶんを何かしらの音で埋めることをゴールにする。
10|まとめ:3コードで「完成体験」を取りにいこう

作曲初心者の方にとって大事なのは、「難しいコードを覚えること」より
まず1曲を最後まで作り切る経験です。I・IV・V(今回はC・F・G)の3コードだけでも
Aメロ:CとF中心で日常を描く
Bメロ:FとG中心で気持ちを高める
サビ:CとG中心で言い切る
という役割分担をすれば、立派な「歌もの コード進行」になります。
コードを増やしすぎて迷子になるより
3コード縛りで1曲完成させてから、4つ目・5つ目のコードに進む方が、結果的に上達が早いです。
まずは、この記事のテンプレをほぼコピペで使ってかまいません。
「3コードだけでAメロ〜サビまで作れた」という成功体験が
次のステップ(viを足す/テンションを入れる/別のキーに挑戦する)への、いちばん強いモチベーションになります。
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長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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