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「つくる」から、「共につくる」へ 定義なきアート実践 ソーシャル・プラクティス (ポートランド州立大学大学院 Art and Social Practice プログラムに関する調査研究)

はじめに|調査の概要

本記事では、2025年5月から6月にかけて、アメリカ合衆国・オレゴン州ポートランドにて実施した調査研究の内容を紹介しています。

本調査は、アーティストの渡辺望が、アーティストとしての実践と教育・研究の視点を往還しながら、ポートランド州立大学(Portland State University, PSU)大学院 Art and Social Practice プログラムを中心に、「ソーシャル・プラクティス(Social Practice)」の教育的意義と社会的役割を検証することを目的として行いました。

現地では、大学院授業 Student Time の記録・分析、学部授業 Art with Kids: Museum + Community の観察、年次イベント Assembly 2025: Public Domain への参加に加え、公立小学校内に設置された現代美術館 KSMoCA(Dr. Martin Luther King Jr. School Museum of Contemporary Art) においてワークショップ実践を行いました。また、プログラムに関わる教員へのインタビュー調査や、学生へのアンケート・聞き取りを通じて、学習経験やプログラムへの認識に関する補助的データを収集しています。

これらの調査を通して、ソーシャル・プラクティスが「作品の制作」にとどまらず、「人との関係性」や「時間・場の共有」を重視する実践であることを再確認し、その教育モデルと社会的展開のあり方について多角的な知見を得ることができました。

本記事では、こうした調査の背景や概要を紹介するとともに、その成果をまとめた調査報告書(書籍版・PDF版)についてご案内します。


調査報告書について

本調査の成果は、当初、助成事業の成果物として「報告資料」として整理していましたが、制作を進めるなかで、アートと社会の関係を考えるための参照資料として、より広く共有する意義を感じるようになりました。

そのため、本調査報告書は、以下のような方々を想定して構成しています。

  • ソーシャル・プラクティス(Art & Social Practice)に関心のある方

  • アーティスト、教育関係者、研究者、キュレーター

  • アートと教育・地域・社会の関係について考えている方

  • 海外のアート教育や実践事例を参照したい方

本調査報告書は、今後、現地での事例や実践の記録を加えたかたちで再構成し、アートと教育・地域・社会の関係を考えるための書籍として、日本語・英語によるバイリンガル出版を目指しています。
出版や研究協力等にご関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけましたら幸いです。

本調査報告書は、そのための基礎資料であり、調査と実践を継続していくための中間的な成果として位置づけています。


収録内容(プレビュー)

表紙『「つくる」から、「共につくる」へ──定義なきアート実践 ソーシャル・プラクティス』
はじめに(本文冒頭ページ)
目次(全体構成)
Assembly 2025|Public Domain
2025.6.7|South Park Blocks, Portland
Xavier Pierce 展 オープニング 2025.6.5
KSMoCA(Dr. Martin Luther King Jr. School Museum of Contemporary Art)
教員インタビュー(抜粋ページ)


公開について

本調査報告書は、研究者による理論解説を目的としたものではありません。
アーティストとして現場に立ち、他者との関係のなかで実践してきた立場からまとめた、記録と考察です。

当初は、美術館や教育機関、文化芸術関係者、協力先などの関係各所へ無償で配布しておりましたが、その後、「追加で入手したい」「増刷してほしい」「PDF版として公開してほしい」といった声をいただきました。

こうした反響を受け、本報告書は、できる限り多くの方に開かれたかたちで共有したいと考えています。しかしながら、現在もインディペンデントな立場で、制作・調査・記録を続けており、増刷にあたる費用を含め、一定のコストと時間がかかっています。こうした背景から、今回の公開は、今後の調査活動を継続していくための一つの取り組みとして、活動へのご支援というかたちでのご提供とさせていただいております。

なお、売上は、制作費の補填に加え、今後、現地での事例や実践の記録を加えた再構成、ならびに書籍化に向けた調査・記録活動を継続していくための費用に充てられます。 本取り組みが、今後の活動を続けていくための一助となることを願っています。ご理解いただけましたら幸いです。


仕様

  • 判型:A5

  • 本文:108ページ

  • フルカラー


PDF版について

PDF版は、調査研究の内容をより多くの方に届けることを目的として、比較的手に取りやすい価格で公開しています。本文下の有料ページよりダウンロードいただけます。


書籍版について

イベント等での直接頒布のほか、下記の Googleフォームからのお申し込み にて対応しています。(30部限定)

▶︎ 紙媒体申込フォーム

お申し込み後、振込確認が取れ次第、順次発送いたします。

本資料が、読む方それぞれの実践や問いと交差し、新たな視点や対話が生まれるきっかけとなれば幸いです。

PDF版をご希望の方は、以下より、調査報告書全文(PDF/108ページ)をご覧いただけます。

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