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機械の取扱いとアメリカ人 1980年~1982年

高校のアルバイトの延長から、卒業後そのまま常勤として果樹園で働いている若者がいた。ジョン・ボートライトという名前で冬場のプーニングタワー(作業用昇降機)を使っての樹高の高い古いリンゴの剪定を行なっていた時からずっと一緒に仕事をしていた。同じようなプーニングタワーを運転していながら彼は、誤ってスプリンクラースタンドを引いてしまうようなドジは一度もなかった。比べて俺の場合、冬場の剪定作業が終了するまで何本倒してしまったか。

概してどこの農場でもアメリカ人は、自動車、トラックと言わず機械を使わせて、へたな奴に会ったことがなかった。実に機械を扱うのがうまかった。自動車など、電子部分が制御する個所の故障を除き、どこの農場主も自分の作業所で直すことができた。アメリカ映画の中で驚くような機転を利かして目の前にある自動車や機械のトラブルにうまく対処してしまうシーンがたびたび出てくるが、あれは疑いなく現実がベースになっているストーリー展開だと思う。

つまり応用が効くのだ。日本のようなやたら細部にこだわる国では、細分化がどんな分野でも進みすぎて、また、やたら「極める」ことやピンの技術にこだわってしまう。自分で直すことを考える前に、お金を出してそんな専門業者へ依頼してしまう傾向があるような気がする。加えて、新しい機械をマニュアルの範囲でしか取り扱わないのではなく、それ以外の裏技を探すことなどは、アメリカ人の得意とする部分だと思える。だからオリジナリティーにこだわる。機械に使われない。もちろん一般化はできない。が、俺の場合、ジェット機などに乗る場合、アメリカ人のパイロットなら安全面で心配しないほどの思い込みがあることを全く否定しない。

ジョン 1982年

見出し画像は、近くの公園のリス

#ワシントン州 #農場 #アメリカ人 #機械修理  
#派米農業研修生

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