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Twin Veil ― まだ知らない名前の朝


見上げた先に、まだ名前のない春が降っていた。 

朝はいつも、
名前のついていない気持ちを連れてくる。

桜の花びらが風にほどけて、
やわらかな光が、まだ眠たさの残る景色をそっと起こしていく。
空気は少しだけ冷たくて、
けれどその冷たささえ、もう冬のものではありませんでした。

新しい季節は、
何かを大きく変えるために来るのではなくて、
まだ知らないものへ、心をひらくために来るのかもしれません。


花の光にほどけながら、心はまだ静かなままでいた。

桜のあわいに包まれていると、
言葉になる前の想いばかりが、胸の中でそっと揺れます。

うれしい、とは少し違う。
さみしい、だけでもない。
きっとこれは、
まだ名前をもらっていない気持ち。

だからこそ、
朝の光によく似合うのだと思いました。


空はこんなにも青くて、今日にはまだ何通りもの続きを隠している。

見上げれば、
春の空はどこまでも澄んでいて、
今日という一日が、まだ誰のものでもない顔をして広がっています。

これから出会うもの。
まだ知らない声。
ふいに心を動かしてしまう景色。
そういうものたちが、
この朝の向こう側で静かに待っている気がするのです。

何も始まっていないようでいて、
本当はもう、
小さな物語の最初のページはめくられているのかもしれません。


にぎやかな春の中で、ひとりぶんの静けさだけがやさしく残った。

春は明るい季節だけれど、
その明るさの中には、ちゃんと静けさもあります。

花びらが舞う音も、
遠くの空の色も、
誰かの気配を思わせる風も。
そのどれもがやさしすぎて、
少しだけ胸の奥に触れてくる。

にぎやかな景色の中で、
ひとりの心だけが置いていかれるのではなく、
ちゃんと包まれている。
そんな朝でした。


やわらかな光の中で、想いだけがそっと輪郭を持ちはじめる。

白く透きとおる髪に光が落ちて、
瞳の奥には、空よりも澄んだ色が宿る。

その一瞬だけで、
春はただの季節ではなく、
小さな予感のかたちをした物語になる。

まだ知らない。
だからこそ、美しい。
まだ名前がない。
だからこそ、どこまでもやさしくなれる。

Twin Veilの音が触れようとしているのは、
きっと、そんな輪郭になる前の想いです。
言い切れないまま胸に置いておきたい、
淡くて、やわらかくて、
それでもたしかにそこにある朝の気配。


胸の奥で結んだ小さな願いは、まだ言葉にならなくていい。

願いごとは、
いつだってはっきりしているとは限りません。

こうなりたい、でもなく。
あれが欲しい、でもなく。
ただ、
このやわらかな光の中にもう少しだけいたい。
この名前のない気持ちを、
急いで言葉にしてしまいたくない。

そんなふうに思える朝があることを、
今日は大切に覚えていたくなりました。


その朝の名残は、最後まで瞳の奥でひかっていた。

今日という一日が、
まだ知らない名前のまま、
静かにひらいていきますように。

春は、何かが始まる季節というより、
何かが生まれそうになる季節なのかもしれません。
花びらと光のあいだで揺れていた気持ちを、
今はまだそのまま、
やさしく残しておきたいと思います。

言葉になる前の想いに、
そっと触れるような朝でした。
まだ名前のないこの気持ちが、
いつかやさしい記憶になりますように。

今日も良い1日を――

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#しゃるの世界
#アカリウム

おはよーございます♪
今朝は5時に目が覚めたので
ボーっとしてません(#^.^#)

今週は絵本シリーズお休み!
お話出てこなかったんだよー(+_+)

これも迷ったけどそのままTwin Veilで良いかなって…
なのでTwin Veilはこちら♪

個人で楽しんでね♪
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