ELIS†BETH「Black Light / 闇が射す」光を待てない夜に、闇が射す。
Black Light / 闇が射す。
ELIS†BETHの中でも、強く“反逆”の色を持つ楽曲です。
白い救いを待つのではなく、
闇の中で、自分の声を取り戻していく。
綺麗な奇跡も、誰かが差し出す救済も、ここにはありません。
それでも、壊れた玉座に腰を下ろし、
血の滲む未来を睨みながら、
この声だけは跪かせない。
「Black Light / 闇が射す」は、
祈りと反逆がひとつになった曲です。

闇は、沈むための場所じゃない
この曲の中で描かれる闇は、
ただ暗く、冷たく、何も見えない場所ではありません。
傷を隠すための闇。
沈黙を裂くための闇。
自分をもう一度立たせるための闇。
白い朝を待てないのなら、
黒い光を灯せばいい。
ELIS†BETHらしい美しさは、
明るさだけに宿るものではありません。
砕けた祈りにも、
焼け落ちた翼にも、
まだ音になる熱が残っている。
その熱が、Black Lightとして鳴り始めます。


「闇が射す」という言葉
普通なら、光が射す。
でもこの曲では、
闇が射す。
この反転が、ELIS†BETHらしい。
光に救われる物語ではなく、
闇そのものを自分の力に変えていく物語。
闇に呑まれるのではなく、
闇を浴びて、闇を照らし返す。
その矛盾した美しさが、
この曲のタイトルに込められています。
Black Light。
黒い光。
それは、傷を消す光ではありません。
傷があることを隠さず、そのまま立ち上がらせる光です。

壊れた玉座に、名前を刻む
歌詞の中には、玉座や王冠のイメージが現れます。
けれどそれは、誰かに与えられる栄光ではありません。
自分で名前を刻むもの。
自分の声で奪い返すもの。
壊れていても、そこから立ち上がるための場所。
ELIS†BETHにとって玉座は、
完成された権威の象徴ではなく、
作り直すための始まりの場所です。
壊れたら作り直せばいい。
「Black Light / 闇が射す」は、
その言葉を、より激しく、より鋭く鳴らしている曲なのかもしれません。

音のイメージ
この曲は、静かな祈りよりも、
喉の奥から突き上げる叫びに近い。
重く沈むギター。
影を引き裂くようなリフ。
胸を打つドラム。
深くうねるベース。
そして、闇の中に光を走らせる鍵盤。
すみれの歌声は、
ただ綺麗に響くのではなく、傷を抱えたまま前へ進む。
るりのギターは、蒼い刃のように空気を裂き、
いちごのベースは、深紅の鼓動として曲を支え、
こはるのドラムは、瓦礫の中で鳴る心臓みたいに響く。
あまねの鍵盤は、そのすべてに冷たい幻想の光を重ねる。
5人の音が重なったとき、
闇はただの闇ではなくなる。
そこに、黒い光が射す。
Black Light / 闇が射す
**「Black Light / 闇が射す」**は、
痛みを消すための曲ではありません。
痛みがあるまま、
傷があるまま、
それでも声を上げるための曲です。
白い翼が焼け落ちても。
祈りが瓦礫に埋もれても。
王冠がまだなくても。
この声だけは跪かない。
白い救いを待てなくても、
綺麗な朝が来なくても、
それでも鳴らせる音がある。
痛みも、傷も、沈黙も、
すべて抱えたまま立ち上がるための黒い光。
光を待てない夜に、闇が射す。
それが、
Black Light / 闇が射すです。
作品情報
Artist
ELIS†BETH
Title
Black Light / 闇が射す
Concept
黒い光、反逆、壊れた玉座、傷、祈り、再構築
Key phrase
光を待てない夜に、闇が射す。
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