【Number_i 3XL MV初見考察レビュー✨❗】恋の病と抗体のせめぎ合い⁉️「未確認領域の国のアリス」恋は脳内の“未確認領域”アナザーストーリーだった⁉️
みなさんこんにちは、なっき~です。ついに、1月29日深夜0時Number_iの新曲「3XL」のミュージックビデオが解禁されました。
正直に言います。またしても――予想の斜め上。とんでもないスケール。
とんでもない規格外の世界観。紫耀くんが、未確認領域リリース直後、昨年の8月~9月から準備を進めていたまさに超大作というのが納得の仕上がりだと思います。
一度観ただけでは到底追いつかない情報量と、何層にも折り重なったコンセプト。今日はこの「3XL」のMVを、ただの恋愛ソングの映像としてではなく、“ひとつの思想的な映像作品”としてじっくり深掘りしていきたいと思いますが、あくまで初見の段階ですので、今後色々と深く分かってきたことがでてきた段階でまた、今後も別記事の中で深掘りしていきたいと思いますので、少しでも興味をお持ちいただけましたら、是非フォローとスキをお願い致します。
① MVの世界観「鴨下ワールド」と“恋の未確認領域”
まず最初に、このMVの世界観を語る上で欠かせないのが、鴨下大樹監督の存在です。鴨下監督は、Number_iの「未確認領域(U.M.A.)」、そして「Numbers Ur Zone」を手がけた映像作家。Creepy NutsのMVも手掛け、映像作家100人に選出されるなど、印象派とも称される映像美が特徴的です。
特に「未確認領域」では、人体そのものが宇宙のように描かれ、私たちの内側には、まだ名前のついていない世界が広がっている、そんな感覚が映像として提示されていました。
そして今回の「3XL」。実は、配信直前に紫耀くんが行ってくれたインスタライブの中で、とても重要なヒントが語られていましたよね。
今回は、先にMVのイメージや世界観があって、そこから楽曲を作っていった。この制作順。これがもう、鴨下ワールドと完璧に噛み合っているんですよね。映像が先にあって、音楽が“その世界のサウンドトラック”として生まれる。だからこそ3XLは、「曲に映像をつけたMV」ではなく、“映像世界に音楽が流れ込んできた作品”のように感じられるのかもしれません。
◆未確認領域の“続編”"アナザーストリー"としての3XL
今回のMVには、「未確認領域」を思い出させるような映像美や空気感が、
随所に散りばめられています。もし「未確認領域」が、人の身体全体=宇宙を描いた作品だとするなら、3XL」はそこからさらに踏み込んで、“恋”という感情に特化した、心臓・脳内・感情反応の世界を描いているように見えます。
実際、歌詞の中には
「免疫」
「病原」
といったワードが登場します。恋を、ロマンチックな感情としてだけでなく、身体に侵入してくる“何か”として描いている。
それを、免疫や細胞レベルのメタファーで表現している。この時点で、3XLのMVはすでに恋愛MVの枠を完全に超えていると言っていいと思います。
◆3つの細胞と、突進してくる「M」
MVの中盤、3人の女性が登場します。
Ms.B
Ms.Helper
Ms.Killer
これは明らかに、
B細胞、ヘルパーT細胞、キラーT細胞を思わせる存在です。
そして、もうひとり。アメフトの格好をした人物が、勢いよく突進してきます。ヘルメットには、大きく「M」の文字。この「M」は何を意味しているのでしょうか。ここはひとつに断定するより、3つの意味が“層”として重なっていると考えるのが、いちばん自然だと思います。
◆Mの3つの解釈
① Macrophage(マクロファージ)
免疫の最前線で、異物を見つけると真っ先に突進し、包み込むように処理する大食細胞。アメフト選手というビジュアルは、「突進」「捕まえる」「止める」という役割を非常に分かりやすく視覚化しています。
② Memory(記憶)、メモリー細胞
歌詞にある
「あれから10何年」
「握り返せなかった手」。
過去の記憶が、時間を超えて今、衝撃を伴ってぶつかってくる。
③ Me / My self(自我)
恋に突っ込んでいく衝動。理性よりも先に走り出す“自分”。
この3つが重なった存在が、 あの「M」なのではないか。
そして重要なのは、そのMを――
3人が、ぴたっと止めるという演出です。
これは、恋という侵入者を排除するか、受け入れるか。その分岐点に立つ“意識”の象徴とも読めます。
② 不思議の国のアリスと3XLの相似形
ここで、MV全体の理解を一気に深めてくれるのが、「不思議の国のアリス」です。
◆不思議の国のアリスとは?
簡単に言うと、アリスは白ウサギを追いかけて、理屈の通じない世界に迷い込みます。その世界では、サイズは変わり、ルールは崩れ、時間も論理も意味を持たない。アリスは何度もこう言います。
「私は、いったい誰なの?」
つまりこの物語は、冒険譚ではなく、自我が揺らぐ物語です。
◆なぜ3XLとこれほどリンクするのか
3XLのMVでも、
・ユニコーンのような自転車
・ウサギ
・トランプ
・理不尽な存在たち
が登場します。恋という感情が、体内や脳内、心臓の鼓動の中に紛れ込んだその先は、まさに不思議の国だった。
理屈もサイズも通用しない。だからタイトルは「3XL」。感情が、自分というサイズを超えてしまう世界。
③ 3人のダンスを、専門的に見る
ここで触れておきたいのが、3人のダンスです。
一見すると、とてもコミカルで、キャッチーで、かわいらしい。
でも、よく見ると――体幹が一切崩れていない。
上半身の軸を保ったまま、手先やフットワークだけで感情を表現している。
これは、「恋に揺れているけれど、自我はまだ保っている」という身体表現にも見えます。かわいいのに、幼くならない。楽しげなのに、流されていない。この高度なダンススキルを携えた表現力、バランス感覚こそ、今の進化したNumber_iらしさだと感じました。3を作る指のポーズがINZMの時と同じようにも感じましたので、一目ぼれした時の恋の衝撃を雷に打たれたようなとか、電流や電撃が走ったなんて比喩することもあると思いますので、INZMの要素も少し入っているような印象も持ちました。
④ クライマックス―撃たれたのか、受け入れたのか
今回のMVで、もっとも皆さんも解釈が難しくて、頭を悩ませたのがMVのラストだったと思います。
3人は、Ms.Killerによって撃たれます。
そして残される、草むらに落ちた心臓のようなペンダント。これは何を意味するのでしょうか!?
◆排除された可能性
免疫として見れば、恋という病原が排除された結末。これは否定できません。実際に紫耀くんもYoutubeliveで、病原と抗体とが恋に落ちた世界観、その中での病原が最終的には排除される切ないお話を語ってくれていましたが、同時にでもその記憶や核、細胞が残る、また体内に回収されるようなニュアンスのお話もされていました。本当にただ、抗体によって消滅させられただけであれば、最後にハートのペンダントが残ることもないと思います。回収もされません。
◆ここで、アリスの結末を思い出してほしい
不思議の国のアリスのラストでは、ハートの女王が「あいつの首をはねろ!」と叫び、トランプの兵隊が襲いかかってきます。
アリスは、夢から覚めることで逃げました。
でも――Number_iは違う。
彼らは、逃げなかった。
撃たれることを選んだ。これは、恋を排除したのではなく、受け入れたとも読めます。恋のキューピットにハートをずばっと射貫かれたような前向きなプラスのイメージですよね。
◆個人的な解釈としての結論
理屈(サイズ)が通用しない恋の世界で、彼らは逃げ出すのではなく、あえて射抜かれる道を選んだ。恋という感情に射抜かれ、古い心臓を脱ぎ捨て、
3XLの世界へ完全に同化した。
つまり、
アリスが成し遂げられなかった「不思議の国への永住」を、Number_iは果たした。だから、草むらに残されたペンダントは、“失われたもの”ではなく、
もう戻らない覚悟の証、また新たなNumber_iの未知の領域への旅立ちの合図なのかもしれません。
◆エンディング
恋は、脳内の未確認領域。
サイズも理屈も壊してしまう。
でも、
その世界に足を踏み入れるかどうかを決めるのは、自分自身。
3XLは、恋に落ちる物語というだけではなく、恋を受け入れる決断の物語。
私は、そう受け取りました。もちろん、iLYsへの特大の愛のメッセージ、ラブレターという意味合いも楽曲自体には組み込まれているものの、若干それはファンに向けた隠しメッセージ的な部分もありますので、MVではあくまで、隠しメッセージではなく、恋の歌として通常の表のテーマに沿ってその世界観を作り込んであるとは思いますよね。
みなさんは、このラスト、どう感じましたか?
ぜひコメントで、あなたの解釈を教えてください。今回も最後までお読みいただきまして本当にありがとうございました!
