クリスマスに工藝を灯して
12月に入りました
いつも早い早いと
あっという間というけれど
今年ほどあっという間に過ぎた一年はありませんでした
作って作って
駆け抜けたような年
そしてまた今年もこの、灯りの灯ったような
企画展のおさそいをいただきました

ヒナタノオトさんの毎年恒例のクリスマス企画
クリスマスに工藝を灯して
今年は稲垣さんのご著書「おばあちゃんの食器棚」の特設展示と合わせて、2年ぶりに明日館という歴史的建造物の素晴らしいたてもので展かれます
明日館に在廊したかったなぁと
前回の時にわたしが懇願していたのを覚えていてくださって、企画展のお誘いの時に「一年のおしまいに、お楽しみとして来たら?」と添えてくださいました
まさに、ご褒美のような展示
心踊ると同時に
作品を作ることやそもそも無事に会場に辿り着くことのレベル(まずは飛行機に乗る)で不安もいっぱいなのですが、いよいよ明後日5日に出発となりました
作品たちは昨日夕方、ひと足先に発送して
5日に会場でわたしを待っていてくれる予定
値付けをして写真撮影をしながら
ちょっといろいろ溢れ出る不安を、いつも以上に
作品たちが和らげてくれるようでした

「一緒に行こう」と刺繍がわたしの手を引いてくれるみたいに

いつも思う、不思議な感覚
わたしが作ったものたちがわたしの背中を押す
作っている時に感じる、うまく言葉にならない心のうち
「おばあちゃんの食器棚」は
さまざまなジャンルの作り手と、その手からうまれたものが人の手にわたり使われていくものがたり
気に入ったものを大切に長く使う
どんな人がどんな心もちで手を動かして
どんなふうに生まれたか
使う人がどんな場面で、どんな日々で手にしているか
物語ではあるのだけれど
知っている誰かと重なったり
自分の中の気持ちとピッタリ重なったり
はたまた、忘れていた大事なことを思い出したり
読み進むとそれは作り手への深い理解のお話だと気づきます
表面的なことだけでなく、華やかで美しいことばかりではなく、全部ひつくるめての理解とリスペクトと、そして大きなエールの物語
エピソードの中にはやはり
自分の作品から励まされるというフレーズがあって、あぁ、わたしだけじゃない、作っている人はみな同じ気持ちでいるんだなぁと嬉しくなったのでした

先日、京都の方がわたしのおすすめをみて本を読んでくださっていてストーリーで載せてくださっていてとても嬉しかったです
遠く離れていても、時が経っても
こんなかたちで届いているなんて、ほんとうに嬉しかった
心許ない日もあるし
手が動かない日もある
その反面
思ってもいない美しいものに出会い
心踊り眺めることで手が動く日もあります

細さや色
それぞれに美しい
そんなここまでまの日を振り返れば
たくさんの方に応援してもらって進んできました
明日館では、たくさんの作り手のみなさんとその空間で過ごせる貴重な時間
存分に楽しんで、心に刻んできたいと思っています
なにしろ、離小島にぽつんといるみたいで
なかなか直接会ってお話することなどなかなかないのですから
工房からの風にお越しくださった皆さまも
風には来られなかったけれどという方も
お時間ありましたらどうぞ2日間の会期中に
お会いできたら嬉しいです
わたしは12月6日は終日
12月7日14時頃まで在廊しております
ヒナタノオトさんのブログでは
温かいメッセージと共にご紹介くださっています
「クリスマスに工藝を灯してfeat.おばあちゃんの食器棚」
12月6日(金)
12月7日(土)
自由学園明日館 講堂
jiyu.jp
〒171-0021 東京都豊島区西池袋2-20
池袋駅メトロポリタン口より徒歩5分
目白駅より徒歩7分
access
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婦人之友社
fujinnotomo.co.jp
作り手
〈陶芸〉 沖澤真紀子・山田麻未
〈ろうそく〉 落合可南子
〈木工〉 アトリエ倭
〈木工・織〉 糸花生活研究所
〈染織〉 nagamori chika・佐藤かれん・RIRI TEXTILE
〈刺繍〉 繍 ぬいとり・TETOTE・photage
〈こぎん刺し〉 角舘徳子
〈吹きガラス〉 さこうゆうこ
〈耐熱ガラス〉 増田早紀
〈キルンガラス〉 菊田佳代
〈ステンドグラス〉 stained glass Ginga
〈装身具〉 chiffon glass・佐々木ひとみ・吉田 史
〈絵画〉 大野八生
〈菓子〉 川端美愛(pâtisserie MiA)
作り手の方々のお名前を見るだけでわくわくしています
この作り手の循環の輪の中にいられること
ここまで支えてくださっている全ての方に感謝しつつ、会場にてお待ちしています
