ぬくうさ|実がすぐ止まった日
ぬくうさは、
道ばたに落ちていた
小さな実を転がしてみました。
道は少し坂になっていました。
ころころ、ころころ。
きっと遠くまで行くだろうと思って、
ぬくうさも追いかけようと立ち上がりました。
けれど実は、
すぐ先の小石にぶつかって、
こつん。
ぬくうさが二歩進んだところで、
もう止まっていました。
もっと向こうまで
追いかけるつもりだったのに。
ぬくうさは、
走る準備をしていた自分の足と、
小石の前で止まった実を見ました。
それから、
ひとりで笑いました。

ぬくうさのことば。を、ここに少しずつ置いています。
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