【活動報告㊹】大学1年生に送る「裏本」と「表本」――学問の入り口はひとつじゃない
こんにちは!名古屋大学附属図書館サポートデスクです。
今回は、2026年4~6月に名大の中央図書館で実施の、学部一年生向けの企画展示「学問の入り口はひとつじゃない」について紹介します。
はじまりは「図書館にはこんな本もあります」
これまで学部一年生向けの展示企画は、
アカデミックライティングや初学者向けの本を数多く紹介してきた中で、
「図書館には、こんな本もあります」
そんな展示をやってみるのもおもしろいのではないか――
今回の企画は、そんな発想から始まりました。
初学者向けシリーズ本や新書・文庫のおすすめ図書を眺めていると、図書館には学問に関する本が本当にたくさんあります。
一方で、趣味性の高い本や、学術書の中でも少し変わった切り口の本など、
「こんなことまで本になっているんだ!」
と感じるような意外な一冊に出会うこともあります。
そうした本との出会いをきっかけに、
「図書館=課題やレポートのための場所」だけではなく、
**「気になることを探しに行く場所」**としても使ってもらえたら、
図書館の利用の幅も自然と広がるのではないかと考えました。
たとえば、中央図書館の所蔵資料を少し調べるだけでも、
『任天堂"驚き"を生む方程式』や『岩田さん:岩田聡はこんなことを話していた』、『街の中で見つかる「すごい石」』、『写真は死んだのか? : いまこそ写真の純粋な驚きを語ろう : 写真史SNS生成AI無意識心霊写真』などは名大の蔵書検索をパッと調べて出てきました。
ゲーム、石、写真といったテーマを調べると「面白そう」から学問につながる本が見つかります。
「自分の気になる〇〇に関する本はあるのかな?」
そんな問いを持ってもらい、検索してみる。
その先で、図書館をより身近に使ってもらえるたらいいなと。

「裏本」だけではなく、「表本」も置いてみることにしました
意外性のある本との出会いをきっかけに、図書館の使い方の幅を広げたい。
――この発想自体は、最初からとても魅力的でした。
一方で、展示の構成を考えていく中で、ひとつ気になったことが、多くの新入生が頭の中で思い浮かべている「図書館のイメージ」です。
新入生にとっての図書館は、
レポートを書くときに行く場所
教科書や参考書を探す場所
学問の入口として、きちんとした本が並んでいる場所
そんな「正統派の入口」としてイメージがまず存在しているようです。
実際に、名古屋大学附属図書館には、学問の導入として役立つ初学者向けのシリーズ本が数多く所蔵されています。それらは、「最初に読む本」として、多くの学生にとって実際に役立つ存在です。
ただ、それだけが入口のように見えてしまうと、
「大学の学び=こういう本から始めなければならない」
という、少し堅い印象を与えてしまうこともあります。
そこで今回は、
『学びの入り口となる初学者向けのシリーズの表本』と、
『興味から研究へつながる意外性のある裏本』をあえて並べ、
どちら側からでも学びに入れるというメッセージをこめて、
企画展示『学問の入り口はひとつじゃない』を、提案することにしました。
次回は、実際に選んだ『興味から研究へつながる意外性のある裏本』とVS展示した『学びの入り口となる初学者向けのシリーズの表本』を紹介します!
では、また!

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