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Claude CodeとCowork、うちのバックオフィスならどう使い分ける?

人手不足って、「ちょっとしんどい時期」を通り越して、前提になってきましたよね。
以下調査(2026年)でも、正社員が足りないと答えた企業は5割を超えていて、特に中小企業ほどバックオフィスの負担が重くなっているといわれています。[wheat-biz]

こんにちは、ぬまLabの沼倉弘幸です😊

平日は銀行で経理・総務まわりの仕事、週末は中小企業診断士として今後活動を本格化していきます!

経理も総務も人事も営業事務も、少ない人数でまわしていると、

  • やることは増えるのに、人は増えない

  • 気づけば、紙とExcelとメールの処理ばかりしている

みたいな感覚、けっこうあるんじゃないでしょうか。

そんな中で、「AIを使ってなんとかならないかな」と考えたときに出てくるのが、Claude CodeとClaude Cowork。
どちらも同じAnthropic社が提供する自律型AIエージェントであるClaudeシリーズですが、できることや得意分野が少し違います。

この記事では、

  • Claude CodeとCoworkが、ざっくりどう違うのか

  • 中小企業のバックオフィス業務だと、どんな仕事をどっちに任せるとラクになるのか

  • まず“1個だけ”導入してみるなら、どこから手を付けると安全そうか

を、できるだけ現場寄りの目線でまとめてみました。
動画解説もありますので是非ご覧ください。

【前回記事】
【Claude Code】バックオフィス定例業務を自動化して月40時間を生み出す

📌 この記事でわかること
・Claude CodeとCoworkの「一言での違い」がつかめます。
・経理・総務・人事・営業事務の仕事を「Claude Code向き」「Claude Cowork向き」に分けて考えられるようになります。
・いきなり大がかりなDXをしなくても「まずはこの3ステップだけやろう」という最初の一歩が見えます。

まとめ動画解説はこちら


📌 結論
Claude Codeは
Claude Coworkは

1. ざっくり一言でいうと、こういう違い

まずは、イメージをそろえます。

  • Claude Code
    → 毎月同じように繰り返しているExcel作業や、ちょっとした自動化を一緒に考えてくれる「開発寄りの相棒」みたいなAI。
    マクロやGAS、小さなスクリプトを書いたり、既存のコードを読んで直したりするのが得意です。

  • Claude Cowork
    → パソコンの中にいる「手が足りないときに頼れる同僚」みたいなAI。
    WordやExcel、ブラウザ、メールなどを行き来しながら、資料作成やファイル整理、情報集めをまとめて手伝ってくれます。

中小企業のバックオフィスを想定して大まかに考えると、

  • Excel地獄・CSVの前処理・マクロ/GASでの自動化
    → Claude Code に相談してみる

  • 画面操作・コピー&ペースト・資料づくり・ファイル整理
    → まずは Cowork にやらせてみる

こんな感覚でスタートすると、だいぶ整理しやすくなります。


2. 中小企業バックオフィスの「あるある仕事」を仕分けしてみる

ここからは、もう少し具体的に「この仕事はどっち向き?」を見ていきます。

仕分けの具体例

2-1. Claude Codeが得意なところ:毎月同じExcel作業を“仕組み化”する

一方で、「毎月ほぼ同じ手順なのに、なぜか2時間くらいかかっているExcel作業」ってありませんか。
ここは、Claude Codeがかなり効いてくるゾーンです。

例えば:

  • 経理

    • 販売管理やECのCSVをダウンロードして、会計ソフトに取り込める形に手作業で整えている

    • 部門別の売上・粗利・経費を、何枚ものExcelからコピーして集計している

  • 総務・人事

    • 勤怠システムなどから出したCSVを、残業時間が一定以上の人だけ抽出して、別表を作っている

    • 従業員マスタを更新したあと、複数の帳票フォーマットに手で転記している

  • 営業・業務

    • 受注一覧から、出荷指示書や請求データを毎回手で作り直している

    • 以前作ったVBAやGASの中身が誰も分からず、触るのが怖い

こういう「手順はほぼ固定」「データだけ毎回変わる」仕事は、Claude Codeに

こういうCSVを読み込んで、こういう形式のExcelを作るマクロが欲しい

と会話しながら作ってもらうと、一気に時間が空きます。
すでにあるマクロやスクリプトも、Claude Codeに読ませれば、

  • 何をしているコードなのか

  • どこを直せばよさそうか

を、自然な日本語で説明してもらえます。

2-2. Coworkが得意なところ:PC作業の“ごちゃごちゃ”担当

Coworkは、「とにかくPCの前で時間が溶けていく」系の仕事が得意です。

たとえば、こんなシーンです。

  • 経理まわり

    • 請求書PDFを1枚ずつ開いて、支払一覧をExcelにまとめている

    • ネットバンキングやカード明細の画面を見ながら、勘定科目別にざっくり分けている

  • 総務・人事

    • 就業規則や社内規程のPDFを読みながら、「よくある質問」をQ&Aでまとめている

    • 勤怠データを見て、「残業時間が多い人・多い月」を探し、上司向けのレポートを書いている

  • 営業事務・庶務

    • メールやチャットのやり取りを読み返して、案件ごとのToDoリストや議事録を作っている

    • テンプレを元に、見積書や案内文の文面をちょこちょこ書き換えている

こういう「読む・まとめる・書きなおす」をひたすら繰り返す系の仕事は、ひとまずCoworkに投げてしまうと楽になります。
人がゼロからやるのではなく、「AIにたたき台を作ってもらって、最後に人がチェックして直す」という役割分担にしてしまうイメージです。


3. 担当者のタイプ別に、どこから始めるか考える

同じ会社の中でも、

  • ITはあまり得意じゃないけれど、実務はめちゃくちゃ詳しい人

  • ITはそこそこ強くて、「ちょっとこれ見て」とよく頼まれる人

が混ざっていることが多いと思います。
タイプによって、AIとの距離の取り方も変えた方がスムーズです。

3-1. ITはそこまで得意じゃないバックオフィス担当なら

このタイプの方は、まずCoworkだけでOKです。

  • 請求書の整理、議事録のたたき台、契約書・規程の要約、社内のお知らせ文のドラフトなど

  • 「紙やPDFやメールを見ながら、WordやExcelにまとめている仕事」

を一度Coworkに任せてみるイメージです。

使っているうちに、

  • ここは毎回同じことをしているな

  • この部分だけは、もう少し自動化できるかも

という“クセ”が見えてくるので、そのときに初めて「Claude Codeも試してみる?」くらいで十分です。

3-2. 社内で「ITちょっと強いポジション」の人なら

逆に、「VBAやGASを少し触ったことがある」「社内のIT相談をよく受ける」という方には、Claude Codeがおすすめです。

  • 既存のマクロやスクリプトをClaude Codeに読み込ませて、仕様の整理やリファクタリング、バグ修正を一緒にやってもらう

  • 新しく自動化したい仕事を、Coworkで文章にまとめてから、Claude Codeに「これをコードにして」と渡す

という流れにすると、

  1. Coworkが「業務の言語化」を手伝う

  2. Claude Codeが「その業務をコード化」してくれる

という、いい役割分担になります。

4. 明日からできる、小さな3ステップ

「なんとなくイメージはつかめたけど、明日なにをすればいいの?」となりやすいので、最後にステップを3つに絞ります。

ステップ1:1週間分の仕事を、ざっくり書き出す

まずは、今やっている仕事を見える化します。

  • 経理・総務・人事・営業事務で、Excel/紙/メール/ブラウザを使う作業を、思いつく範囲で書き出す

  • できれば「誰が/どのくらいの頻度で/どれくらい時間をかけているか」もメモする

ここでは、きっちりやろうとしすぎず、「のちのち眺めて思い出せればOK」くらいのラフさで大丈夫です。

ステップ2:ざっくり「Claude Code向き」「Cowork向き」にマークする

次に、そのリストを見ながら、感覚で仕分けしてみます。

  • 複雑な計算・条件分岐・大量データ処理が多い仕事
    → 「Cc(Claude Code)」とマーク

  • 画面操作・文書作成・ファイル整理が多い仕事
    → 「Cw(Cowork)」とマーク

この時点では、「本当にできるかどうか」は気にしなくて大丈夫です。
「AIに相談してみる候補」をあぶり出す作業だと思ってください。

ステップ3:とりあえず“1個だけ”試してみる

最後に、「これは試してみたいかも」というタスクを1つだけ選びます。

  • Claude Codeなら

    • 毎月コピーして使っているExcel集計ファイルを1つ選び、「この手順だけ自動化したい」と話しかけてみる

    • よく分からない既存マクロの中身を説明してもらう

  • Coworkなら

    • 直近の会議1回分だけ、議事録のたたき台を作ってもらう

    • 今月だけ、請求書PDF→支払一覧のExcel作成を手伝ってもらう

AIは、“完璧な使い方を理解してから導入するもの”というより、「小さく試して、うまくいったパターンを増やしていくもの」だと考えた方が、現場にはなじみやすいはずです。


おわりに:AIを“人を減らすため”ではなく“味方”にする

最後に、今日の話をまとめると、

  • Claude Codeは「自動化を一緒に考えてくれる開発寄りの相棒」

  • Coworkは「PC作業を一緒にやってくれる同僚」

まずは仕事を見える化して、「これはCcかも」「これはCw」とラフに仕分けてみる。
この3つだけ、頭の片隅に置いてもらえたらうれしいです。

AIは、「人を減らすための道具」ではなく、「限られた人数で仕事の質とスピードを上げるための味方」として使った方が、バックオフィスの皆さんとも相性がいいと感じています。


ぬまLabでは、「バックオフィス業務をラクに、ミスを防ぐ仕組みづくり」をテーマに、平日はXで経営情報関連の小ネタ発信、土日はnoteで記事執筆を続けていきます。

現場の細かな事務作業やムダな二度手間を見直し、業務の自動化や仕組み化によって、作業時間の削減と事務ミスの低減を同時に実現していきます。

もし「自社のこの業務で試してみたい」「ここはどうすればいい?」といったテーマがあれば、コメントで教えていただけると嬉しいです。

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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