shake(シャケ)と僕の40年 ―― 音楽に救われ、生き方に学んだ物語
音楽は人生を変える。僕にとって、それが木暮"shake"武彦でした。
shake(シャケ)は日本のロックシーンを代表するギタリスト。
初期のREBECCAやRED WARRIORSなどの中心メンバーとして活動し、今もなお精力的に音楽を奏で続けています。
子どもの頃、TVKの『LIVEトマト』という番組で、偶然ひとつのライブ映像を目にしました。
曲はREBECCAの「ナッシングトゥルーズ」。ステージに立つパワフルな女性ボーカル(NOKKO)の後ろで、ひとりのギタリストが信じられないほどかっこいいプレイをしていたのを覚えています。
当時の僕の家にはビデオもなく、録画することもできませんでした。名前もバンド名もわからないまま、その一瞬の記憶だけが心に焼きついていました。
運命の再会
その後、しばらくして、NHKラジオで渋谷陽一さんがレッド・ツェッペリンの楽曲(微かな記憶では「移民の歌」)を紹介していました。ところが当時の僕は「Led Zeppelin」を知らず、「レッド」という単語だけを覚えてしまったのです。
後日、中古レコード屋に行って「レッドなんちゃらというギターがかっこいいバンド、知りませんか?」と店主に尋ねました。すると、「これからデビューするバンドで、めちゃくちゃかっこいいぞ」と言って、こっそり試供品のシングル盤を譲ってくれたのです。
それがRED WARRIORSのデビューシングル『OUTSIDER』でした。
針を落とした瞬間、あの時テレビで見たギタリストだと直感しました。木暮"shake"武彦さん。僕が惹かれたギターの音が、そこにありました。
shakeという生き方
それから40年、僕はshakeの音楽と共に生きてきました。
もちろん印象的な曲やライブは数えきれないほどあります。けれど、僕が惹かれているのは単なる音楽以上に、彼の「音楽との向き合い方」なのだと思います。
REBECCAをクビになっても、自分の音楽を貫くためにRED WARRIORSを作り上げる。スタジアムをソールドアウトさせるほど成功しても、「アメリカで音楽をやりたい」という想いを優先し、あっさり解散する。普通ならできない決断を、迷わず選び続ける潔さ。
そして今は、家族や暮らしにもしっかり向き合いながら、還暦を越えてもなお精力的に新しい音楽を作り続ける。若いバンドを応援し、自分自身も挑戦をやめない。その姿勢は、すでにレジェンドと呼ばれる存在でありながら、どこまでも自然体です。
人生の一部になった存在
思えば、シャケの音楽がなければ、僕の人生はきっと違っていたでしょう。
そのサウンドや言葉に救われた瞬間は数えきれませんし、「こう生きたい」と思わせてくれる背中を何度も見せてもらいました。
シャケは僕にとってただの憧れのギタリストではありません。
人生を形づくる、大切な「伴走者」なのです。
これからも続く伴走
40年経った今でも、シャケは新しい音楽を届け続けています。ライブに行けば「まだこんな景色を見せてくれるのか」と驚かされますし、「これから先も一緒に走れる」と確信させてくれます。
シャケの音楽に出会えたことは、僕の人生を豊かにしてくれました。
そしてこれからも、音楽と生き方、その両方で支えられながら歩んでいくのだと思います。
最後に――
40年もの間、変わらず音楽を届け続けてくれているシャケに、心から感謝します。これからも、どんな音楽が生まれていくのか楽しみです。


