【医療現場の不思議な話】「窓の外から女の子が覗いている」3階の病室で起きた、赤い服の少女の連鎖
こんばんは!KPホースです。
看護師の資格を持ち、医療の知見を強みにしながら、2人の娘を育てるパパをしながら行政書士の開業準備を進めています。
前回の夜勤帯の不思議なお話に続き、今回も私が若手看護師の頃に経験した、今でも思い出すと少し背中が冷たくなるような、ある病棟での出来事をお話しさせてください。
医療の現場に長くいると、時に理屈では説明のつかない予兆のようなものに直面することがあります。
これは、ある足音から始まった、忘れられない連鎖の記憶です。
① 誰もいない廊下に響く、小さな足音
私がその病院で夜勤を任されるようになってから、どうしても気になって仕方のない音がありました。
深夜の静まり返った廊下に、パタパタパタと、まるで小さな子どもが楽しそうに走り回るような足音が響くのです。
しかし、私が担当していたその病棟は、大人の患者さんだけが入院する病棟で、子どもは一人も入院していませんでした。
当然、深夜に面会にくる人がいるはずもありません。
「気のせいだろうか」と自分に言い聞かせていたある夜、当時入院されていたAさんの部屋からナースコールが鳴りました。
お部屋を訪れると、Aさんは怯えた表情でこう言ったのです。
「看護師さん、さっきから窓の外から女の子が覗いてきて怖いの。赤い服を着た女の子。お願いだからカーテンを閉めて」
その言葉を聞いた瞬間、私は一瞬、言葉を詰まらせてしまいました。
なぜなら、その病室があるのは、建物の3階だったからです。
外に足場などあるはずもない、宙に浮いた窓の外から覗き込んでくる少女。
私は必死に動揺を隠しながらカーテンを閉め、Aさんを落ち着かせることしかできませんでした。
その後も、パタパタパタという小さな足音は、夜勤のたびに聞こえ続けました。
② 赤い服の女の子の「移動」と、募る嫌な予感
それからしばらくして、夜勤の申し送りの際に、Aさんが亡くなったという話を聞きました。
前日までお元気そうに見えた方でも、急変することがあるのが医療の現場です。
私は「寂しくなるな」と思いつつも、仕方のないことだと自分を納得させていました。
しかし、不思議な現象はそこで終わりませんでした。
ある日の夜勤帯、今度は別の病室のBさんからナースコールが鳴りました。
部屋を訪ねると、Bさんは不思議そうな顔をして、私にこう尋ねてきたのです。
「看護師さん、さっきお部屋に入ってきた女の子はだあれ?赤い服を着た可愛い女の子。どこかの部屋のお見舞いのお子さんかしら?」
その言葉を耳にした瞬間、私の頭の中にある考えが浮かびました。
「窓の外にいたあの女の子が、病棟の中に入ってきてるんだ」
悪い予感というものは、どうしてこうも当たってしまうのでしょうか。
そのナースコールから数日後、まるでAさんの後を追うかのように、Bさんも急に容体が悪化し、静かに息を引き取られたのです。
③ 長期入院患者Cさんの言葉と、驚きのお祓い
偶然にしては、あまりにも重なりすぎている。
そんな私の確信を決定づけたのは、その病棟に長く入院されているCさんの一言でした。
Cさんは普段から少し不思議な感性を持った方で、よく「幽霊が見える」と口にされるため、周囲からは少し変わった人だと思われていました。
ある日、私が日勤の担当としてCさんの部屋を訪れたとき、Cさんは何気なしに私にこう言ってきたのです。
「最近この廊下を、赤い服を着た女の子がウロウロしてるやろ?早くなんとかした方がええよ」
鳥肌が立つのを感じました。
Cさんには、当然ですがAさんやBさんのナースコールの件は一切話していません。
私は日勤のリーダー看護師に休憩が一緒のタイミングで、これまで自分の耳で聞いた足音、4階の窓の外の訴え、そしてBさんの言葉とCさんの指摘をすべて、ありのままに報告しました。
すると、リーダーは師長とともに清めの塩のようなものを病棟中に振ってまわっていました。
医療という科学の最先端の現場で、これほど非科学的なお祓いが行われたことに、若かった私は本当にびっくりしてしまいましたし、「いたずらに幽霊を刺激して逆に酷いことが起きたりしないかな?」と不安になっていました。
しかし、あの日を境に、深夜の廊下に響いていたパタパタパタという子どもの足音も、赤い服の女の子の話題も、綺麗さっぱりと消え去ったのです。
④ 目に見えない世界と、誠実に向き合うこと
あの赤い服の女の子が一体何者だったのか、それは今でも分かりません。
ただ、命が旅立つ場所だからこそ、時として科学では説明できないエネルギーや、何かの予兆が形となって現れることがある。
それを身をもって知った、私の看護師人生の中でも特に忘れられない出来事です。
現在は、これから出会う未来のお客様のために、行政書士としての実務や法律の勉強に励む毎日ですが、世の中には「目に見えるルール」だけでは測れない不思議な世界があることを、私はこの仕事を通じて学びました。
だからこそ、どんな時も慢心せず、目の前の現実に誠実に向き合っていきたいと思っています。
ちょっぴり涼しくなるお話でしたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆さまにとっても、明日が素敵な一日となりますように。
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