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第113回 看護師国家試験 午前問題【問61~90】徹底解説

こんにちは、なんでなんだナーシングです!
看護師国家試験の過去問を一緒に解いていきましょう!

このシリーズでは、過去問を解きながら正答の根拠と関連知識を確認できます。


正解した問題も解説まで確認し、曖昧な知識や苦手な分野を見つけながら学習を進めていきましょう!

■ おすすめの使い方
①まずは問題に挑戦する → ②正答と30秒ポイントを確認する → ③詳細解説で各選択肢の根拠を理解する → ④DL特典で苦手な問題を拾い直す

■ DL特典(PDF)
問61~90の「正答+30秒ポイント」をまとめた復習シートです。
「覚えた・あいまい・苦手」のチェック欄を使い、復習が必要な問題の整理に活用してください。
記事の一番下にある「ダウンロード」から受け取れます。
 
 

問61~70

【問61】 自然流産を連続( )回以上繰り返した状態を習慣流産という。( )に当てはまるのはどれか。

  1. 2

  2. 3

  3. 4

  4. 5
     
     
     
     
     
    【正解】 2

【30秒でわかる!ポイント解説】
流産の定義に関する基本知識です。2回連続して流産する場合は「反復流産」、さらに3回以上連続する場合は「習慣流産」と定義されています。近年では、2回繰り返した時点でも原因がないか検査や支援を検討することが推奨されています。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 2:不正解です。2回連続は「反復流産」と呼ばれます。

  2. 3:正解です。3回以上連続する状態を「習慣流産」と言います。

  3. 4:不正解です。

  4. 5:不正解です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 流産の頻度:全妊娠の約15%前後が流産に至るとされ、その多く(特に12週未満)は胎児側の染色体異常が原因です。

  2. 不育症:流産や死産を繰り返して児が得られない状態の総称です(習慣流産も含まれます)。

  3. 精神的ケア:流産を繰り返す女性は、自分を責めるなど強い心理的ストレスを抱えやすいため、グリーフケアを意識した関わりが必要です。
     
     

【問62】 正常新生児の卵円孔の機能的閉鎖に関する説明で正しいのはどれか。

  1. 動脈血酸素分圧(PaO2)の上昇によって閉鎖する。

  2. 肺血流の増加によって起こる。

  3. 出生から数週後に閉鎖する。

  4. 動脈管の閉鎖が要因となる。
     
     
     
     
     
    【正解】 2

【30秒でわかる!ポイント解説】
胎児循環から新生児循環への切り替わり(呼吸の開始)の理解を問う問題です。出生後、赤ちゃんが呼吸を始めると、肺への血流が劇的に増加します。これにより、肺から戻ってくる血液(静脈血)で左房の圧力が上がり、右房圧よりも左房圧が高くなることで、弁のような役割の「卵円孔」が閉じます。これを「機能的閉鎖」と言います。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 動脈血酸素分圧(PaO2)の上昇によって閉鎖する。:不正解です。PaO2の上昇は「動脈管(ボタロー管)」を収縮させる主な要因です。

  2. 肺血流の増加によって起こる。:正解です。肺血流が増えて左房へ戻る血量が増し、左房圧が右房圧を上回ることで卵円孔が物理的に閉じます。

  3. 出生から数週後に閉鎖する。:不正解です。呼吸開始直後、数分〜数時間以内に起こります。なお、完全に組織が癒着する(解剖学的閉鎖)には数か月かかります。

  4. 動脈管の閉鎖が要因となる。:不正解です。卵円孔の閉鎖と動脈管の閉鎖は並行して進みますが、要因としては別です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 動脈管(ボタロー管):肺動脈と大動脈をつなぐバイパス。出生後のPaO2上昇とプロスタグランジン濃度の低下により収縮・閉鎖します。

  2. 静脈管(アランチウス管):臍帯静脈の血液を直接下大静脈へ送るバイパス。臍帯結紮により血流が止まり閉鎖します。
     
     

【問63】 自殺対策基本法について正しいのはどれか。

  1. 自殺対策強化月間を設けることを定めている。

  2. 国の責務としてゲートキーパーの養成を定めている。

  3. 民間団体による地域自殺対策推進センターの設置を定めている。

  4. 事業主が職場のハラスメントの防止に必要な措置を講じることを義務付けている。
     
     
     
     
     
    【正解】 1

【30秒でわかる!ポイント解説】
「自殺は個人の問題ではなく、社会の問題である」という理念に基づく法律です。集中的な啓発期間として、毎年3月は「自殺対策強化月間」、毎年9月10日から16日は「自殺予防週間」とされています。設問では、この枠組みが法律・関連規定に基づく国の取り組みとして示されている点がポイントです。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 自殺対策強化月間を設けることを定めている。:正解です。第7条に基づき、普及啓発活動の実施が定められています。

  2. 国の責務としてゲートキーパーの養成を定めている。:不正解です。ゲートキーパーの養成は推進されていますが、法律の条文で「養成を義務付ける」形式ではありません。

  3. 民間団体による地域自殺対策推進センターの設置を定めている。:不正解です。こうしたセンターの設置は一般に都道府県や指定都市の役割です。

  4. 事業主が職場のハラスメントの防止に必要な措置を講じることを義務付けている。:不正解です。これは「労働施策総合推進法(パワハラ防止法)」の内容です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 基本理念:「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現」を目的に、自殺を「個人的な問題」から「社会的な取り組み」へとパラダイムシフトさせました。

  2. ネットワーク:医療、教育、労働、警察、民間団体などが連携して対策にあたることが重視されています。
     
     

【問64】 患者とその家族や医療者が患者にとって望ましい治療を探り、お互いが納得する治療を選択できるようにしていくのはどれか。

  1. 心理教育

  2. 共同意思決定

  3. ストレングス

  4. アドヒアランス
     
     
     
     
     
    【正解】 2

【30秒でわかる!ポイント解説】
医療におけるコミュニケーションの用語問題です。以前の「インフォームド・コンセント(説明と同意)」を一歩進めた、患者と医療者が「協働」して最適な答えを導き出すプロセスを「共同意思決定(SDM:Shared Decision Making)」と言います。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 心理教育:不正解です。患者や家族に病気や薬についての正しい知識を伝え、セルフケアを支援する手法です。

  2. 共同意思決定:正解です。患者の価値観と、医療の専門的知見をすり合わせて治療方針を決定します。

  3. ストレングス:不正解です。患者の「弱み(病気)」ではなく、もともと持っている「強みや可能性」に注目して支援を行う考え方です。

  4. アドヒアランス:不正解です。患者が自分の病気を受け入れ、主体的に治療(服薬など)に積極的に取り組むことです。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. パターナリズム:かつての「医師任せ」の医療。共同意思決定とは対照的な概念です。

  2. エビデンスと価値観:SDMでは、最新の医学的根拠(エビデンス)を提示しつつ、患者が「何に重きを置くか」を最大限に尊重します。
     
     

【問65】 A さん(30 歳、男性)は、昼間の過剰な眠気を主訴に来院した。会社の会議ではいつも寝てしまい、居眠り運転で交通事故を起こしたこともある。笑ったときに脱力してしまうことや、入眠時に誰もいないのに人影が見えたり、睡眠と覚醒の移行期に体を動かせなくなることがある。
最も考えられる疾患はどれか。

  1. ナルコレプシー

  2. レム睡眠行動障害

  3. 睡眠時無呼吸症候群

  4. レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)
     
     
     
     
     
    【正解】 1

【30秒でわかる!ポイント解説】
強い日中の眠気に加え、特徴的な随伴症状が見られる「ナルコレプシー」の症例です。以下のキーワードがすべてナルコレプシーを示唆しています。
・日中の耐えがたい「睡眠発作」
・「情動脱力発作(カタプレキシー)」:笑ったり驚いた時にガクッと力が抜ける
・「入眠時幻覚」:寝入りばなに鮮明な人影などが見える
・「睡眠麻痺」:いわゆる「金縛り」

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. ナルコレプシー:正解です。オレキシンという物質の不足などが関与していると考えられています。

  2. レム睡眠行動障害:不正解です。レム睡眠中に夢の内容に合わせて体が動いてしまい、叫んだり暴れたりする疾患です(高齢者に多い)。

  3. 睡眠時無呼吸症候群:不正解です。眠気はありますが、脱力発作や入眠時幻覚は見られません。

  4. レストレスレッグス症候群:不正解です。夜、足がムズムズして眠れなくなる疾患です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 治療:中枢神経刺激薬による眠気のコントロール、抗うつ薬(カタプレキシー抑制用)などが用いられます。

  2. 安全確保:本症例のように「居眠り運転」などの重大事故につながるため、早期の診断と生活指導が非常に重要です。
     
     

【問66】 A さん(43 歳、男性)は統合失調症で通院していたが、服薬中断によって幻覚妄想状態が続いていた。ある日、A さんの父親に対する被害妄想が強くなり、父親へ殴りかかろうとしたところを母親に制止された。その後、A さんは母親に促されて精神科病院を受診し「薬は飲みたくないけど、父親が嫌がらせをするので、すぐに入院して家から離れたい」と訴えた。母親も入院治療を強く希望している。A さんの入院形態はどれか。

  1. 応急入院

  2. 措置入院

  3. 任意入院

  4. 医療保護入院
     
     
     
     
     
    【正解】 3

【30秒でわかる!ポイント解説】
精神科の入院形態を判断する問題です。ポイントは「本人が入院を希望・同意しているかどうか」です。Aさんは幻覚妄想状態ではあるものの、自ら「すぐに入院して家から離れたい」と入院の意思を示しています。本人の同意に基づく入院は「任意入院」となります。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 応急入院:不正解です。保護者の同意も得られず、すぐに入院させないと危険がある場合に、精神保健指定医の診察により72時間に限って行われるものです。

  2. 措置入院:不正解です。自傷他害(自分または他人を傷つける)の恐れが著しく、都道府県知事の命令により強制的に入院させるものです。

  3. 任意入院:正解です。本人が「入院したい」と言っており、同意があるため、これが優先されます。

  4. 医療保護入院:不正解です。本人の同意が得られない(または判断能力不十分)が、家族(保護者)の同意がある場合に入院させる形態です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 退院制限:任意入院であっても、精神保健指定医が入院継続が必要と判断した場合、72時間(特定の条件で24時間)に限り退院を制限することができます。

  2. 書面による手続き:入院時には、入院形態や退院請求、処遇に対する不服申し立ての権利を記載した書面を本人に交付する必要があります。
     
     

【問67】 A さん(55 歳、男性)は筋萎縮性側索硬化症(ALS)で、経口摂取と胃瘻による経管栄養を併用し、在宅療養することになった。
A さんと家族介護者への指導内容で適切なのはどれか。

  1. 水分は経口による摂取とする。

  2. 経口摂取中は頸部前屈位とする。

  3. 経管栄養剤以外の注入を禁止する。

  4. 注入時間に合わせて生活パターンを変更する。
     
     
     
     
     
    【正解】 2

【30秒でわかる!ポイント解説】
ALS患者の誤嚥予防と胃瘻管理のポイントです。球(く)麻痺症状により嚥下障害が進行するため、経口摂取時は誤嚥を防ぐ「頸部前屈位(うなだれる姿勢)」をとるよう指導します。水分は最も誤嚥しやすいため、無理せず「胃瘻」から補給するのが安全です。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 水分は経口による摂取とする。:不正解です。水や茶などのサラサラした液体は誤嚥のリスクが非常に高いため、水分補給は主に胃瘻から行うのが基本です。

  2. 経口摂取中は頸部前屈位とする。:正解です。顎を引くことで喉頭蓋が閉じやすくなり、誤嚥(気管への侵入)を防ぐことができます。

  3. 経管栄養剤以外の注入を禁止する。:不正解です。内服薬を溶かしたものや水分も、医師の指示に従い注入可能です。

  4. 注入時間に合わせて生活パターンを変更する。:不正解です。在宅療養では「生活に介護を合わせる」のがQOL維持の基本です。夜間に注入を行う、短時間で終わるタイプを選ぶなど、本人の生活に合わせたスケジュールを組みます。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. ALSの進行:運動神経が侵され、筋力低下、構音障害、嚥下障害、呼吸不全と進みますが、知覚や意識、眼球運動は保たれることが多いです。

  2. とろみ剤:嚥下機能に合わせて、水分や汁物に適切にとろみを付けて誤嚥を防ぎます。
     
     

【問68】 令和元年(2019 年)の介護サービス施設・事業所調査において、介護保険制度による訪問看護の利用者の特徴で正しいのはどれか。

  1. 要介護 5 の利用者が最も多い。

  2. 傷病別では悪性新生物が最も多い。

  3. 医療保険制度による利用者よりも多い。

  4. 要支援 1、2 の利用者は全体の利用者の 6 割を占める。
     
     
     
     
     
    【正解】 3

【30秒でわかる!ポイント解説】
訪問看護の利用統計に関する知識です。訪問看護は「介護保険」と「医療保険」の両方で提供されますが、現在、利用者数としては介護保険による利用の方が医療保険よりも多くなっています。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 要介護 5 の利用者が最も多い。:不正解です。要介護2〜4の利用者が比較的多く分布しており、5に集中しているわけではありません。

  2. 傷病別では悪性新生物が最も多い。:不正解です。介護保険の訪問看護利用者では「循環器系の疾患」や「脳血管疾患」などが多く、悪性新生物(がん)は医療保険の末期がん利用者などで多い傾向があります。

  3. 医療保険制度による利用者よりも多い。:正解です。高齢化に伴い、介護保険の枠組みで訪問看護を利用する人が増加しています。

  4. 要支援の利用者は 6 割を占める。:不正解です。要支援の利用者は少数であり、大半は要介護認定を受けた利用者です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 介護保険優先の原則:介護保険と医療保険のどちらも使える場合、原則として「介護保険」から先に使います。

  2. 医療保険になる例外:末期がん、厚生労働大臣が定める難病(ALSなど)、急性増悪時などは、例外的に医療保険扱いとなります。
     
     

【問69】 A さん(82 歳、女性、要介護 1)は 1 人で暮らしている。認知症と診断され、週 1 回の訪問看護を利用することになった。訪問看護師は、A さんが調理できなくなったので、配食サービスを導入したと介護支援専門員から情報を得た。初回訪問時に、A さんは季節外れの服を着ており、今日の日付を答えられなかった。トイレで排泄できている。訪問看護師が収集した情報のうち、手段的日常生活動作(IADL)はどれか。

  1. 調理ができない。

  2. 季節外れの服を着ている。

  3. トイレで排泄できている。

  4. 今日の日付を答えられない。
     
     
     
     
     
    【正解】 1

【30秒でわかる!ポイント解説】
ADL(日常生活動作)と IADL(手段的日常生活動作)の区別です。
・ADL:食事、排泄、入浴、着替えなど、最低限の身の回りの動作
・IADL:調理、掃除、買い物、金銭管理、電話など、社会生活を送るためのより複雑な動作
「調理」は IADL に該当します。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 調理ができない。:正解です。調理、管理、買い物などは IADL です。

  2. 季節外れの服を着ている。:不正解です。着替え(更衣)自体の動作は ADL です。季節外れを着るのは「見当識障害」や「判断力の低下」を示唆します。

  3. トイレで排泄できている。:不正解です。排泄動作は ADL の基本項目です。

  4. 今日の日付を答えられない。:不正解です。これは「認知機能(時間的見当識)」の評価であり、動作(ADL/IADL)ではありません。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 法(Lawton):IADLの評価スケールとして有名です。

  2. 看護の視点:IADLが低下すると一人暮らしの継続が難しくなるため、配食サービスや掃除のヘルパー導入など、早期の環境整備が必要になります。
     
     

【問70】 A さん(90 歳、男性)は要介護 3 となり、長男(60 歳)と同居することになった。長男は「親を介護することがこんなに大変だとは思わなかった。親が衰えてつらいと感じるのは自分だけだろうか」と訪問看護師に話した。
訪問看護師の対応で最も適切なのはどれか。

  1. 高齢者の介護方法について説明する。

  2. 訪問看護の時間中に長男に外出を促す。

  3. A さんの短期入所サービスの利用を勧める。

  4. 親の介護をしている介護者の了解を得て長男に紹介する。
     
     
     
     
     
    【正解】 4

【30秒でわかる!ポイント解説】
介護家族の精神的負担(介護負担感)に対するケアです。長男の「自分だけだろうか」という不安は、同じ立場の人から共感を得ることで軽減されることが多く、これを「ピアサポート(仲間による支援)」と言います。同じ悩みを持つ家族や、家族会の紹介は非常に効果的です。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 高齢者の介護方法について説明する。:不正解です。長男は「やり方」よりも「精神的つらさ」の共感を求めており、現段階ではズレた対応になります。

  2. 訪問看護の時間中に長男に外出を促す。:不正解です。一時の休息にはなりますが、「自分だけがつらいのか」という孤独感の解消にはつながりません。

  3. A さんの短期入所サービスの利用を勧める。:不正解です。レスパイト(息抜き)として重要ですが、長男の精神的訴え(親が衰えるつらさ)への共感としては不十分です。

  4. 親の介護をしている介護者を紹介する。:正解です。同じ悩みを持つ人とつなげることで、孤独感の解消と情報の共有(ピアサポート)を促進します。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 介護家族の孤立:特に男性介護者は、周囲に弱音を吐けず孤立しやすい傾向があるため、積極的なコミュニティへの橋渡しが有効なことがあります。

  2. 受容:訪問看護師はまず「大変ですよね」と受容し、その気持ちを肯定することも基本の対応です。


問71~80

【問71】 看護師等の人材確保の促進に関する法律で規定されているのはどれか。

  1. 人員配置基準に基づき看護師を配置する。

  2. 看護師等の資質の向上のための研修等を行う。

  3. 新入職員を雇い入れるときに健康診断を行う。

  4. 年 5 回の年次有給休暇を取得させることが義務付けられている。
     
     
     
     
     
    【正解】 2

【30秒でわかる!ポイント解説】
看護職の不足解消と、働きやすい環境づくりを目的とした「看護師等人材確保法」の問題です。この法律では、看護師等の「資質の向上」が重要視されており、病院などの開設者は、看護師等が研修を受けられるよう配慮したり、自ら研修を実施したりするように努めることが規定されています。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 人員配置基準に基づき看護師を配置する。:不正解です。人員配置基準(7:1看護など)は、主に「医療法」や「診療報酬」に関連する事項です。

  2. 看護師等の資質の向上のための研修等を行う。:正解です。**第5条(病院等の開設者等の責務)**に基づきます。

  3. 新入職員を雇い入れるときに健康診断を行う。:不正解です。これは「労働安全衛生法」に規定されている、事業主の義務です。

  4. 年 5 回の年次有給休暇を取得させることが義務付けられている。:不正解です。これは「労働基準法」の改正により定められた、すべての事業主に共通の義務です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 看護師等免許保持者の届出制度:保健師・助産師・看護師・准看護師が離職した際、住所や氏名などを都道府県ナースセンターへ届け出ることが努力義務化されました(都道府県ナースセンターが復職を支援しやすくするため)。

  2. 基本指針:厚生労働大臣が、看護師等の確保に関する施策の基本となる指針を策定します。

  3. ナースセンター:中央および各都道府県に設置され、無料職業紹介や研修、相談業務などを行っています。
     
     

【問72】 A 君(4 歳、男児)は地震による災害のため体育館に両親と避難し、2 週間後に仮設住宅に移動した。その後 1 か月経過したころから、A 君はわざと机や椅子をガタガタ揺らしながら「地震だ、逃げろ」などと騒いで遊んでいた。母親は仮設住宅に巡回に来ていた看護師に「A の遊びにどのように対応したらよいでしょうか」と相談した。
看護師の母親への説明で適切なのはどれか。

  1. 「すぐに児童精神科の医師の診察を受けましょう」

  2. 「危険な遊びにエスカレートしないよう、やめさせましょう」

  3. 「避難できたから安心だね、と声をかけながら見守りましょう」

  4. 「A 君に家の手伝いをしてもらい何か役割を担ってもらいましょう」
     
     
     
     
     
    【正解】 3

【30秒でわかる!ポイント解説】
災害後の子どもの「心理的ケア」に関する問題です。災害を再現する遊び(ポスト・トラウマティック・プレイ)は、子どもが圧倒的な恐怖体験を自分自身の力で「乗り越えよう(制御下に置こう)」とする自然な治癒過程です。これを無理にやめさせるのではなく、「もう避難できたから大丈夫だよ」と言葉で安心感を与えつつ、危険がないように見守ることが適切な対応です。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 「すぐに医師の診察を受けましょう」:不正解です。被災から1か月程度で見られるこうした遊びは正常な反応の範囲内であり、直ちに医療的な介入が必要な段階ではありません。

  2. 「やめさせましょう」:不正解です。遊びを通じて恐怖心を処理しています。無理に禁止すると、感情の出口を塞いでしまい、ストレスを増大させる恐れがあります。

  3. 「避難できたから安心だね、と声をかけながら見守りましょう」:正解です。子どもの表現を否定せず受け止めると同時に、「ここは安全である」というメッセージを具体的に伝えることで、子どもの不安を軽減し、安心感を育むことができます。

  4. 「何か役割を担ってもらいましょう」:不正解です。4歳児には負担が大きく、また現在の「遊びによる回復プロセス」を遮ることになります。まずは安心・安全の確保が優先です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 再現遊び:地震ごっこ、津波ごっこなどは、一見不謹慎に見えることがありますが、子どもなりのストレス対処法(コーピング)です。安全が確保されている場所であれば、無理に止めずに見守ります。

  2. 先行指標:もし遊びの中で感情が全く動かない、あるいは悪夢や過覚醒(小さな音に酷く怯える)が長く続く場合は、PTSDを視野に入れた専門的なケアが必要になります。
     
     

【問73】 発災直後、自家用車に泊まり生活を始めた避難者に発生しやすいのはどれか。

  1. 生活不活発病

  2. 静脈血栓塞栓症

  3. 圧挫症候群(クラッシュ症候群)

  4. 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
     
     
     
     
     
    【正解】 2

【30秒でわかる!ポイント解説】
車中泊を余儀なくされる被災者において最も警戒すべき身体合併症です。狭い座席で長時間同じ姿勢をとり続けると、足の血管(深部静脈)に血の塊(血栓)ができやすくなります。これが立ち上がった拍子などに肺の血管に飛んで詰まると死亡する恐れもあり、これを「静脈血栓塞栓症(エコノミークラス症候群)」と言います。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 生活不活発病:不正解です。動かないことで全身の機能が低下することですが、長期的な不活発によって起こります。発災直後の車中泊で特に警戒される「急死」に直結するリスクは 2 です。

  2. 静脈血栓塞栓症:正解です。水分不足(血液濃縮)と下肢の鬱血が原因です。

  3. 圧挫症候群:不正解です。倒壊した建物の下敷きになり、筋肉が長時間圧迫された後に救出された際、壊死した筋肉から毒素が全身に回る病態です。

  4. 心的外傷後ストレス障害(PTSD):不正解です。PTSDの診断には、症状が「 1 か月以上」続くことが条件となるため、発災直後の段階では「急性ストレス障害(ASD)」などが検討されます。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 予防:こまめな水分補給、足首を回すなどの軽い運動、可能であれば足を高くして休む、弾性ストッキングの着用などが有効です。

  2. 症状:片方の足だけのむくみ、痛み、赤みなどが現れた場合は血栓を疑います。
     
     

【問74】 A ちゃん(3 歳)は、両親(外国籍)と 3 人で暮らしている。来日して 1 か月が経った。2 日前に急性胃腸炎で個室に入院した。症状が改善し、経口での食事を再開することになった。看護師が訪室すると、香辛料の香りが部屋に充満しており、唐辛子の入った肉などのたくさんの料理が並べられていた。母親は看護師に気付くと「A は日本食には慣れておらず、食べられないので家で作ってきました」と話した。
このときの母親への看護師の対応で適切なのはどれか。

  1. 普段の A ちゃんの食事の内容を尋ねる。

  2. 栄養指導を受けるまで食事の持ち込みはできないと説明する。

  3. たくさん食べさせて A ちゃんの体力を回復させるよう伝える。

  4. 病院食を完食するまで、持ち込み食は食べさせないよう伝える。
     
     
     
     
     
    【正解】 1

【30秒でわかる!ポイント解説】
異文化看護(多文化看護)と、小児の急性期ケアを組み合わせた実戦的な問題です。外国籍で来日直後の家族にとって、日本の病院食は非常に馴染みが薄く、不安なものです。まずは家族の文化や習慣を否定するのではなく、「普段どのようなものを食べているのか」を情報収集(アセスメント)し、歩み寄ることから始めます。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 普段の A ちゃんの食事の内容を尋ねる。:正解です。家族の食文化を理解した上で、現在の病状(急性胃腸炎の回復期)に適した食材や調理法がないかを一緒に考えるための第一歩です。

  2. 持ち込みはできないと説明する。:不正解です。ルールの押し付けは家族を追い詰め、不信感を招きます。医学的禁忌がない限り、可能な範囲で配慮する方法を探ります。

  3. たくさん食べさせるよう伝える。:不正解です。急性胃腸炎の後は消化の良いものを少しずつ始めるべきであり、刺激の強い肉料理をたくさん食べるのは適当ではありません。

  4. 完食するまで食べさせない。:不正解です。嫌いな・慣れない食べ物を無理に完食させることは小児看護において適切ではありません。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 宗教的配慮:イスラム教(ハラール)やヒンドゥー教など、宗教によって食べられない食材がある可能性も常に念頭に置きます。

  2. 家族中心のケア:子どもの入院は家族全体の危機です。家族の不安に寄り添い、文化的なニーズを尊重することが、子どもの安心感にも繋がります。
     
     

【問75】 声帯の運動や緊張度を調節する神経を分枝するのはどれか。

  1. 三叉神経

  2. 顔面神経

  3. 舌咽神経

  4. 迷走神経

  5. 舌下神経
     
     
     
     
     
    【正解】 4

【30秒でわかる!ポイント解説】
脳神経の機能と、声(発声)のメカニズムの問題です。声帯を動かす筋肉を支配しているのは「反回神経(はんかいしんけい)」という神経ですが、この反回神経は、第10脳神経である「迷走神経」の枝です。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 三叉神経(第5脳神経):不正解です。顔面の知覚や、噛むための筋肉(咀嚼筋)を支配します。

  2. 顔面神経(第7脳神経):不正解です。表情を作る筋肉や、舌の前2/3の味覚を支配します。

  3. 舌咽神経(第9脳神経):不正解です。喉(のど)の知覚や、飲み込み(嚥下)に関与します。

  4. 迷走神経(第10脳神経):正解です。反回神経として声帯の運動を支配するほか、内臓の副交感神経としても広く活動します。

  5. 舌下神経(第12脳神経):不正解です。舌の動き(舌筋)を支配します。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 嗄声(させい):声がかすれること。手術(特に甲状腺手術など)で反回神経(迷走神経の枝)が傷つくと、声帯が片側動かなくなり、嗄声が起こります。

  2. 反回神経の走行:左側の反回神経は大動脈弓をくぐって戻ってくるため、右側よりも長く、損傷を受けやすいのが特徴です。
     
     

【問76】 乳房について正しいのはどれか。

  1. 月経前に乳房が張りやすいのはエストロゲンの影響である。

  2. 乳腺周囲の平滑筋はオキシトシンによって弛緩する。

  3. 乳腺はアポクリン汗腺が変化したものである。

  4. 乳房は褐色脂肪組織である。

  5. 乳管は乳汁を産生する。
     
     
     
     
     
    【正解】 3

【30秒でわかる!ポイント解説】
乳房の解剖生理に関する応用問題です。乳腺は、汗を出す「汗腺」が進化したものであり、特に「アポクリン汗腺」の仲間とされています。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 月経前に乳房が張りやすいのはエストロゲンの影響である。:不正解です。月経前に乳房を張らせ、浮腫を誘発させるのは主に「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の働きです。

  2. 乳腺周囲の平滑筋はオキシトシンによって弛緩する。:不正解です。オキシトシンは乳腺周囲の筋上皮細胞を「収縮」させ、乳汁を押し出す「射乳」を促します(弛緩ではありません)。

  3. 乳腺はアポクリン汗腺が変化したものである。:正解です。皮膚の構造の一部が変化して乳汁を分泌する器官になりました。

  4. 乳房は褐色脂肪組織である。:不正解です。乳房の大部分を占めるのは「白色脂肪組織」です。褐色脂肪組織は体温維持に関わり、乳児の肩甲骨間などに多く見られます。

  5. 乳管は乳汁を産生する。:不正解です。乳汁を作るのは「乳腺葉(乳腺胞)」であり、乳管は作られた乳汁を乳頭まで運ぶ「くだ」の役割です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. エストロゲン:思春期に乳管を発達させ、乳房を女性らしく成長させる役割があります。

  2. プロラクチン:脳下垂体前葉から分泌され、乳汁の「産生」を促します。

  3. 男性の乳腺:男性にも乳腺組織はありますが、性ホルモンの影響が少ないため通常は未発達です。
     
     

【問77】 小脳の機能はどれか。

  1. 睡眠と覚醒

  2. 姿勢反射の中枢

  3. 振動感覚の中継

  4. 随意運動の制御

  5. 下行性の疼痛抑制
     
     
     
     
     
    【正解】 4

【30秒でわかる!ポイント解説】
中枢神経系の役割分担を問う問題です。小脳は、大脳からの「体を動かせ」という指令(随意運動)を受けて、それをスムーズに行えるように調整したり、バランス(平衡感覚)を保ったりする「コントロールタワー」の役割を担っています。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 睡眠と覚醒:不正解です。脳幹の「網様体」などが主な中枢です。

  2. 姿勢反射の中枢:不正解です。「中脳」が主な中枢です。

  3. 振動感覚の中継:不正解です。深部感覚(振動覚など)は脊髄を通って「視床」で中継され、大脳皮質へ送られます。

  4. 随意運動の制御:正解です。筋肉の微妙な力加減やタイミングを調整し、滑らかな動きを実現します。

  5. 下行性の疼痛抑制:不正解です。痛みを脳で和らげる仕組みであり、主に「中脳(中心灰白質)」や「延髄」などが関与します。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 小脳失調:小脳が障害されると、手が震える(企図振戦)、呂律が回らない、まっすぐ歩けない(千鳥足)などの症状が出ます。

  2. 片足立ちテスト:小脳の平衡維持機能を簡便にチェックする方法の一つです。
     
     

【問78】 出生後の成長で、最も早く成人の大きさに達するのはどれか。

  1. 肝臓

  2. 心臓

  3. 脊柱
     
     
     
     
     
    【正解】 1

【30秒でわかる!ポイント解説】
小児の発達をグラフ化した「スキャモンの発達曲線」の理解を問う問題です。脳や脊髄などの「神経系」は、出生直後から急激に発達し、6歳頃には成人の約90%、12歳頃には成人の大きさとほぼ同じ(100%)に達します。これは他の臓器に比べて圧倒的に早いのが特徴です。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 脳:正解です。神経系に属し、最も早く完成に近い状態になります。

  2. 肺:不正解です。一般型に属し、身体の成長(身長・体重)に合わせてゆっくり大きく成長します。

  3. 肝臓:不正解です。一般型です。

  4. 心臓:不正解です。一般型です。

  5. 脊柱:不正解です。一般型に属し、思春期の急成長(スパート)を経て成人サイズになります。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. リンパ系型:胸腺やリンパ節など。12歳頃に成人の約2倍(200%)に達し、その後退縮して成人サイズに落ち着くという特殊なパターンを示します。

  2. 生殖器系型:睾丸、卵巣など。幼少期はほとんど成長せず、思春期に急激に発達します。

  3. 指導への応用:神経系が早く発達するため、幼少期にさまざまな動きや刺激を経験させる(ゴールデンエイジ)ことが運動能力向上に有効とされています。
     
     

【問79】 大動脈解離で真腔と偽腔(解離腔)が形成される。
偽腔が形成される大動脈壁の部位はどれか。

  1. 外膜

  2. 外膜と中膜の間

  3. 中膜

  4. 中膜と内膜の間

  5. 内膜
     
     
     
     
     
    【正解】 3

【30秒でわかる!ポイント解説】
緊急性の高い疾患「大動脈解離」の解剖学的な病態を問う問題です。大動脈の壁は「内膜・中膜・外膜」の3層構造になっています。内膜に亀裂が生じ、そこから流れ込んだ血液が「中膜」の層をバリバリと2層に引き裂いて、新しい血液の通り道(偽腔)を作ってしまいます。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 外膜:不正解です。一番外側の丈夫な膜です。ここが破れると完全に外出血(大動脈破裂)となり、即死のリスクが非常に高くなります。

  2. 外膜と中膜の間:不正解です。

  3. 中膜:正解です。弾性繊維に富む層ですが、ここが裂けるのが大動脈解離の定義です。

  4. 中膜と内膜の間:不正解です。

  5. 内膜:不正解です。一番内側の膜です。ここに穴(エントリー)が開くことが解離のきっかけになります。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 症状:突然の「引き裂かれるような」激しい胸背部痛が特徴です。

  2. スタンフォード分類:解離が心臓に近い上行大動脈にあるものを「A型(緊急手術が必要)」、それ以外を「B型(主に血圧管理)」と分けて対応を決めます。

  3. リスク因子:高血圧が最大の原因です。血管壁への負担を減らすため、厳格な血圧管理と安静が求められます。
     
     

【問80】 甲状腺クリーゼについて正しいのはどれか。

  1. 低体温となる。

  2. 致死率は 2% 以下である。

  3. 誘因として感染症が多い。

  4. 初期症状として徐脈を認める。

  5. 甲状腺ホルモンの欠乏症である。
     
     
     
     
     
    【正解】 3

【30秒でわかる!ポイント解説】
甲状腺機能亢進症(バセドウ病など)の患者に起こる、命に関わる緊急事態「甲状腺クリーゼ」の問題です。ホルモンが過剰になりすぎて身体の代謝が暴走し、多臓器不全に陥ります。治療を中断していたり、強いストレス(感染症や手術、外傷など)が加わったりしたことがきっかけ(誘因)で発症することが多いです。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 低体温となる。:不正解です。代謝が異常に高まるため、38度以上の激しい「高熱」が出ます。

  2. 致死率は 2% 以下である。:不正解です。医療が進歩した現在でも、致死率は 10〜30% と非常に高く、極めて危険な状態です。

  3. 誘因として感染症が多い。:正解です。風邪などの感染症や、糖尿病の悪化、ストレスなどがきっかけとなります。

  4. 初期症状として徐脈を認める。:不正解です。心臓が激しく拍動するため、激しい「頻脈(心拍数130以上など)」や不整脈(心房細動)が見られます。

  5. 甲状腺ホルモンの欠乏症である。:不正解です。むしろホルモンが「過剰(中毒状態)」になっている状態です。欠乏症による緊急事態は「粘液水腫性昏睡」と呼ばれます。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 精神症状:強い不安、焦燥、不穏、さらには昏睡(こんすい)状態に陥ることもあります。

  2. 看護:高熱に対する冷罨法、全身管理、家族への状況説明、そして何より「早急な救急処置への繋ぎ」が不可欠です。

  3. 診断基準:発熱、頻脈、中枢神経症状、心不全症状、消化器症状などをスコアリングして診断します。


問81~90

【問81】 転移性脳腫瘍の原発巣で最も多いのはどれか。

  1. 胃癌

  2. 乳癌

  3. 肺癌

  4. 大腸癌

  5. 子宮頸癌
     
     
     
     
     
    【正解】 3

【30秒でわかる!ポイント解説】
がんの遠隔転移に関する統計問題です。転移性脳腫瘍(他のがんが脳に転移したもの)の原因として最も多いのは「肺癌」で、全体の約半数を占めます。次いで乳癌、大腸癌と続きます。肺には毛細血管が豊富で、がん細胞が血流に乗って全身(特に脳)へ運ばれやすいためです。

【なぜ?がわかる詳細解説】

  1. 胃癌:不正解です。脳転移は比較的稀です。

  2. 乳癌:不正解です。肺癌に次いで多い原発巣ですが、1位ではありません。

  3. 肺癌:正解です。特に「小細胞癌」や「腺癌」は脳転移を起こしやすい傾向があります。

  4. 大腸癌:不正解です。

  5. 子宮頸癌:不正解です。

【さらに深掘り!関連知識】

  1. 症状:脳のどこに転移するかによりますが、頭痛、吐き気(頭蓋内圧亢進症状)、麻痺、けいれん、高次脳機能障害などが見られます。

  2. 治療:単発であれば手術、複数や深部であればガンマナイフ(放射線治療)などが検討されます。
     
     

【問82】 労働者災害補償保険法に規定されている保険者はどれか。

  1. 事業主

  2. 市町村

  3. 都道府県

  4. 健康保険組合
     
     
     
     
     
    【正解】 1

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