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グッドイナフ(Good Enough)思考法:完璧主義をやめて行動力を上げる3つのステップ

結論:完璧主義の呪縛は「これで十分(Good Enough)」という考え方で解き放たれます。

理由:完璧を求めるストレスが減り、最初の一歩を踏み出すハードルが劇的に下がるからです。

今回は、その具体的な考え方と、今すぐ使える3つのアクションを紹介します。

こんにちは、文翔です。
先日、友人に送るメールの文面を30分以上もこねくり回して、結局「これで本当に完璧だろうか…」と送信ボタンを押せずにいました。

完璧を求めすぎるあまり、身動きが取れなくなってしまう。まるで、DIOに時間を止められて、自分だけが動けないような、あの絶望的な感覚に陥ってしまいました。

この「完璧主義」という名の重力を振り払う、強力な考え方を提唱した人物がいます。


提唱者について

ドナルド・ウィニコット(Donald Winnicott)
1896年~1971年
出典:Wikipedia

ドナルド・ウィニコット氏は、イギリスの小児科医であり、精神分析家です。彼は20世紀の精神分析学に大きな影響を与えました。

ウィニコットは、ロンドンのパディントン・グリーン小児病院で40年以上にわたり、何千人もの赤ちゃんとその母親を診察しました。

その膨大な臨床経験から、彼は「完璧な母親など存在しない」という事実に気づきます。

そして、赤ちゃんが健やかに育つために必要なのは、完璧なケアではなく「ほどほどに良い母親(Good enough mother)」である、という画期的な概念を提唱しました。

この考え方は、育児の分野だけでなく、現代を生きる私たちが抱える「完璧主義」のプレッシャーから解放されるための普遍的な知恵として、今なお多くの人々に支持されています。

なぜ、私たちは最初の一歩が踏み出せないのか


結論として、私たちは「失敗」を過度に恐れ、100点満点以外を「間違い」だと考えてしまうからです。

新しい企画書、勉強の開始、部屋の片付け。何事も「やるからには完璧にやらなければ」というプレッシャーが、行動にブレーキをかけます。

これは、たった一つのミスも許されないという強迫観念です。しかし、最初から完璧なものなど存在しません。あの世界的な大ヒットサービスでさえ、最初はごくシンプルな機能から始まり、何度も改善を重ねて今の形になっています。

完璧な状態をスタートラインに設定してしまうと、永遠にスタートを切ることはできないのです。

完璧な準備などない。
大切なのは、まずスタートラインに立つことです。

「これで十分」と前に進むための3つのステップ


では、どうすれば完璧主義という名のスタンド攻撃を打ち破れるのか。ウィニコットの教えを応用した、3つのステップを紹介します。

1.「60点で提出」を自分に許可する


まず、どんなタスクも「完成度60%」で一旦完成と見なします。レポートでも、資料作成でも、まずは全体の骨格を作り、最低限の要件を満たした時点で「第一稿、完成!」と宣言します。

100点を目指すから動けなくなるのです。60点でいいと思えば、驚くほど気軽に取り掛かれます。そこからフィードバックをもらったり、時間をおいて見直したりして、80点、90点へと育てていけばいい。最初から究極生命体を目指す必要はないのです。

2.タスクを「5分でできること」に分解する

次に、大きなタスクを、5分で終わる小さな行動に分解します。「企画書を作成する」というタスクは、あまりに巨大で、どこから手をつけていいか分かりません。

そうではなく、「参考資料を3つ探す(5分)」「タイトル案を5個出す(5分)」「目次を作る(5分)」というように、具体的な行動にまで砕いていくのです。一つ一つの行動が小さければ、心理的な抵抗も小さくなります。5分だけなら、やってみようかな、と思えるはずです。

どんな大きな目標も、小さな行動の積み重ねから始まります。

3.「やらないことリスト」を作る

最後に、そのタスクにおいて「やらないこと」を明確に決めます。例えば、「この資料では、デザインの細部にはこだわらない」「このブログ記事では、すべての反論に答えようとしない」といった具合です。完璧主義者は、あれもこれもとスコープを広げがち。

あらかじめ「やらないこと」を決めておくことで、エネルギーを最も重要な核心部分に集中させることができます。これは、自分の能力を一点に集中させるための、賢い戦術です。

まとめ


完璧主義から抜け出すには、

①60点でOKと割り切り、
②タスクを5分単位に分解し、
③「やらないこと」を事前に決める、

という「グッドイナフ思考」が非常に有効です。

私自身、この記事を書くにあたっても「もっと良い表現があるはずだ…」と何度も手が止まりかけました。

しかし、「まずは60点でいいから書き上げよう」と自分に言い聞かせることで、なんとか完成させることができました。完璧はゴールではなく、プロセスの中で目指すもの。

この考え方は、クリエイティブな活動だけでなく、日々のあらゆる場面で心を軽くしてくれる、と実感しています。

今日からできること
1.先延ばしにしているタスクを一つ選び、5分だけ手をつけてみる(5分)

2.明日の仕事で「やらないこと」を一つだけ決めてメモする(2分)

3.自分の成果物に対して「まあ、これで十分だ」と声に出して言ってみる(1分)



いつも読んでくださって、本当にありがとうございます。

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参照元:
•Verywell Mind, "How to Overcome Perfectionism" (https://www.verywellmind.com/how-to-overcome-perfectionism-2795340)
•Lifehacker, "Break Big Tasks Down Into Insanely Small Ones to Get Started" (https://lifehacker.com/break-big-tasks-down-into-insanely-small-ones-to-get-s-1788823998)

出典:
•The School of Life, "The Good Enough Parent" (https://www.theschooloflife.com/article/the-good-enough-parent/)
•Psychology Today, "The 'Good Enough' Life" (https://www.psychologytoday.com/us/blog/pride-and-joy/201207/the-good-enough-life)
•Simply Psychology, "Donald Winnicott: The 'Good Enough' Mother" (https://www.simplypsychology.org/good-enough-mother.html)

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