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デレバレッジ(Deleverage)思考法:人生の「借金」を減らして身軽になる3つのステップ

結論:人生の様々な局面における「デレバレッジ(負債削減)」は、経済的・精神的な安定をもたらします。

理由:過剰な負債(借金、タスク、人間関係)を減らすことで、不確実な未来への耐性が格段に上がるからです。

今回は、今話題の経済用語をヒントに、私たちが今すぐできる3つのアクションを紹介します。


こんにちは、文翔です。先日、部屋の大掃除をしていたら、すっかり忘れていたサブスクサービスの年会費の請求書を見つけてしまいました。

ほとんど使っていなかったのに、お金だけが静かに引き落とされていた事実。これはまさに、気づかぬうちに背負っていた「見えない借金」です。この小さな絶望感が、今、世界経済の大きなテーマと繋がっています。

この「借金を減らす」という動き、つまり「デレバレッジ」について、世界中の投資家や政策決定者が注目しています。

その背景を読み解くと、一人の伝説的な投資家の哲学が見えてきます。

提唱者について


レイ・ダリオ(Ray Dalio)/1949年生まれ
出典:Wikimedia Commons


レイ・ダリオ氏は、世界最大のヘッジファンド「ブリッジウォーター・アソシエイツ」の創業者です。

彼は、歴史上の経済サイクル、特に国家や企業がどのように借金を増やし(レバレッジ)、そしてそれがどのように破綻し、借金を減らす(デレバレッジ)局面に入るかを徹底的に分析しました。

彼の著書『原則(Principles)』や『大きな債務危機』では、経済にはパターンがあり、歴史から学べば未来を予測できると説いています。

ダリオ氏によれば、多くの経済危機は、過剰な借金によって引き起こされます。そして、その危機を乗り越える過程で必ず行われるのが「デレバレッジ」です。

彼は、この痛みを伴うプロセスこそが、経済が健全さを取り戻し、次の成長に向かうために不可欠な段階だと主張しています。

今、世界経済がまさにこの局面に差し掛かっているのではないか、と多くの専門家が指摘しているのです。


なぜ今、「デレバレッジ」が注目されるのか


結論として、長年のゼロ金利政策で世界中に溢れた「安易な借金」の清算が始まろうとしているからです。

ゼロ金利時代、企業も個人も、非常に低いコストでお金を借りることができました。そのお金で投資をしたり、事業を拡大したりして、経済は成長してきました。

しかし、世界的なインフレを抑えるために金利が上昇した今、その借金の返済負担が急激に重くなっています。これは、レベルが低いうちに強力な武器をローンで買い、後から返済に追われる勇者のようなもの。

この過剰な借金(レバレッジ)が、経済の不安定要因となっているのです。そのため、企業や国家が借金を減らし、財務を健全化する「デレバレッジ」の動きが、今後の経済の大きなトレンドになると見られています。

経済も人生も、借金と資産のバランスが重要です。


人生を身軽にする3つの「デレバレッジ」術


この経済の大きな流れは、私たちの個人生活にも応用できます。人生における様々な「負債」を減らし、変化に強い自分になるための3つのステップを紹介します。

「時間の負債」を返済する

まず、「いつかやる」と先延ばしにしているタスクをリストアップし、一つずつ片付けます。

「面倒な手続き」「気まずい相手への連絡」「散らかった部屋の片付け」。これらは、私たちの頭の片隅に居座り、精神的なエネルギーを奪い続ける「時間の負債」です。

一つ片付けるごとに、脳のメモリが解放され、思考がクリアになります。まずは5分で終わるタスクから手をつけて、この見えない借金を返済していきましょう。

「人間関係の負債」を見直す


次に、自分に過度なストレスを与えるだけの人間関係から、そっと距離を置きます。

付き合いで参加しているだけの飲み会、会うたびに愚痴ばかり聞かされる友人。こうした関係は、あなたの時間と感情を消耗させる「人間関係の負債」かもしれません。

すべてを断ち切る必要はありませんが、参加する頻度を減らしたり、会う時間を短くしたりするだけでも、大きなデレバレッジになります。自分の心の平穏を守るための、勇気ある決断です。


時には、他者との距離を取ることが、自分自身と向き合う時間を与えてくれます。


「モノの負債」を整理する


最後に、一年以上使っていないモノを、思い切って手放します。

着ていない服、読んでいない本、使っていないガジェット。これらは、家賃や収納スペースという形で、静かにお金を消費し続ける「モノの負債」です。

物理的なスペースだけでなく、私たちの意思決定のエネルギーも奪います。「もったいない」という気持ちは分かりますが、それらを整理することで得られる心の軽さは、想像以上です。

フリマアプリで売る、寄付する、感謝して捨てる。自分に合った方法で、モノのデレバレッジを実践してみましょう。


まとめ


「デレバレッジ」とは過剰な負債を削減し、身軽になること。この経済の原則は、私たちの人生においても、

①時間の負債(先延ばしタスク)、
②人間関係の負債(ストレスな関係)、
③モノの負債(不要な所有物)

を整理することで応用できます。

レイ・ダリオの言うように、経済にはサイクルがあります。私たちの人生も同じで、色々なものを背負い込む時期(レバレッジ)と、それらを整理して次へ進む時期(デレバレッジ)があるのかもしれません。

今の自分がどちらの時期にいるのかを考える良いきっかけになりました。身の回りを軽くすることで、新しいチャンスを掴むための「余白」が生まれるのだと、強く感じています。

今日からできること


1. スマホのホーム画面で、1ヶ月以上使っていないアプリを一つ削除する(1分)

2. クローゼットを開けて、明らかに「もう着ない」と分かる服を1着だけ取り出す(2分)

3. LINEの友達リストを見返し、不要な公式アカウントを一つブロックする(1分)



いつも読んでくださって、本当にありがとうございます。

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参照元:

* Bloomberg, "Dalio’s Debt Cycle Framework Signals US Deleveraging Is Next" (https://www.bloomberg.com/news/articles/2023-05-15/dalio-s-debt-cycle-framework-signals-us-deleveraging-is-next)

* Psychology Today, "When It's Time to Let Go of a Friendship" (https://www.psychologytoday.com/us/blog/friendship-20/202207/when-its-time-let-go-friendship)


出典:

* Bridgewater Associates (Official Website) (https://www.bridgewater.com/)

* The New York Times, "Ray Dalio, Hedge Fund Guru, Is Also a Philosopher of Sorts" (https://www.nytimes.com/2017/09/08/business/dealbook/ray-dalio-principles-hedge-fund.html)

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