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『母の遺産 新聞小説』を読んで、新聞小説とは朝ドラのこととみつけたり

『母の遺産 新聞小説』(水村美苗)、上下巻をちびちび読み進めるのが幸福でしょうがないくらい、面白かった……!!!! いやはや。

五十代・子なし・フランス語の翻訳と非常勤講師の仕事をしている美津紀は、施設に入れてた母が思いのほか早く亡くなったことをきっかけに、自分の人生についてあらためて思いを馳せる。姉の奈津紀とともに、これからの人生について、そして母の遺産について話すうちに、母と関係、そして家族の過去について考えざるを得なくなったのだ。昔と違う夫の愛情、姉との待遇の差、ひどい扱いを受けてなくなった父、そして死ぬ間際まで業の深さを見せていた母とその母――つまり祖母の人生。そして美津紀は、ある有名な新聞小説の存在に行き当たる。

いや~~~面白かった。ちょっと似たテンションの作品としては『春にして君を離れ』とかがありますかね。あれよりも身につまされるけど。日本が舞台だし。でも『春にして君を離れ』が好きな人は好きな小説ではないだろうか。

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