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快楽の街 アムステルダム

 無事にアムステルダムへ到着。
 朝から飛行機かつ、それまで作詞の仕事をしてへとへとな状態で13時間のフライトはなかなかハードであった。機内で『TENET』『ゼロ・グラビティ』を観た。両作とも感覚がふわふわする映画であったので、到着の際の時差も合わさり、現実感がふわっと曖昧に。

そんななか、オランダは到着時点で求めていたデ・ステイルの影響で溢れており、電車に乗るだけでも、その美的感覚の違いにとんでもなく興奮してしまう。

 アムステルダムの風景もたいへん素晴らしく、まるでアニメの中の世界……具体的にはごちうさで観た街並みだ!と嬉しくなる。正しくはごちうさのモデルはヨーロッパの別の場所ではあるが(全体としてヨーロッパをイメージしている)。




 どこをどう撮っても絵になる、恐ろしいほどに美に溢れた国。
 せっかくなので絵画的な構図を意識して一枚。アニメの資料として申し分ない賑やかさ。


 アムステルダムで特筆すべきは、その景観だけでなく、欲望に対してたいへん忠実な地域性でしょう。

 『飾り窓地区』と呼ばれた一帯は、下着の女性がピンクの窓から男たちを直接誘い、中で交渉をする。そして周囲にはコーヒーショップと呼ばれるマリファナの喫煙所が点在。セックス&ドラッグが手軽に楽しめるうえで、規制するよりも許可と管理をした方が穏便だろうと国の大胆な判断。
 「性と薬物を大っぴらにしておくと実はみんな平和で幸せになるんじゃないか」という巨大な思考実験の体現を感じる。実際、みんなものすごく楽しそうに酒と薬をエンジョイ。たまに話しかけてくれたり、治安的にも僕は問題を感じなかった(沖縄の方が夜の治安は全然ヤバい)。人々がその場その場の快楽を全員で共有して「生きている」感覚を浴びます。

 窓から足を乗り出して音楽をエンジョイする少年。人間、これくらいノリノリで生活していきたいものである。

 アムス初の友人、サム。旅はもう少し続く。

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