【千葉豪雨】想定外は人ごとではないと実感した日
お盆という事で、昨日は千葉の実家に行っていました。
お墓で迎え火をやる予定だったのですが、
実家に着く前から土砂降り。
週間天気予報では木曜日が一番天気マシな感じだったのに・・。
「これ止み間あるのかなぁ?」と思いつつ、実家に到着。
母と妹と一緒に雨雲レーダーと睨めっこしていましたが、
真っ赤な表示は通り過ぎる気配がなく・・。
そのうち日が暮れてきたので
「今日はもう玄関でお迎えしよう」と、
玄関先で迎え火をしました。
その後も雨はじゃんじゃん降り続けていました。
実家の近くに川があって、子供の頃はよく氾濫していたので、
気になって2階に上がり水位を確認すると、
すぐに溢れる事はなさそうだったけど、
結構な高さまで水位が上がっていました。
実家は何度も床下浸水を経験しているのですが、
後に川幅拡張の工事がなされたり、
盛り土をして家の建て替えもしたので、
家が水に浸かる心配はあまりしていませんでした。
しかし実家の駐車スペースに停めいていた車が
水に浸かるのが心配になりました。
(車は盛り土してない所に停めている)
「19時過ぎれば小降りになるでしょう」と、
レーダーを見ながら言っていたのですが、
レーダーが更新されるたびに止む時間が延長され、
しまいには「あと3時間くらいこの調子みたい・・」と妹。
ニュースでは線状降水帯も発生したとのこと。
あと、3時間・・、川が氾濫しなくても、
下水が溢れてくる可能性は考えられました。
「早めに夕飯食べて帰るわ」
私はそう判断しました。
バタバタと夕飯を食べ、実家を後にしましたが、
その時川の水位は更に上がっていました。
私が家を出ると同時くらいに、
実家エリアの警戒レベルが5になったとLINEが入りました。
普段は川沿いの道を使うのですが、
危ないなと思い、高台に向かう道から、
高速のインターに出て、高速で帰ろうと思いました。
しかし、実家からほどない場所で、
通行止めになっていました。
「あれ? 戻った方がいいかな?」と、
思いましたが、迂回ルートがあるので、
まずそっちに回ってみました。
多少車が詰まっている箇所がありましたが、
インターの近くまでは行くことができました。
しかし、インターの入り口で大渋滞していたので、
隣のインターまで行こうとハンドルを切りました。
しばらく進むと、また少し渋滞していましたが、
ゆっくりながらも流れていたので、
そのままさらに進みました。
道の先に、交通誘導の赤い手持ちライトが見えました。
「あ、また通行止めなのかな?」
そう思っても後ろから車が来ていて、戻れません。
対向車もいたので、ひとまず誘導の人がいる所まで進んだ所で、
「あ!」となりました。
道路が冠水していたのです。
水位は人の足首くらいでしたが、
対向車は水しぶきを高く上げて、そこから水が入りそう。
「やばい」と思っても遅く、
右か左かに行くしかありません。
「右か!? 左か!?」
とっさに判断しなければいけませんでしたが、
左の方がインターに近づけるルートだったので、
左を選びました。
「この先どうなっているんだろう・・」
不安いっぱいで左に曲がると、
冠水は続いていました。
立ち往生している車も何台かあり、
それを避けながらの走行。
まさしくニュース映像でよく見る場面の中にいました。
私の車はもう20年くらい乗っている古いものですが、
「あ、今日がこの車の最後かもしれない・・」と、
頭をよぎりました。
さらに進むと、高速をまたぐ陸橋になっていました。
陸橋の上は水はなく、
でもきっと降りた先に水がたまっているだろうなと予想したら、
案の定また水たまりになっていました。
陸橋を降りてインターに近づく方向に曲がりましたが、
その先も水たまりは続いていました。
すでにギリギリな感じでしたが、
「この先もっと深くなったら・・」と先を案じていると、
道路脇に運送会社かなにかのトラックが
何台か停まっているスペースがありました。
そこには水はありません。
トラックももう出動する気配はなかったので、
しばらくそこに車を止めて、
AIに「こういう状況だけど、どうすればいいか」相談しました。
スマホもAIも普段はいらないと思うタイプですが、
昨日は助かりました。
AIによると、雨がこの先小降りになるようだったら、
30分〜1時間で水が引くので、
このまま待機が得策とのこと。
幸いレーダーではこの先真っ赤な所はやって来なさそうです。
「仕方ない・・」
と、しばらくそこで様子を見る事にしました。
道路の反対側では、私と同じ様にバイクの人が二人くらい、
歩道で水が引くのを待っていました。
小一時間くらい待ったところ、
少し水位が下がったかなと思った時に、
バイクの人たちも動き出したので、
意を決して私も車を出しました。
「この先水が深くなりませんように!」
お盆で戻って来ている父よ、守っておくれ〜。
その願いが通じたのか(?)、
その水たまりを抜けた先は水がなく、
スムーズにインターまで辿り着けました。
この途中も乗り捨てられた車がありました。
高速に乗ってからは難なく家に帰れました。
つくづく思ったのは、「このルートなら大丈夫だろう」と思っても、
先には何があるかわからないこと。
ほんと、災害時は全てが想定外になるのだなと、
身をもって体験しました。
そして、家や出先が安全だったらなるべく動かない方がいい。
私は車の水没が心配で実家を出てしまったけど、
家を出ても水没する可能性があるから、
それなら実家にとどまった方が良かったのかもしれないと、
反省しました。
ニュースとか見て「なんでこういう所に行っちゃうのかな?」と、
思ってましたが、みんな好き好んで行っているわけではなく、
気づいたらこうなってたっていう方が多いのかもしれない。
ただ、家にいても危険な場合もあるしね。
ほんと、想定外の事態は予測が難しいなと実感した出来事でした。
<2026/8/17追記>
冠水した道路に入ってしまう心理として、
自分が感じたことをメモしておきます。
・気づいた時にはもう目の前が冠水していた。
(前に車がいると先が見えない)
・前の車が走っているので、「行けるのかな?」と思ってしまう。
・後ろからも車が来ているので止まれない。
・交通量がそこそこあると、Uターンもできない。
今回、私はトラック置き場に退避したので、
難を逃れましたが、水が引くのを待っている間にも、
ほとんどの車が水の中を通過して行きました。
私が停車することを思いついたのは、
通行止めで左右にしか進めない時に、
2台前の車が、左の角地にあったガソリンスタンドの敷地に入って、
おそらくUターンしたと思います。
私もそこに退避しようか?と躊躇しているうちに、
車の流れで角を左折してしまったので
(その直前では左折したらもしかしたら水がないかもしれないと、
わずかに思ったかもしれません)、
次に逃げられそうな場所があったら、一旦止まろうと思えました。
そのガソリンスタンドに入った車を見ていなかったら、
私も冠水路を彷徨ってしまったかもしれません。
冠水路を進んでしまう心理としては、
「早くこの場を切り抜けたい」というのが大きいのかもしれません。
早く抜けた方がいい場合もあるけど、
その後の雨の振り方によっては、しばらく待てば水は引くので、
まずはレーダーで雨の振り方を予測して、
小降りになりそうであれば、
安全そうな所に退避する事をおすすめします。
