やっぱり、バターは美味しい
最近、カロリーに煩い人が増えましたね。体につきにくい油なども売りだされています。
バターは美味しいし、料理に使うと味にコクがでます。が、そうした風潮で、バターを使う時に、少し罪悪感を抱いていました。
分子生物学者の山田豊文先生の講演会で、「こうした油には人体実験の裏打ちがない、あなたたちが人体実験をしているようなものだ」という話を伺いました。
目からうろこ。
だったら、バターでいいじゃない。人間は何百年もバター食べてきたんだし、と思いました。もう、人体実験済んでるわけですよ。
山田先生の提唱する、自然な食生活に沿っていないかもしれないけれど、バターの原料は牛乳ですから、化学薬品のような添加物はありません。カロリー的な問題は、自制心に頑張ってもらって、摂りすぎなければいいのです。
フランス人は、バターがないと頑張れないらしく、ロシア遠征を計画していたナポレオンは、兵士の士気を鼓舞するため、凍って使えなくなるバターの代わりにマーガリンを開発させました。最初のマーガリンですから、多分あまり美味しくなかったのではないかと思います。1812年に始まった対ロシア戦で敗北したのは、このマーガリンにも一因があったのかしら?
オーストラリアのお土産にいただいたバターは、卵の黄身色で味も濃厚でした。餌のせいなのか、牛の種類なのか、うらやましく思いました。そういえば、デニッシュぺストリーの本に、デンマークのバターや牛乳の味が日本のとは違うので、現地のような味にはならない、と書いてありましたが、こういうことなのでしょうね。
癖がなくて、上品と、愛好家も多いカルピスバターは、白っぽくてあっさりしています。カルピスを作る過程でできるものだそうです。
私は、こってりとしたバターが好きなので、カルピスバターより安価なバターを使っています。マドレーヌやフィナンシェ、バターの風味で食べるお菓子が美味しくできます。
多分、子供に一番作ってきたおやつは、マドレーヌとフィナンシェですね。どちらも日持ちするし、すぐできるし、型がいろいろあって楽しいし。
ベシャメルソースやバターソースも、美味しいバターだと美味しくできます。かのフェルナン・ポアン(フランスの当時三ツ星レストラン、ラ・ピラミッドの故オーナー)の口癖ではありませんが、「もっとバターを、いつもバターを、常にバターを」。
日本人ですから、和食も食べるし、時にバターたっぷりの料理でもいいのではないかしら。
